京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

お雛様

2006-02-04 23:31:57 | 季節のことば
昨晩、鬼も追い払い、明けて今日は立春大吉
昼間の麗らかさお雛様を出すことにした
タンスの中から小さな箱を出すだけ。でも、心はずむ。

箱を出る顔わすれめや雛二対  与謝蕪村

      

私のお雛様。
親が私と妹のために揃えてくれたお雛様は
二人とも結婚して家をでてから納戸の奥にしまわれたまま。
雛を飾る娘もいないので、納戸の雛たちは親戚の子に貰われていった。
私自身のために飾ればよかった…
今になって、顔も忘れたお雛様が懐かしくなって、
貝雛作家の原久美子さんにお願いして作っていただいた。

  
  

小さな貝だけど一つ一つ薄紙をほどいてお雛様を
光のもとに出してあげるのはやっぱり幸せなひととき。
大小二つのセット、小さいほうは黒塗のミニ重箱に入れられて
絞りのお仕服をきせられた優雅なちびセット。

      

玄関の棚の上に勢揃いしました。
一ヶ月、玄関が華やぎます