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京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

京都みれん

2011-12-10 21:16:56 | 
演歌のタイトルみたいだけど…

              
              何度行っても帰りはいつも飽き足りない想いを抱いて…。

      
      京都東から名神高速に乗ればもう覚悟がつきます(そんなオーバーな
      山科~大津辺りまでは両サイドの山が燃えてまだ京都気分。


琵琶湖を過ぎると近江富士と呼ばれる三上山が。もう滋賀県です。

      
      伊吹山が見え始めたら(前方のうっすらの山)虹が出ました。お別れのご挨拶?
      

小牧ジャンクションから中央道に入って、ほどなく多治見。

      
      左は土岐の出口、この辺りは山が赤茶色の衣に包まれて再びの紅葉見物が楽しめます。


恵那のPAで一休み。夕日を浴びたモミジが燃えていました。 

     
     落ちるように日が雲の中に沈み込んでしまいました。まるで旅の終りを告げるように。
     これから290km、もう一頑張りです。
      

京都―秋の特別公開・光雲寺

2011-12-09 23:56:29 | 
金戒光明寺から歩いて光雲寺へ。

        
        光雲寺は南禅寺の境外塔頭寺院、後水尾天皇の中宮・東福門院和子(まさこ)
        の菩提寺。東福門院和子は江の末娘。東福門院和子ゆかりの遺品や寺宝が
        方丈で特別に展示されています。秘仏であった聖観音は運慶作といわれています。
        金色の美しい観音様、精緻で優しい顔や姿は運慶風かも、と納得。


常は非公開寺院でもあり、南禅寺のそばながら道行く人もまばらな静かなお寺です。

        
        門から玄関に、色鮮やかなモミジの木々が出迎えてくれます。
        

書院南の庭園は、疎水を引き入れた池泉式庭園、第七代小川治兵衛によって
改修されました。

        
        こじんまりとした庭園ながら、東山を借景とし見事に奥行と高さを出しています。
        庭の一番大きなモミジは散っていましたが、東山のモミジが綺麗に色づいています。


日本一美味しいわらび餅ですよ、というお坊さんの言葉につい乗って、抹茶をいただきました。
白餡をわらび餅でくるんであります。さっぱり餡で、確かに美味しくはありました。
庭に下りることはできないので、縁側に座ってゆっくり目で回遊してきました。

        
        また歩いて金戒光明寺へ戻ります。金戒光明寺の有料駐車場に駐車したので。
        通り道にある泉屋博古館の紅葉。

        日ごろは入れないお寺は観光客の手垢がついてない分、俗界を離れた雰囲気が
        あって、落ち着く。自分だって観光客だけど…。
        

京都―秋の特別公開・金戒光明寺

2011-12-08 22:06:06 | 
「黒谷さん」と呼ばれて親しまれている浄土宗の大本山です。

        
        今回、特別公開された庭園・紫雲の庭です。


池をめぐる起伏を回遊できる庭園、池の中も紅葉。

        
        大きなモミジの木が緞帳のように目の前に広がる。

              
              茶室の屋根にも降りかかるモミジの赤い枝

        
        回遊路には可愛い亀があちこちに現われて誘導してくれる


蛙もいるヨ

        
        現在山門は修復中なので、横手のだらだら坂を登って…
        

まさに緋色の綾錦、上質の衣を纏ったモミジ。

        
        坂道を降り、左手の階段を登ると「江」の供養塔が、奥に三重の塔が聳えています。

        法然上人が初めて草庵を結んだ地、新撰組発祥の地、松平容保(かたもり)が本陣を
        置いたこと、いろいろと由緒のある大きなお寺です。隣の真如堂には毎年のように
        寄っていたのに金戒光明寺にお参りしたのは、庭に入れなかったこともあり、初めてです。        

京都―秋の特別公開・立本寺

2011-12-07 21:45:03 | 
わけあって、この秋限定で特別に公開されました。

        
        鳥獣戯画で有名な高山寺では、茶室・遺香庵が修復完成した記念の公開。
        ただし11月6日まででした。立本寺(りゅうほんじ)は鎌倉時代に創建
        された由緒ある寺。江戸時代に作られた枯山水の庭が修復され、完成記念の公開。
        金戒光明寺と光雲寺は大河ドラマで話題の「江」にゆかりがあることからの
        特別公開。高山寺以外の三寺は12月4日まで。

        
        というわけで、まず立本寺へ。駐車場入り口(ちゃんと車参道がありまして)
        にたどり着けず、お寺の周りを一回りしてしまいました。通り過ぎる車の
        窓から正面の門をパチリ。(いろんな看板が美的でない…)

        
        方丈・客殿の庭。ここが今回修復され当時の景観が蘇った庭です。
        庭のモミジは低く、塀の外側(本堂)のモミジは大きく、広さと遠近観を
        感じさせる設計です。

        
        塀の向こうは本堂。

        
        庭の中央にあるモミジは本堂の塀際に、本堂側から眺めると…。いい色づき!

              
              方丈と本堂は渡り廊下でつながれています。

        
        方丈の南側庭園、右手に宝物殿、一際色鮮やかなモミジが目に入りましたが
        入ることはできません。

        
        本庭園側の廊下のガラス戸。昔のガラスのゆらぐような凹凸はいいものです。
       
        
        立本寺を出て西大路を北へ。目の前に送り火の左大文字。

        これから金戒光明寺に向かいます。
                         

京都―野村美術館

2011-12-06 23:03:16 | 
野村美術館の秋季特別展、終了日の4日に間に合いました。

        
        野村證券などを創設した二代目野村徳七氏のコレクションを春秋に展示公開。
        茶の湯と能に造詣の深く、コレクションも茶椀、茶杓など、また能衣装や
        能面などため息の出るような逸品揃い、目がいっときの貴族になりました。        

                     
                     南禅寺や永観堂と言った紅葉の名所の近く。
                     美術館前の道は両寺へ向かう人が
                     ぞろぞろと途切れることなく列を
                     なして歩いているけれど、美術館に
                     入る人は多くはなく、おかげで
                     ゆっくり鑑賞できます。                      

  
酒井抱一の「楓図」のポスターに惹かれ、寄りたいと思っていましたが、ちょうど京都参り中、
グッドタイミングでした。
ポスターの「楓図」と「柿に鳥図」も展示されており、さすがの存在感でした。

        
        美術館のモミジが敷地際を流れる疎水に大きな赤い傘をさしかける。
        立ち止まる人もいないのに、惜しげもなく綺麗に化粧して…。

              
              野村美術館前は東山中学校・高等学校。
              横を南禅寺から疎水の水が勢いよく流れ
              色鮮やかなモミジのグラデーションが華やか。

              人の少ない南禅寺界隈を歩いたのは久しぶり。
                      

長浜・黒壁スクエアー

2011-12-05 23:48:38 | 
古い町並みを保存しつつ新しい観光地区を生み出した古くて新しい街。

        
        観光案内所で貰った散策マップを片手に、街歩き。

        
        黒壁スクエアーの中心、黒壁1号館の黒壁ガラス館。黒漆喰で、和洋折衷の重厚な
        建物は明治時代の第百三十銀行長浜支店、取り壊し目前だったこの銀行の保存が黒壁
        スクエアーの出発点となりました。


分福茶屋。明治から生糸を商っていた旧家。つぶら餅が名物とか。

        
        米川にかかる大手門見返り橋と橋の隣の商家。

              
              大手門通りはアーケード。

        
        祝町通りの叶匠壽庵カフェで一服。
        

お店の中は少しづつデザインの違う木の椅子、ゆったりとテーブルが配置され
落ち着きます。二階では食事もいただけるらしい。

        
        少し歩き疲れたので、コーヒーと栗のロールケーキで、まったり。


エネルギーを補給して、再びぶらぶら。豊臣秀吉ゆかりの茶亭門とか。
このアプローチをたどってゆくと、びっくり、モダンなカフェレストラン。

        
        右はラッテンベルグ館、繊細な彫刻のガラス製品が並んでいました。
        じつは、考えた末に買ってしまったものが…。考える程大層なものではありませんが。
        左側の蔵と新旧の対称が面白い。


100年を越える古い蔵はオステリア ヴェリータというイタリアンレストラン。
当時の建築様式の骨組みがそのまま残されているそうです。

        
        水撒きに使うのでしょうか、外水道にも遊び心が。かわいい~!


20年以上前に長浜に寄ったことがあります。その頃はホントに普通の古い商店通りでした。
  大手門通りが突き当たる御坊表参道は大通寺という大きなお寺の参道、この大通寺より他には
  特に見るべきものもなく、お参りして盆栽展を見ただけだったような気がします。
  町並みや建物を残し、ガラス職人を招き、町おこしをした結果、いまや、日本最大のガラスアートの
  展示エリアとなりました。素晴らしく変身した驚きの黒壁スクエアー、とても楽しい3時間あまりの散策でした。                      

旅の終り

2011-11-08 22:46:33 | 
パリ―成田、帰りの12時間はしんどい…。

        
        成田に到着、あ~あ、旅は終わってしまったと思いつつもやっぱりホッとする。

        
        もっとも自宅まではまだ1時間のドライブ、窓に映る気色がなんだか懐かしい。

        
        昨日のパリはまだまだ昼間の太陽だったけれど、東京はすっかり日が落ちている。
   
        
        夕暮れの首都高から東京タワーが出迎えてくれる。東京タワーはスラッとした
        スタイルでなかなかいいじゃない エッフェル塔に負けてないヨ。

             
             デジョンはブルゴーニュの中心都市。マスタードが有名で、
             フランスのマスタードの50%以上がデジョンで生産されて
             いるという。というので、デジョンには寄らなかったけれど
             小さな瓶のマスタードをいくつか買ってきた。これがマイルドで
             美味しい しかも、よく知られている4社の中では
             お薦めというファロ社のマスタードだったのだ。わあ、もっと
             たくさん買ってくればよかった、と後悔した一品。
             外国では珍しく、こんなきれいな袋にも入れてくれたのに…
             また行くことがあったら…。


        
        旅の想い出に浸っているうちに、わが町の甲州街道のケヤキ並木がこんなに
        色を変えていた。

             
             今日は「立冬」ですものね。
             ケヤキ並木はこれから落葉の季節、沿道の人たちは落葉掃きが一仕事

              音たてて立冬の道掃かれけり  岸田稚魚

東フランスの旅―No.11 パリ

2011-11-07 22:13:48 | 
最終日パリはフリータイムでした。

             
             昨夕、パリに到着したのは午後7時前、7時にエッフェル塔が
             ライトアップされるというので、バスのドライバーさんが凱旋門、
             シャンゼリゼ、コンコルド広場などセーヌの両岸を一回りして
             くれました。薄暮の空に浮かび上がるシャンパン・フラッシュと
             呼ばれる塔のライトアップはまるで特大のクリスマスツリー
             想定外だったので、かんげき~ バスの中から全員が
             パチリパチリ、一瞬でいいから停まって欲しかったなあ。

             
             さて、一夜明けて。
             何度かパリには来ているけれど、エッフェル塔に一度も昇った
             ことがないので、今回はエッフェル塔に昇るのが目的。9時から
             エレベーターの運転開始(実際は9時30分運転開始でした)
             かなり混むと聞いたので朝8時にリヨン駅前のホテルを出ました。
             8時でやっと白み始めたリヨンの街。

             
             地下鉄で最寄駅まで。エッフェル塔を見上げながら塔の脚まで   
             10分ほど歩きます。

        
        脚の部分を斜めに昇っていくエレベーター、第二展望台からエレベーターを
        乗り換えて今度は真っ直ぐ第三展望台まで昇っていきます。


274mからの眺め。すぐ足元にセーヌ川。

        
        中央右、霞む丸い塔はモンマルトルの丘のサクレクール寺院。


そして右岸の手前に凱旋門。

        
        充分展望を楽しんで、だいぶ混み合ってもきたので、塔を降りました。
        また地下鉄に乗って凱旋門に。凱旋門は歩いて昇らなければならないのでパス。
        シャンゼリゼ通りを歩きました。オ~シャンゼリゼ~ 浮かれてるぅ…

             
             シャンゼリゼ通りのカフェ・フーケ。
             じつはシャンゼリゼ通りのカフェで優雅にお茶を飲むのが
             夢だったんです。凱旋門のあたりを数メートル歩いたことしか
             なかったので。ちょっと寒かったので中に入ってしまいました

        
        私、エクレアを注文。


あとは全員モンブラン。

        
        ポットで出されるお茶とフィナンシェ。あ~夢が一つ叶ったあ


おナカも心も満たされて、ひたすらシャンゼリゼ通りを歩きました。

        
        6本の道が交差する円形の交差点、フランクラン・デ・ルーズベルトからは
        お店がなくなり、劇場やグラン・パレや公園が続きます。
        コンコルド広場から右へマドレーヌ教会広場までまたひたすら歩く。
        フォション、エディアールの高級食料品店を覗いてコンコルド広場から
        地下鉄に乗ってリヨンに。本日パリジェンヌになりました。

        そしてとうとう、夜が始まる頃、機上の人となりました。
        

東フランスの旅―No.10 ヴェズレー

2011-11-06 21:24:05 | 
フランスの「最も美しい村」の一つ、ヴェズレー。
 
        
        「永遠の丘」といわれるように小高い丘の上の人口1000人にも満たない
        小さな村です。メインのサン・テティエンヌ通りは教会に至る坂道。

              
              あ、これはレストランね…

        
        この看板、可愛い~、ギャラリーって書いてあるみたいだけど…
        民宿という話です。


窓の下にぶどうをデザインした手すり 花を飾るのでしょうね。
レースのカーテンもおしゃれ!

        
        可愛いお店!ビスケットって書いてある…あとで覗いてみよう、っと。
 
              
              この看板、楽しい~ ワインショップでしょう…

        
        ハァハァ…息が上がってきた頃、丘の上のサント・マドレーヌ大聖堂に着きました。
        バシリカ式の教会堂とか…(初めて聞いた様式です )火災にあったり、
        いろいろ(省略 )あって、1912年に再建されました。

         バシリカ:長方形の平面に列柱のアーケードを持つ建築物。
           古代ローマにおいて確立された特定の公共建築と、そこから派生した
           キリスト教の教会の教会堂建築を指す。多くの教会堂の基本構成は
           バシリカである。

              
              教会内部。濃淡二色の石で造られたアーチ。私たち仲間は
              皆、一様にスペインのメスキータを思い出すねえ、と言い合いました。
              それもそのはず、この様式の起源はビザンチン建築の影響を受けた
              イスラム建築様式、スペインのコルドバのモスクを通ってここまで
              伝わってきたものなのだそうです。

        
        教会の裏の丘の上から見下ろす村。


ゆるやかな起伏に富んだ豊かな緑の大地が広がっています。

        
        なんて大きな木!何の木か、包まれるような安息感です。

        教会+修道院を一回りして来た道を降りていきましたが、時間がなくて
        お店もあまり覗けませんでした。すご~く心残り


迎えに来たバスに乗り込んでそそくさとヴェズレーを後にしました。

        
        アルザスの美しい村々ともお別れ、旅の最終地、パリに向かってひた走ります。

        
        北海道美瑛で見た、一人ぼっちの木みたい。
    
        ヴェズレーは、スペインの聖地、サンディアゴ・デ・コンポステラへの巡礼の
        出発地であり、教会を含む丘は1979年に世界遺産に登録されました。
        また、ロマン・ロランが晩年を過ごした村で、家も保存されているそうです。
        そこへも行きたかった…。

        ちなみにパリに入るや大渋滞でホテルに着いたのは夜7時でした。                                           

東フランスの旅―No.9 ワイン三昧

2011-11-05 21:07:55 | 
町歩きもちょっと疲れました。このあたりで一服。

        
        シャンパーニュ地方の中心地であるランスでシャンパンカーブ・テタンジェ社を見学。
                        

ここで作られているシャンパンとワインがエントランスの壁にアーティスティックに
ディスプレイされていました。


        
        瓶に詰められたシャンパンの第一保管場所。

        

第二段階?

        
        お楽しみの試飲。一番のお薦めというTEITTINGER。少し辛口ですっきり。        


リクヴィルの村のぶどう畑。

        
        リクヴィルを出てチュルクハイムに向かう道の両側に広がるぶどう畑。
        (走るバスの窓越しにパチリ、流れるぶどう畑


チュルクハイムからコルマールに向かうバスの中から。丘の上の小さな村。

        
        チュルクハイムとコルマールの間のぶどう畑でバスを停めてくれました。
        

なだらかな丘は見渡す限りぶどうの畑。

        
        収穫の済んだぶどうの木は黄葉し始めて、豊かな秋を思わせました。

      
  ランチ、ディナーごとにワイン。ビールの時も1、2回あったけれど、ここはアルザスですからネ。
  水もワインも変わらない値段、だったらワイン。水がわりです。だって、高いワインで5~6ユーロ、
  一番よく飲んだピノ・ノワールは3ユーロほどですから。日本で昼、夜こんなにワインを注文して
  いたら破産しますよね。