サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

映画館ごもり

2017年12月27日 | サカタだよ
内容はともかく映画がらみで今年いちばん思い出深かったのは、他に誰も客がいない状態で
お静かにといわれてもね……とか、1人さびしくツッコミながら見はじめた『散歩する侵略者』が
こわくて、侵略された人類の生き残りになったみたいだったことです。1人になりたくて映画館に
こもっても誰もいないと調子狂いますね。


あっちは2人でこっちは1人か

1年間、どんな映画を見たのかあらためて振り返ると、1月5日にDVDで見た『グーニーズ』が
最初だったようです。6日にテレビで『ゴールデンスランバー』見ました。そういうのも含めると、
数えたら今年は100本近く見てました。暇なんでしょうか。年末にあたり、10本だけ思い出して
書きとめようと思います。そうです年末で暇なんです。


ブラック&クローム版

映画館でカラーで見た『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を、映画館でブラック&クローム版で
もう一度見たのは今年でしたか。どうせ、ヒット作を白黒で上映し直して儲けまくるつもりでしょ?
と、眉唾で鑑賞したんですが面白かったです。カラーよりモノクロのほうがスケール感ありました。
映像技術が進歩してIMAXとか3Dとか4DXとか止まりませんが、モノクロがいちばんだったり。


沈黙 ―サイレンス―

これもモノクロだったらよかったのに……遠藤周作の長編小説をハリウッドで映画化した『沈黙』
ですが、パードレも隠れキリシタンも英語をしゃべってるのはアメリカ映画だからしょうがないかと
思ってたら全員ポルトガル語しゃべってる設定でびっくり。原作ではデウスを大日と訳したことが、
キリスト教の変容のはじまりとされていましたが、映画では神の子のSONをSUNと誤解したのが
変容のはじまりとなっていて、そりゃポルトガル語じゃなくて英語だろうとズッコケました。


相棒 -劇場版IV―

亀山くんの相棒にくらべたら、どうせ物足りないんでしょ? と、神部くんのときもカイトくんのときも
眉唾で鑑賞しましたが、今回もやっぱりそうでした。何くんでしたっけ……冠城くんの存在感が薄い
から他のキャストをたくさん投入して厚みを出そうとしたのでしょう。結果的に過去の作品を下敷き
にしたパロディか、パクリのように見えてしまいました。


ラ・ラ・ランド

どうせ脈絡もなく歌ったり踊ったりするミュージカル映画でしょ? と眉唾で鑑賞したら、まったくその
通りの映画でしたが、見ている間はとても楽しかったです。そんなに都合よくジャズの店が流行るか
なあとか、いろいろ冷静になると腑に落ちない点もありますが、いつか飛行機の中でもう一度見たら
やっぱり見ている間はとても楽しかったです。


レゴ・バットマン・ザ・ムービー

どうせ子供向きでしょ? と眉唾で鑑賞しましたが面白かったです。実写(というかSFX)で駄作を
見るより、レゴブロックでちゃんと作った映画を見るほうが断然いいですね。もともと漫画なんだし。
ちなみに、駄作というのは『バットマン vs.スーパーマン』のことです。あれは本当にひどかった……
予算をかけた超大作がこける典型例でした。


ゴースト・イン・ザ・シェル

どうせ日本のアニメをハリウッドで雑にリメイクしたんでしょ? と眉唾で鑑賞しましたが、じつに
その通りの映画でした。『ゴースト・イン・ザ・シェル』と『イノセンス』のアニメ映像をダイジェストで
実写化、ストーリーを簡略化して1本にまとめました、という感じです。実写があまりにもアニメに
そっくりすぎて、オマージュというよりパクリに見えてつらかった。ネタが枯渇しているハリウッドが
外国映画のパクリに活路を見出して、またやったか! と。キャストもあまり感心しませんでした。
吹き替え版の声がオリジナルの映画2作と同じで、その点は聞きごたえありました。


ローガン

ウルヴァリンが弱っていると思ったら、チャールズが老いてボケている……ミュータントがみんな
いなくなったのは人間が仕組んでやったこと、という設定が娯楽作品としてはどうなんだろうかと
思いながら見ていたら、チャールズは死んでしまうし、ウルヴァリンも死んでしまう。残虐シーンに
見どころがあります。これまでのX―MENシリーズとはそこが違います。


メアリと魔女の花

『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』の監督がジブリから独立して作った映画だと
聞いたので、どうせ小品でしょ? と眉唾で鑑賞したら、非常にジブリの大作を意識して作られた
マーケティングの賜物みたいなアニメでした。よくも悪くも面白かったです。


ジョジョの奇妙な冒険

原作の荒木飛呂彦が、主役の仗助にジャニーズのタレント(松本潤)を起用することに反対した
と聞いたときから、ずっと注目していました。結果としてジャニーズ抜きのキャストが適材適所に
収まったと、原作の漫画を読んでたら感じるでしょうけれど、読んでなかったら「何この映画?」
となるでしょう。アクション映画というよりも、コメディ映画になってました。第一部と銘打ってあり、
きっと三部作ぐらいの予定だったのに、興行成績よくなかったので続編が出来るかどうか……
個人的には、スタンドも本体も「ザ・ハンド」がよかったと思います。


君の膵臓をたべたい

どうせ女の子が病気で死ぬ話でしょ? と眉唾で鑑賞したら病気で死ぬのではなかった……
そこがうまいところで、原作どうなってるんだろうと小説を読んだら、小栗旬も北川景子も登場
する余地がない筋書き。きっと、学生の男女が出演するだけでは観客が集まらないと映画の
製作陣が判断して、どうせ脚本を小栗旬と北川景子ありきで作ったんでしょ? その効果も
あったのかヒットして、ロングラン上映してたので見た次第です。笑顔で「死ぬよ?」っていう
シーンがいいですね。

関連記事:  シネマGAGA
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