京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

腐草為蛍(ふそうほたるとなる)

2006-06-14 23:16:48 | 季節のことば
腐った草が蛍になる頃

古い暦は一年を5日ごとに分けてそれぞれの時候に
タイトルをつけました。
「七十二候」といいます。
6月11日~15日を「腐草為蛍」といいます。
長雨で腐った草の間から蛍が現れはじめる頃という意味です。

  
  蛍袋の名は、子供達が捕まえた蛍を入れたからとか

  山の雨蛍袋も少し濡れ   高田風人子


       
       別名釣鐘草提灯花

       鐘出来て釣鐘草となりにけり   田村木国


  
  キキョウ科の多年草。日本、中国、シベリアに分布する山野草です。
  イソトマロべりアカンパニュラも仲間です


       
       カンパニュラと蛍袋が仲間だというのは納得できます。
       蛍を入れることもできそうです(゜゜)
       イソトマ・ロべりアはそうかなあ…(~_~;)


  
  花びらの先がまだ反りかえっていない花なんか、同じ姿ですものね
  カンパニュラはラテン語で小さい釣鐘の意味。
  ベルフラワー風鈴草の名も。


       
       開きたてのカンパニュラ正面から見ると、確かにキキョウです。

花の家系図って不思議でおもしろいですね