銅言鉄言集

ギリシャ神話では金の時代、銀の時代、銅の時代、英雄の時代、鉄の時代……と人がだんだん
退化してきたことになっていて、いまなお鉄の時代なので、人々は自らの利益のためなら手段を
選ばない卑しい性質を持ちます。金言も、ブログで銅言や鉄言に退化します。退化させてるのは
ぼくですけど笑。

信じる者は救われぬ　とか
信じる者は巣食われる　とか

以前ここで、金言にまぜものをして純度を下げたら、それを読んだ人からこういう銅言、鉄言が
寄せられました。

信じる者はすぐ割れる

たしかに、宗教でも政治でも、信念が強いほどすぐに分派して、激しい争いをはじめますよね。
そこいくと、信念のない宗教団体や政党は結束が強いですね。いっけない、ブログで宗教とか
政治の話をしないようにお婆ちゃんにいわれてるのに……あっ、お婆ちゃん死んだとき、まだ
世の中にブログなかったっけ。

腐っても体内

こんなのを送ってくれた人もいます。ブログを読んでくれている人、けっこういるんですよね。
自分ぐらいしか読んでないかと思ってました……元ネタは、腐っても鯛ですね。いいものは
腐ってもいい。そんな意味かな？　CoCo壱番屋のビーフカツを引き取った愛知の廃棄業者
は、ダメなものを腐ってもったいないからとスーパーマーケットに卸したから、買ったお客さん
腐っても体内ですね。いやな時代ですよ。



今年の流行語大賞は、ゲスかもしれませんね。まだ４月なので、これからどうなるか予断を
許しませんが……こんなのを送ってくれたフィジカルトレーナーさんもいます。

人の不倫見てわが不倫直せ

直らないんだな、これが。人の不倫見てわが不倫隠す、自らの利益のために手段を選ばない
卑しい性質の「鉄の時代」の人間たちが、わが不倫隠して人の不倫たたく。ベッキー休業する
みたいなね。ゲスの極み、鬼畜の所業、鬼どもの宴。

親ふとり子ふとり

ここからはオリジナルです。オリジナルといっても、元ネタをねじってリニューアルしてるだけ
ですが……その元ネタは、親ひとり子ひとり。大体、親が太ってたら子も太ってる場合が多い
から、親ひとり子ひとり、親ふとり子ふとり、＆両親が痩せてる核家族なら？

俺ひとり小太り

っていうのも、あるあるですね。たまに小太りじゃ済まなくて、俺ひとり激太りっていう家庭も
ありますが、ほっといてください。

お客ひとりオペレーションひとり

飲食店でオペレーション（店員）ひとり、お客も自分ひとり。そんな状況になると気まずいです。
マンツーマン。飲食店にかぎらず、洋服屋さんとかでもそうですが。

これは、ひとりの人間にとっては大きな跳躍だが、人類にとっては小さな一歩である

なにか成し遂げた気分のとき、また成し遂げた気分の人を見たとき、心の中でこの銅言、鉄言
を唱えるとよいでしょう。たしか、月かどっかに行った誰かが「これは、ひとりの人間にとっては
小さな一歩だが、人類にとっては大きな跳躍である」ってドヤ顔したんですよね。しかし、現実は
だいたいその逆なんですよ。宇宙まで出かけて自分中心に物事を見るとは残念な。



何人寄れどもんじゅの事故

三人寄れば文殊の知恵、といいますが、何人寄れどもんじゅの事故は起こってしまいますし、
もんじゅだけではないので何人がかりでもプロメテウスの火は制御できない……鉄の時代の
人間には無理ってことですね。

七転びやや起き

七転び八起き、のような威勢のいいスローガンを掲げても、ちゃんと復興しないうちに過去を
忘れて七転びやや起き……むしろ、七転八倒を招きそうな感じ。まさに鉄の時代らしい。

人はパンの耳に生きるにあらず

パンの耳をもらって生活しながら、理想を忘れることがない。人はパンのみに生きるにあらず
というには、パンの耳で生活してるから多少おこがましいけれど、人はパンの耳のみに生きる
にあらずだと舌かんじゃいそうなので簡略化して、パンの耳に生きるにあらず。

蛮勇飲力

ニュートンは木からリンゴが落ちるのを見て万有引力を感じたみたいですけど、お酒の席では
蛮勇飲力の働きを感じることがよくあります。



あなたも大トラに変わりますか～♪

あなたもオオカミに変わりますか～♪　石野真子の歌ですね、金言でも格言でもなくて……。
かえうたのコーナーになってしまいそうなので軌道修正します。

我ら思うゆえに我ら蟻

蟻がみんな「我思うゆえに我あり」なんてデカルトみたいなこと考えてたら、「我ら思うゆえに
我ら蟻」ってなっちゃって気持ち悪いですね。うっかり踏んだら大変……パスカルが「人間は
考える蟻である」とか思いそう。「我ら白いゆえに我ら白蟻」とか「我ら働くゆえに我ら働き蟻」
とか「我ら思わずゆえに我らあらず」とか、蟻を見てると飽きませんよ。



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