2月21日(土)日本橋女学館高等学校・演劇研究系列クラス「一年次学年末授業発表会」が行なわれた。仮校舎4F会議室ホールが会場である。3時限目は、その準備に取り掛かる。折りたたみ長机やパイプ椅子を撤去し、簡素ではあるが、舞台を設置し、照明効果のために暗幕を張り、客席作りをする。学校職員・担当講師・生徒たちが協力して作業が進められる。
昨年は、仮校舎体育館を会場に現2年生が元気いっぱいに演技をし、来月卒業する3年生の場合は、2年前旧校舎講堂で記念すべき「第1回・一年次学年末授業発表会」を披露した。来年からは、現在建設中の新校舎(地上8F地下1F)5F多目的ホールに発表会場が移ることだろう。
さて、会場の準備が整うと、音楽が流れてリハーサルに入る。演技する顔は上気して、額にはうっすらと汗が滲んでくる。11:30「開場」。生徒たちは舞台の右左に設置された「幕」内へ姿を消し、ピーンと張りつめた緊張感が会場に漂う。保護者の方々、お客様、教職員の方々が次々に客席を埋めて下さる。三脚にビデオカメラを装着し撮影態勢に入っているのは、3年生だ。今年は、二人の先輩が後輩たちのために開場準備や映像記録に参加してくれている。
4時限目のチャイムが鳴り、短い挨拶の後、すぐに開演となる。「ダンスと歌・朗読『ごんぎつね』・演技『魔女たち』・『森の妖精たち』・ダンス」という内容はほぼ3年間変わらないが、今回は、オーディション会場での劇中劇という趣向になった。生徒たちの要望を生かして全体の構成を立て、自らも「審査員」という役を演じ、その上、照明・音響を操作したのは、主担任の久保田先生である。私は授業で、朗読と演技の指導を担当したに過ぎない。
発表は素晴らしかった。細かいミスや失敗もいくつかあったが、15・16歳のパワーと1年間真摯に学んだ成果があふれ出たステージだった。お招きした3人のお客様(楠原偕子先生=演劇研究系列クラス・トータルアドバイザー、安田比呂志先生=日本橋学館大学、井上優先生=明治大学)からも、「感動された」とのお言葉があり、演劇という芸術の本質・演劇を学び協働して作る意義を語ってくださった。校長先生からは、「演劇を、でなく、演劇で(学ぶ)」ことの大切さや、開講以来初めて3学年揃った演劇研究系列クラスの存在を広めていきたい、とのお話があった。微力ながら、私も授業内容の更なる充実に努めていこうと思う。
*写真左上・中、会場準備。左下、リハーサル。写真下、翌週の授業で「発表」の映像に見入る生徒たち。
昨年は、仮校舎体育館を会場に現2年生が元気いっぱいに演技をし、来月卒業する3年生の場合は、2年前旧校舎講堂で記念すべき「第1回・一年次学年末授業発表会」を披露した。来年からは、現在建設中の新校舎(地上8F地下1F)5F多目的ホールに発表会場が移ることだろう。
さて、会場の準備が整うと、音楽が流れてリハーサルに入る。演技する顔は上気して、額にはうっすらと汗が滲んでくる。11:30「開場」。生徒たちは舞台の右左に設置された「幕」内へ姿を消し、ピーンと張りつめた緊張感が会場に漂う。保護者の方々、お客様、教職員の方々が次々に客席を埋めて下さる。三脚にビデオカメラを装着し撮影態勢に入っているのは、3年生だ。今年は、二人の先輩が後輩たちのために開場準備や映像記録に参加してくれている。
4時限目のチャイムが鳴り、短い挨拶の後、すぐに開演となる。「ダンスと歌・朗読『ごんぎつね』・演技『魔女たち』・『森の妖精たち』・ダンス」という内容はほぼ3年間変わらないが、今回は、オーディション会場での劇中劇という趣向になった。生徒たちの要望を生かして全体の構成を立て、自らも「審査員」という役を演じ、その上、照明・音響を操作したのは、主担任の久保田先生である。私は授業で、朗読と演技の指導を担当したに過ぎない。
発表は素晴らしかった。細かいミスや失敗もいくつかあったが、15・16歳のパワーと1年間真摯に学んだ成果があふれ出たステージだった。お招きした3人のお客様(楠原偕子先生=演劇研究系列クラス・トータルアドバイザー、安田比呂志先生=日本橋学館大学、井上優先生=明治大学)からも、「感動された」とのお言葉があり、演劇という芸術の本質・演劇を学び協働して作る意義を語ってくださった。校長先生からは、「演劇を、でなく、演劇で(学ぶ)」ことの大切さや、開講以来初めて3学年揃った演劇研究系列クラスの存在を広めていきたい、とのお話があった。微力ながら、私も授業内容の更なる充実に努めていこうと思う。
*写真左上・中、会場準備。左下、リハーサル。写真下、翌週の授業で「発表」の映像に見入る生徒たち。