雨が上がったばかりのあたたかい朝
森は湿ってふんわりと白っぽく蝶たちが飛びまわっていました。
ようやくツツジの葉の上でとまってくれたのはカラスアゲハのメス
クロアゲハやジャコウアゲハも行き交って皆忙しそうでした。
4月最後の教室日でした。
この日の午前中は今まで以上に周囲でガビチョウの動きが活発で
窓際の木にとまり大声でさえずりだしたところを皆さんと観察できました。
自然に囲まれた場所で活動できることのありがたさをしみじみ感じます。
午後はIさんが水彩画を完成させ2点撮影することができました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆
お昼にはさらに気温が上がって、半袖でも大丈夫でした。
森の緑は濃くなりもう初夏のいろどりです。
メタセコイアの新葉が緑色になり藤の花がちらほら見えます。
この日も嬉しい出会いがありました。
クララの葉に産卵しそうなルリシジミを観察していると
どこからか視線を感じる。。
見ると葉陰から可愛い顔がのぞいていました。
シロコブゾウムシです♪
この森で出会うのは2~3年ぶりでしょうか。また会えて嬉しい。
エノキの葉の先では小さなオトシブミが葉を巻いているところでした。
ゆりかごをつくっているのはヒメゴマダラオトシブミのようです。
高いところで風に揺れているのでなかなかピントがあいません。
雌がゆりかごをつくるために葉を傷つけるとその臭いに誘われて
雄がやってくるそうです。
どのように葉を巻いていくのか見届けたかったけれど時間切れ。
イボタガの幼虫にも会えました!
早春に出現する美麗大型蛾の成虫には今年も会えなかったけれど
イボタガは確かにこの森で命をつないでいるとわかっただけでも嬉しい。
今年は見逃したと思っていたアミガサタケ
朝も通った道に大きなものが2つ出ていました。
穴があいている葉があれば裏返して主を探し、飛んでいる虫がいれば追いかけるので
なかなか前に進めません。心浮き立つ季節です。