京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

「世界で一番貧しい大統領のスピーチ」

2016-04-09 21:28:32 | ちょっと立ち話
昨日御茶ノ水の本屋さんで、話題の本を買いました。

       
       ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領が2012年のリオ会議で行ったスピーチが
       注目を集め、ネットで感銘を受けた人々によって世界中に拡散したという。

          
          「貧乏な人とは少ししか物を持っていない人ではなく、多くの
           ものが必要で、無限の欲がある人のことです」

          
          「私たちは幸せになるために生まれてきました。しかし人生は
           短く、いずれ終わります。物や地位で自分を証明するために
           もっと多くの物を買い、そのために働き続けていると、人生
           を棒に振ってしまいます」

      
      スピーチはいろいろな形で読むこともできますが、やさしい言葉で童話と
      して翻訳されていると聞いたので、その本が欲しかったのですが…。
      店頭にはありませんでした。
      スピーチ全文が読めればいいので、数冊の関連本の中からこの本をチョイス。

      大統領のすごい所は、給料の9割は寄付していることや、大統領専用飛行機
      は勿論、公用車さえ持っていなかったり、何よりあのスピーチを国際会議で
      敢然と行ったこと。

      大統領個人の生き方だから全て支持できるというわけではないけれど、ほと
      んどすべてのことばに共感した。

      欲しい欲しいと買っては断捨離をしているわが無駄さ加減は大いに反省しな
      いといかんなあ。何に時間を使うかも考えなければならないと、改めて真の
      自由について考えたり…私のステージは低いけれど、生き方って考える必要
      があるなあ、と思ったことでした。

      「幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、
       人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくては
       なりません」

      ちなみに、先日来日した時のインタビューに答えてこんなことを言ってました。
      「幸せなことは朝、目覚めた時に生きていること。命がある事が一番うれしい」と。