サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

くだらない

2017年07月19日 | サカタだよ
だれですか? くだらないのはこのブログだって、つい思ってしまったのは……むりもないことです。
たしか7年かそこら続けていますが、一度たりとも、くだらなくなかったことはなかった。



くだらなくなかったことはなかったってことは、のぼったってことでしょうか? 少なくとも現状キープ?
デフレスパイラルがとまらない、とりかえしつかないこの世の中でずーっと横ばいを続けていたのなら
立派なものです。しかし、くだらなくなかったことはなかったとは、のぼったわけでも横ばいだったわけ
でもきっとないでしょう。じゃあ一体なんでしょう?



くだらないというのはふしぎなことばです。くだらないと対になることばは、のぼらない? そんなわけ
ないし、ものしりな人は兵庫の灘や京都の伏見など上方の酒がおいしかったから、酒は上方からの
「くだりもの」がよいとして、江戸のまわりで作られた酒は上方から「くだらないもの」……地元の酒は
「くだらないものですが」と差し出されたから、くだらないの意味が定着したと見てきたような嘘をつく。
だったら上方では、くだらないっていわないのか?



くだらないの起源は江戸じゃなくて、もっと昔……古代までさかのぼるって信じてもらえるでしょうか。
百済と新羅が半島で対立したころ、唐を味方にした新羅が百済をほろぼし、命からがら百済の人が
この島国にたくさん逃げてきた。そして、からまる藤のように百済系の藤原氏が朝廷に食い込んで、
新羅系の秦氏や聖徳太子の係累をとことん追い払った。つまり、百済者を重用して、百済ない者を
いびりぬく日本のエスタブリッシュメントが確立したころ、くだらないが定着したんですね。



くだらなしから、くだらなしく、くだらなしかり、くだらなし、くだらなしき、くだらなしかる、くだらなしけれ、
くだらなしかれ……という具合に活用するようです。いわゆる、シク活用です。なつかしい!

なつかしから、なつかしく、なつかしかり、なつかし、なつかしき、なつかしかる、なつかしけれ、なつ
かしかれ……というのと、まったく同じです。



ほろんだ百済の再起を願った藤原鎌足にそそのかされ、中大兄皇子が白村江の戦いに挑んだ結果、
唐と新羅の連合軍にたたきのめされて国家滅亡の危機に瀕したのが日本史で一番くだらない出来事
ですけれども、くだらない失政がじつは百済あるスキャンダルだったとは。



くだらなしからず、くだらこそありけれ。なにいってんのかわからなくなってきました。くだらないですね。
やっぱり一度たりとも、くだらなくなかったことはなかった。

今後も、くだらなくなくなく
なくなくなくなくないよ~
コメント
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