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京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

ポルトガル No.3 サンティアゴ・デ・コンポステーラ

2012-11-12 23:13:21 | 
サンティアゴ・デ・コンポステーラはじつはスペインです。

               
               エルサレム、バチカンと並ぶキリスト教三大巡礼地。
               楽しみにしていた場所の一つです。

      
      丘の上から大聖堂の威容を先ず眺めて。旧市街は世界遺産に登録されています。

            
            旧市街を抜けると大聖堂の塔が見えてきました。


サンティエゴ・デ・コンポステーラへの巡礼はカトリック教会の中でも人気が高く、毎年数十万人の巡礼者が訪れます。
フランスから4本の巡礼道があり、巡礼者はその証明として帆立貝の殻を荷物にぶら下げています。
巡礼道には道順を示す貝の印があり、宿にも貝が吊るしてあります。昨年訪れたアルザスのヴェズレー(右写真)の
建物にも貝が看板のように吊るされていて、巡礼宿であることがわかります。ヴェズレーは4本の巡礼道の1本の
スタート地です(と昨年、説明を聞きましたっけ)

            
            巡礼者は多くは徒歩で3ヶ月くらいかけてやってきます。今は自転車族も
            多いとか。到着するとここで証明書がもらえます。証明書があると、
            帰り道はいろいろ特典があるらしい。

      
      大聖堂。9世紀に建造されたロマネスク様式。10世紀にイスラム教徒に破壊され、ゴシック様式の
      建物に移行しました。

      
      塔の高さは70m、古色蒼然、厳かな雰囲気です。

      
      祭壇の両脇の柱にも貝のデザインが。

      
      正面広場の横手は国立のホテル。30分ほどのフリータイムに、王朝風の豪華なティールームで
      ホットチョコレートを優雅に飲みました。

      世界遺産の街を歩いてみたかった…。日曜日のせいか、お土産ショップもしまっている所が多く、
      もしかしたらスペインと同じシエスタ(お昼寝休み)かな?
                                     

ポルトガル No.2 ポルト

2012-11-11 20:55:36 | 
ポルトはポルトガル北部、ドロウ川河口の丘陵地帯に築かれた港湾都市。
首都リスボンに次ぐポルトガル第二の都市です。

      
      18~19世紀にかけて、ポルト港はイギリスへの特産ワインの積み出しで賑わっていました。
      英語でポートワイン、そっか、ポートワインはポルトワインだったんだあ。
      川に浮かぶ船はラベーロというワイン樽の運搬船、現在は使われていないので飾りです。
      対岸の町は歴史地区。

      
      ドン・ルイス一世橋。上を列車が走ります。エッフェルの弟子の設計。

      
      この川岸にポルトワインの工場が並びます。橋を渡って最初に出会うワイン工場が
      イギリス人・ジョージ・サンデマンによって1790年に設立されたワイン工場。

      
      見学をする人で工場内は賑わっていました。あま~ぃ香りの中をガイドさんに誘導されて
      進んでいくと、ン、ワイン樽の奥に黒い影が…

      
      ほら、誰かにつけられている…ミステリーの始まりってこんな感じィ…

             
             これ、サンデマンのトレードマーク。つば広の黒い帽子と黒いマント、
             手にはワイングラス。工場内のあちこちに看板が立っていました。
             ガイドさんも同じスタイルでサービス。

        
        お待ちかねの試飲。
        そもそも、ポルトワインと言うのは、アルコール強化ワインで、発酵の途中にブランデーを
        加えて酵母の働きを止めるのだそうです。それで葡萄の糖分が分解されずに甘みが強く
        なります。アルコール分は20%だそうで、確かにブランデーのようなまったりとした
        のど越しです。つ・つよ~い
        食前酒や、日本には無い食後酒として飲むのに適しているのだとか。
        赤い方はチョコレートの味がした。

        ちなみに、ポルトワインの商標はドロウ川上流のアルト・ドロウ地区で栽培された葡萄を
        原料とした酒精強化ワインのみに与えられている。昔、日本にも赤玉ポートワインという
        ワインがありましたが、違反とされて赤玉スイートワインと名を変えたそうです。

        
        ほろ酔いでサンデマンを出たときには日もとっぷり暮れていました。

        
        ポルトの観光名所のひとつがここ、サン・ベント駅。

        
        ホールの四方の壁を飾るアズレージョ。

        アズレージョをじっくり鑑賞 して、ホテルに向かいました。
        今夜はポルト泊。ホテルでゆっくり夕ご飯を食べます。
                  

ポルトガル No.1 トマール

2012-11-10 22:27:52 | 
ポルトガルって、はっきりとは場所がわかんない… と言う声が聞こえたので、簡単な地図を。

                 
                 半島の西端に位置し、お隣はスペイン。
                 国土は、狭い日本のさらに4分の1、人口も
                 1000万人ちょっとの共和国です。

                
                ポルトガルと日本の関係は、1543年に鉄砲をもたらし、
                1549年には、ザビエルさんによってがキリスト教が
                伝えられたことは教科書で習いましたネ。
                以来460年以上、友好を保っている国なのです。

      
      ポルトガル一日目の観光はトマールという街から始まりました。
      ナバオン川の中流に位置するこの街のメイン観光はキリスト教修道院。

      
      キリスト教修道院は、1160年にテンプル騎士団によって建設が始められ、以降何世紀にも
      渡って増改築された結果、ロマネスク様式、マヌエル様式、ルネッサンス様式などさまざまな
      様式が混じった建築物となった。キリスト騎士団の本拠地となった、ポルトガル最大の
      シトー派の修道院。

      
      坂、階段、やっと入口。

            
            先ず美しい回廊。中庭を巡って、さっき入ってきた入り口の塔を望む。

      
      二階の回廊。壁にはアズレージョと呼ばれる藍色のタイルが張られている。

            
            部屋の壁一面に張られたアズレージョ。

      
      テンプル騎士団の円堂。外側は6角形、内部は8角形。その間は円形の高い天井を持つ回廊、
      騎士たちがすぐ出動できるように、馬にのったまま回りながら礼拝ができるようにだという。

            
            マヌエル様式と呼ばれる部分。マヌエル一世にちなんだ 
            独特の表現法を施した建築様式。

      
      マヌエル様式の窓。大航海時代の象徴である船のロープのモチーフが随所にデザインされている。

      確かに独特の建物は面白いし、アズレージョと円堂は見とれるほど美しい。
      この大きな修道院を見るためにトマールに立ち寄ったらしい。
      川に面したレストランでランチを食べて、午後、次の見学地へ向かった。
                              

信州のおいしいもの

2012-09-09 22:44:59 | 
土地のおいしいものを食べるのも旅の楽しみのひとつ。

        
        松本の浅間温泉で。夕食に出てきた土瓶蒸し。

        
        中身は期待通り、「まつたけ」
        ただし残念なことに日本産ではありません。地元ではまだ採れないとのことで、
        さて、どこの産でしょう?やっぱり香りはあまり強くない…。

              
              土瓶蒸し、ならやっぱり日本酒でしょ!
              「雪中埋蔵」 北安曇野産・美山錦100%で作った
              夏季限定の純米吟醸だそうです。熱燗の方がよかったけど…。

        
        信州牛と地野菜の朴葉味噌

        
        蕎麦も出ました。夕食のメニューのひとつなので、細く切ってあり、
        歯ごたえというか、のど越しというか、信州そばにしては上品すぎ。

        
        朝食に出された信州サーモン。夕べは信州サーモンのお刺身が出ていましたっけ。

        
        安曇野の大王わさび畑でわさびソフトクリームを食べました。

        おやきも美味しかったし、温泉饅頭もおいしかったし、たくさん食べたのに
        証拠写真を撮り忘れました
                      

安曇野の野草

2012-09-08 21:43:27 | 
あこがれの野草にであった…でもそのほとんどは走る車の窓から。

              
              もしかしてヒヨドリジョウゴ
              「車、とめてえ 」と言うわけで急いでパチリ。
   
              ヒヨドリジョウゴ:ナス科東アジア原産
              花びらが反り返って、付け根の緑の斑点が見えるのが特徴。
              図鑑やネットでしか見たことがなかったから感激。

        
        わ、ガガイモ つかさず横から「ここは止まれないよ。後ろから車も来てるし」
        しょうがない窓を開けて目いっぱいのズームでパチリパチリ。少しスピードを
        落としてくれましたが…。

        
        やっぱり山の中の草むらで咲くガガイモ、初めて気づきました。横の方に見える
        小さな赤い花はツリフネソウです。楽しいなあ

              
              これ、ノブドウですよね、まだ花が咲いている房もある。

        
        これは?ママコナのようです。

              
              クズも茂っています。大きな葉に隠れて花がなかなか見えない…

              
              ヨメナ。素朴な野菊は秋の野の代表、中でもヨメナは可憐で
              郷愁を感じる。

              私の日ごろの生活圏内では見られない花たちが次々と目の前に
              現れて感動。でも60キロだとしても、走る車からは撮影不可。
              目にはしっかり焼き付けました。

まきばの向日葵

2012-09-07 22:20:07 | 
清里のキープ農場です。

        
        気温のせいか、品種なのか大きなたくましいヒマワリではありません。

        
        オオイヌタデやコスモスも同居。

              
              原っぱ全体が花籠みたい。

        
        自然のままにのびのび、でも可憐。

        
        チビもノッポもいる。

        
        白い木柵に沿って、無造作に種を撒いたような咲き方がいい。見せるために
        手を入れてないところがいい。いつまでも風に吹かれながら眺めていたい光景です。

高原は初秋

2012-09-06 22:27:46 | 
信州は秋の気配

        
         信州といえばソバ、あちらでもこちらでも、そばの花ざかりでた。
         蕎麦好きには待ち遠しい新蕎麦の季節も遠くないようです。

        
        コスモス畑と稲穂が色づいた田んぼとなまこ塀の家。信濃の初秋の風景。

        
        思い思いに伸びたコスモスが風に揺れて、思い出話を語り合っているような懐かしさ。        

        
        安曇野のいわさきちひろ美術館の庭。西洋朝顔のヘブンリーブルーがグランドカバーの
        ように地面をおおっていました。まさに地上に降りた星のようです。

        
        ヘブンリーブルーは秋風が吹き始めると元気になります。木枯らしが吹く頃まで
        咲いてくれます。

        
        道端の萩も咲き始めていました。

        
        霧が峰のヴィーナスライン。こちらはススキの原。
        

まだ会津

2012-07-25 22:46:27 | 
会津にも祇園祭があること、知りませんでした。

       
       800余年の伝統があり、昭和56年に国の重要無形民族文化財に
       指定されています。

       
                     (写真:会津田島祇園際のHPより)
       七行器(しちほかい)行列は約40人の花嫁さんが、神前への
       お供え物を持って行列します。行器とはお赤飯を入れるための
       足の付いたお櫃のようなもので、それが3つ、お神酒を入れた
       角樽が3つ、鯖を乗せた魚台が1つの計7つのお供物が七行器の
       ことです。
       華やかな花嫁姿の行列は珍しく、絢爛です。
    
       会津に行くのなら祭にあわせてとプランナーの気遣いとか。

        
        朝、祭を見物した後、また緑豊かな会津の街道をひた走ります。

              
              インゲン畑。赤い花は花豆。インゲンの遠い親戚種だそうです。

        
        ハナマメは紅花インゲンともいい、初めは花を観賞するために栽培されました。

        
        スペリカム。畑の一角に堂々と植えられています。群れなすヒペリカムなんて
        見たことがない

        
        へメロカリスも。庭なのか畑なのか、納屋の前に広がっていたそうです。

              
              お土産はくるみゆべし。懐かしい~!
              手作りだそうで、より素朴で香ばしい味でした。
        

会津を走る

2012-07-24 22:50:34 | 
会津を走ったのはOTTO、学生時代の自転車部のOB合宿に参加。
道々で撮ってきた花、我がblogのために提供してくれました。押し付け

        
        道端にはあわてんぼうのコスモスが1輪、2輪、風に揺れていました(とさ!)

        
        セイタカアワダチソウですよね。キク科、戦後日本に入ってきた北アメリカ生まれの
        帰化植物。
        
        
        リアトリス:キク科北アメリカ原産
        和名はユリアザミだそうです。こんなふうに一面に咲いている光景を初めて見ました。

              
              オイランソウ:ハナシノブ科北アメリカ原産
              花の香りが花魁の白化粧の粉に似ているからなんですって
              花魁の化粧粉の匂いを知っている方なんですね、名付け親は。

        
        まだ青い色もみずみずしいアジサイ。
                
              
              山アジサイ?紅の色も一段と鮮やか、やっぱり空気が綺麗なのね。

        
        ストケシア:キク科北アメリカ原産
        和名は瑠璃菊ですって。

        
        この花、見たことはあるけど名前はわかりません。要調査。

        
        ハルシャギク:キク科北アメリカ原産 和名はジャノメギク。
        原っぱ一面にゆれる黄色の花、モネとかルノアールの絵のよう。

        図らずも北アメリカ原産の花が集まりました。土地のある所に咲く花たちは
        群れをなしてダイナミックです。
        まだ写真が残っているので、明日また。