降りそうで降らない、曇り空の朝の森。
甲高い声がした方を見ると朽ち木の先にアオゲラがとまっていました。
カメラの設定がISO感度低めのままだったのでブレブレ。。
次はいつ会えるかな?
早くも10月四回目の教室となり、作品展がせまってきました。
搬入日は12月4日。逆算していろいろと準備しなければなりません。
毎年のことでもう18回目となるのにやはりあたふたしてしまいます。
お昼を過ぎると雨がぱらつきはじめました。午後の方の作品は
撮影できませんでしたので次回に。いよいよ完成作品が増えてきました。
前回ススキが開花していた野原には
背丈が150cmほどのイネ科の仲間が開花していました。
セイバンモロコシでしょうか。
今が盛りのセイタカアワダチソウには蜂やアブが訪れていました。
キタテハは気温が足りないのか雨宿りの準備なのかこの体勢のまま。
センブリの花にはアリ
アザミの花にはホウジャクの仲間が訪れ
メドハギではキチョウが恋の駆け引きをしていました。
冬の訪れを前に精一杯頑張っている生き物たち。
見ていると元気をもらえます。
朝の森は虫の音が心地よくまた秋が深まったように感じられました。
エンジ色の穂に黄色の雄花。開花したススキが綺麗です。
10月三回目の教室日は明るい曇りでアトリエによい光が降り注ぎました。
本当に静か。集中して作品と自分に向き合う素晴らしいひととき。。
午前中はKさんの日本画作品を1点、午後はAさんの日本画作品を4点
撮影しました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
楽しみにしている秋の花のなかで
出会えて嬉しかったのはこちらのノダケ。今年は背高!
満開に近かったホトトギス。今年は数が少なめのようです。
黒い花びらのようなカワラタケのまわりに
美味しそうなキノコがたくさん出ていました。
数年前伐られたこの木はカエデだったと思いますが。。
裏から見た様子。
調べるとナラタケに似ています。
もう一種
濡れたアンパンのようなこのキノコ
裏から見たヒダ。いかにも食べられそうですが
調べると毒キノコのカキシメジに似ています。
湿った森には甘いものが焦げたような良い香りが漂っていました。
Iさんは風情ある光景を描かれました。
「祇園の春」 日本画 M10
月の輝く春の夜。歴史ある街をゆく舞妓さんのたおやかな姿が
浮かび上がるさまは夢のようで三味線の音色が聞こえてきそう
です。根気強く描きこまれ雅趣に富む骨太な作品となりました。
近づいてみました。
こだわったのは夜空の表情と古い街の趣、舞妓さんの佇まい。
消したり描いたりを繰り返し質の異なる光も描き分けました。
華やぎのある世界の光と影までも思いを巡らすことができます。
様々なテーマに取り組み世界を広げ続けているIさんの
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”の中のIさんのページにされています。
ぜひこちらもご覧下さい。
Iさんはお家の猫ちゃんを描かれました。
「23年間生きたミーさん」 鉛筆画 F4
人間の年齢に換算すれば100歳超え!の天寿を全うした立派な
ミーさん。いくつになっても変わらないその愛らしさといのちの輝き
を細やかに表現されました。思いのこもったあたたかい作品です。
近づいてみました。
お顔の正中線で黒と金色、綺麗に分かれる珍しい三毛さん。その
特色ある被毛を、骨格を意識し量感を大切にしながら丹念に描き
こみました。生き生きとして今にも語りだしそうな表情です。
やわらかなタッチで丁寧に取り組むIさん。次の作品も楽しみですね。
Iさんの作品は作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
晩夏から初秋。幸せを呼ぶという(?)青い蜂、
ルリモンハナバチを探します。
今まで見られた場所は近所の公園が多く、訪れていた花は
ミソハギ、ハギ、アカツメクサ、コリウス、イヌコウジュ、
そしてヘクソカズラ。
なので今年もマメ科とシソ科の花に気を付けてみました。
キンエノコロにイヌコウジュ
しばらく待ちましたがこの時は来ず
今年はキツネノマゴに飛来!
なかなかとまってくれず追い回していたら
嫌がって近くの笹に着地しました。
そしてヤブカラシの葉を歩き回ったのち飛び去ってしまいました。
この時9月下旬。今までの記録を見るとルリモンハナバチに会えたのは
8月下旬から9月下旬に限られていますが、今年は悪天候続きなうえ
10月になってからも暑いのでもしかしたらまだ会えるかもしれませんね。
青いもの繋がりでニホントカゲの幼体
ツルボの花期はもう終わりですね。
美しいもの繋がりでヤマトシリアゲのオス
このべっ甲色は8月以降に発生したものの体色なのだそうです。
息をひそめて小さな生き物を見ている時間は無心。。
なくてはならぬひとときです。
ひんやりとした朝。
生き物を探して草むらをのぞきこむと
センブリの花が咲き出していました。
今までセンブリだとばかり思っていたけれど
生えている毛が縮れているのでイヌセンブリかもしれません。
ムラサキセンブリというセンブリもあるそうで一度会ってみたいです。
10月二回目の教室日は窓からの風が心地よい一日でした。
午前中は明るい曇りでよい光の中描くことができましたが
午後はしとしと雨が断続的に降り湿度が上がりました。
久しぶりにAさんの笑顔を見られてよかったです!
午前中Iさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
5日前の台風で塩害のことがよくニュースになっていますが
森の木々も被害を受けたようで葉が枯れ縮れてしまったものが多く見られました。
よく会えたのはイチモンジセセリ。
あとは網の上でじっと雨を受けるジョロウグモたち。。
このキノコは色鮮やかでぬめりがあるようでした。
アカヤマタケかな?
このキノコなんて食べられそうです。
裏から見るとヒダがびっしり。
本を見るとタマゴテングタケモドキが似て見えますが
よくわかりません。キノコは本当に種類が多くて面白い。
キノコ探しが楽しい季節です。
Oさんは旅の印象を切り取り一枚にまとめました。
「九谷焼の里」 日本画 F8
旅で感じたきらめきを組み合わせひとつの画面に構成し直す
ことで思い出が鮮やかによみがえります。どの場面も軽やか
な筆致で緻密に描きこまれ爽快な風が流れている意欲昨です。
近づいてみました。
場面ごとに変化を持たせた空や緑は繋がりがありながら時間差
も感じさせます。散らされた鮮明な色と明部が心地よいリズムを
生み出しています。加賀の華やぎと奥深さが表されています。
数点同時進行で積極的に制作されているOさんの過去の作品は
制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Oさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。、
暴風雨が過ぎ去った朝の森
気持ちよい青空が広がっていましたがまだ強風が吹いていました。
少し前まで歩きやすかった道にはカゼクサが繁茂して
アキアカネがたくさん飛んでいました。
10月一回目の教室は久しぶりの制作日和!
夏のような陽気で嬉しくなってしまいますが12月の作品展はすぐそこに。
出品作品を決め額装の準備をする時期となりました。
午前中Iさんの完成した日本画作品、Iさんの鉛筆画作品、
午後にOさんの日本画作品を撮影することができました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
お昼には気温が上がり
セミの声を聞くことができました。あの嵐をどこでしのいでいたのでしょう。
浅葱色のクサギの実
虹色にきらめく大好きなハンミョウにも出会えました。
数種出ていたキノコのなかで気になったのがこちら。
全身ささくれていますがスギタケ、なのでしょうか。
太い枝が落ち枯色が増えた森。嵐の爪痕が多く見られました。