サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

シネマGAGA

2016年12月07日 | サカタだよ
最後にアッとおどろく大どんでん返しを仕込んでありますので、どうぞ10本目の映画までおつきあいください。
2016年、映画館でどんな映画みたかな? ふりかえって10本にしぼりました。

この『猫なんかよんでもこない。』は、みるつもり全然なかったんですが、ひますぎて映画館に寄ったら時間が
ちょうど合ったのでチケットを買いました。もう2月だったと思います。前の年の秋だか『先生と迷い猫』という、
イッセー尾形が主演の猫映画みて面白かったので、この猫映画どうかな? と軽い気持ちでみました。

たいした話ではないのですが、猫2匹が人間以上の演技をしています。それがすごい! 原作の猫マンガを
映画化した経緯があるので、ときどき猫アニメが挿入されるのですが、それが全然かわいくない! なぜ、
この猫マンガを映画化しようと思ったのか首をかしげながら、実写の猫の演技力(じつは人間の演出力)の
ものすごさに、奇跡を感じたことでした。映画って、期待してないと実に素晴らしいですね!



『マッドマックス 怒りのデスロード』の公開は2015年ですが、暴力シーンの連続で退屈そうだなと思ったので
放置していたんです。ところが評判があまりに高いので、2月になってようやく映画館でみたら面白い。設定の
バカバカしさと映像の独特さ、いや~期待してない映画って本当に素晴らしい!

しかし、元々の『マッドマックス』で主人公が失ったのは男の子だったのに、女の子の幻影に主人公が囚われて
いるのが不思議でした。それから『マッドマックス2』でクラッシュしたはずの愛車、インターセプターに主人公が
また乗ってるのがおかしい。

インターセプターが健在ということは、『怒りのデスロード』はオリジナルの『マッドマックス』と『マッドマックス2』
のあいだに起きた出来事で、そのあいだに主人公が女の子を死なせる経験をしたんでしょうね。



快、感……! が、あんな取ってつけたようなシーンになっちゃってるとは驚きでした。プロモーションビデオの
長いやつに、お金を払ってつきあわされた。そんな感じかな? 『セーラー服と機関銃 -卒業-』には、さぞかし
ファンがつめかけていると思って3月に足を運んだら、つめかけてるのは自分くらいで映画館ガラガラでした。
大コケ?

この映画の大ヒットを機に、橋本環奈が九州のアイドルグループを卒業して、一気に女優として花開きますよ
と鳴り物入りの作品でした。今年最大の期待ハズレかと思ったら、もっと期待ハズレな超大作が!



対決じゃなかったし、変なバケモノ出てくるし、クリストファー・ノーランの3部作は首かしげながらも楽しめた
けど、どうにかこうにかノーランが築こうとしたバットマンのリアリティ全部おじゃん! ひどかった……当分、
映画館で映画みるのやめようと思いました。

そして『バットマン』(1989)、『バットマンリターンズ』(92)、『バットマンフォーエバー』(95)、『バットマン&
ロビン』(97)をDVDでみて、葬式気分に浸ったものです。ノーラン3分作もついでに鑑賞したり。



ひさしぶりに映画館でみる気になったのが、『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』。とても逆説的な映画で、
すごく面白かった。アメリカ人はアメリカが一番だと思っているけど、そうじゃないよと証拠を示していきながら、
もう一度ひっくりかえす。アメリカ人の何%ぐらいが意味を理解できるんだろう?



渋谷パルコPART3の8階にあったシネクイントが閉館する直前に上映していた『シング・ストリート 未来への
うた』は、アイルランドの少年たちがモテるためにバンドを組んで、プロモーションビデオをつくる話なんだけど、
そのプロモーションビデオが80年代にありそうな絶妙な出来で、どれも楽しかった。それだけでも価値がある。

ダメな兄貴が非常によくて、ダメな兄貴のおかげで弟が現在どうなってるか示すエンディングがまたよかった。



『シン・ゴジラ』は確かに面白かったけど、庵野秀明監督がゴジラを作ればこうなる、というのをやりきっている
感じで、2回も3回もみる人が続出しても1回でいいと思った。



『X―MEN アポカリプス』は本編が144分あって長いのに、映画館で4回みてしまった。これまでのシリーズが
すべて生かされていて、この夏はゴジラよりこっちだと思ったが世間はゴジラだった?



そのゴジラを超えてリピーターが多いみたいだったので『君の名は。』をみたら、なるほどこれはすごいアニメだ。
でも1回みれば十分かも。



脚本と小説を同じ人が、ほぼ同時進行で書いている『超高速!参勤交代リターンズ』は映画館でお客さんが爆笑
していてすごかった。脚本と小説は土橋章宏さん。そういえば、『君の名は。』も脚本と小説を同じ人が書いている。
いいこと考えた、と思って新海誠さんの『小説 君の名は。』について『超高速!参勤交代 老中の逆襲』(小説)の
土橋章宏さんに、クロワッサンで書評をお願いしました。

小説と脚本の違いとか、両方を書いているから見えることとか、ジャンルは違えど映画と小説いずれにも取り組む
かたならではの書評が読めるんじゃないかと。

12月24日発売号に載るので
おぼえていたら読んでね~~
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