京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

「須賀敦子の手紙」

2016-07-10 22:20:24 | ちょっと立ち話
須賀敦子さんの作品を知ったのはそんな昔ではない。60歳を過ぎて書き始め数年前に69歳で
亡くなってしまったのだから。それでも、初めて須賀さんの作品を呼んだ時からファンになった。

              
              新聞広告を見た時、欲しいな、と思った。断捨離を心がけている
              今、大きな本はなるべく買わないようにしているにもかかわらず。
              それに、この本、高い!でも、今、デパート巡りもしないし、遊び
              にも行ってないし、家から出られない慰めに必要と言い訳し、本屋
              さんに連れて行ってもらったというわけ。

        
        イタリアには10年ほど生活していた。イタリアの男性と結婚し、そして6年後に
        夫は亡くなった。波乱の、しかし充実のイタリアであったに違いない。
                
        
        わ、すごい、こんなびっしり…読む方もこころして読まないと。

        
        猫がすきなのかな?

        
        でも、こんなかわいいカードの手紙もあります。

        
        一番最初に読んだ本が直ぐに見つからなかったけど…ヨーロッパ(特にイタリア)の
        香りがスパイスのように味を付けている、端正な文章が好きです。須賀さんがどんな
        手紙を書くのかとても興味がある。だいたいヒトサマの手紙は事情を知らないので
        わからない部分もあるけれど、ショートストーリーのようで楽しいものです。
        手紙を受け取った相手が保存しておきたい手紙を書きたいものです。

        読んでも見ても素敵な本です。