京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

梅雨の晴れ間に

2006-06-19 22:46:37 | 季節のことば
梅雨の間にお日様が顔を出すと
アレもしなければ、コレもしなければと、気ぜわしい

 
雨に洗われた緑の中に爽やかな白い花がポッとポッと見える
夏椿別名沙羅

二三滴 雨の残りゐる夏椿   福田甲子雄

               
               インドの沙羅双樹と間違えられて名づけられたという
               「平家物語」の冒頭の祇園精舎の鐘の声
               諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の
               理をあらわすの沙羅双樹はこの夏椿
               であろうと言われています。

 
椿のような純白の花は一日花。花ごとほとりほとりと落ちる

今日の花 あしたの蕾 夏椿   榎本とし


                                    
             この落花が苔の上に自然の散華となる庭が、
             京都は妙心寺の塔頭・東林院
                        
             縁側に座ってのんびりとながめていると、一つ、一つと
             天から白い花が落ちてくる。

             ほっそりとした、丈の高い木。樹齢300年という。
             すっきりとした気分になるのは気のせいばかりとは…

雨の沙羅 雨のあとの沙羅 うす月夜   長谷川久々子


             注:私がここを訪れた最後は4年前。昨年出かけた友人は
               怒ってました人・人・人・・・
               自分の家の樹齢9年の夏椿の方が風流だと。