いつかランニングの取材で福岡に行ったとき、自主的に延泊して佐賀の吉野ヶ里遺跡を見学して驚いた。
弥生時代の環濠集落が、戦国時代の城郭にしか見えなかったのだ。
たとえば、この逆茂木(さかもぎ)……いつか関ヶ原の古戦場を歩き回ったときも、まったく同じ逆茂木が
おびただしく打ち立てられていた。
リンク : 関ヶ原の逆茂木のことが書いてある2011年の散歩ブログ
環濠だって堀だし、やぐらは素材が違うだけで弥生時代にも戦国時代にもあり、石垣と瓦の有無のせい
で印象が違うとはいえ、環濠集落も城郭も似たり寄ったり。
弥生時代は戦国時代だった……といって悪ければ、群雄割拠の戦乱の世で、やってることは戦国時代。
農繁期は米作りに勤しみ、農閑期は戦に精を出し、天下人はみずから神格化をもくろんだのではないか。
信長や秀吉や家康がそうしたように。
リンク : 信長が神として寝起きする安土城を訪ねた2012年の散歩ブログ
卑弥呼も呪術で天下統一したわけじゃなく、信長のように天下布武した上で、やっと神格化にこぎつけた
とかだったら、おもしろいなー。
リンク : 出張ついでに吉野ヶ里遺跡を訪ねた2010年の散歩ブログ