京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

福は~内!

2006-02-03 22:25:50 | 季節のことば
「月も朧に白魚の篝(かがり)も霞む春の空、
つめてえ風もほろ酔いに心持ちよくうかうかと、
浮かれ烏(がらす)のただ一羽ねぐらに帰(けえ)る川端で、
棹の雫(しずく)か濡れ手で泡、
思いがけなく手に入る百両、
ほんに今夜は節分か、
     ・
     ・
こいつあ春から延喜(えんぎ)がいいわえ」

ごぞんじ三人吉三(きちざ)の序幕の名セリフ。
というわけで、今夜は節分という次第です。

   

豆は「銀座あけぼの」でいつも買ってきます。
鬼とおかめのミニミニ落雁や金平糖がかわいいので。
干支の絵の枡もかわいい。赤と黒があります。
(十二年前の絵と同じです)
歳の数だけの豆はとても食べられない…

   

ヒイラギの枝にいわしの頭を挿して門口に付けておくと、
鬼が入ってこられません。今夜はめざしを仕方なく食べました。
鬼除けの威力も薄いかも
一応春を迎える準備ですから

節分は季節を分ける日ですから、本来は一年に4回あったわけです。
しかし、春を一年の始まりとする暦では、立春の前日が一年の最後の
日というわけで邪気を払う行事が行われるようになったそうな。
豆まきは中国から伝わった習慣だそうです。
「こよみ辞典」に教えてもらいました。

夜は風が冷たくて、鬼も震えたことでしょう。