冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

4日目 打ち止めは延光寺

2006年11月06日 07時24分10秒 | 歩き遍路・3順目高知編
06年10月20日(金) 快晴 最終日 

いよいよ4日間歩いた、区切り打ちのお遍路も最終日になりました。
今日は8km先の39番延光寺だけなので朝風呂に入って、9時過ぎ出立。
宿毛市内からは延光寺へは逆打ち方向になるので、観自在寺に向かう
お遍路さんと朝から3人ほどと出会いました。

         

延光寺にむかう途中、車の方から接待をいただきました。
中村のSさんで、先日歩き遍路を結願されたそうです。

Sさんもお遍路中はたくさんの方からお接待をいただき、
地元に住んでいるので車で出かける時は、ジュースなど
小袋にいれて、歩き遍路さんにお接待をさせて貰っている。
お遍路で受けた温かい心を、少しでもお返したいと始めた。

ビニール小袋には飲み物、みかん、あめなど
重たくないように心遣いをしてくださっていた。
歩き遍路をされた方だけの細やかな配慮でした。

来週に高野山にお礼参りに行かれるので、
ぜひ町石道を歩かれるようお話したところ
ぜひ歩いて高野山に参りたいたお話された。

Sさんありがとうございました。
今回はいつにもまして、お接待をいただき
とても勇気付けられました。

         

延光寺の門前のへんくつやさんの名前が「民宿寺山」に変っていたので、
辞められたのかと思ったら、あの有名なおじいさんがお店におられたので
お話を聞くと、息子さんが民宿を継がれたのでここの地名の「寺山」を
とって息子さんが変えられたようで、話しっぷりではおじいさんには不満
の様子でした。へんくつやと二枚看板でいまも営業していると言っていた。

延光寺を打ち終り、長い土佐修行の道場を完了しました。
また心あらたに、新年から菩提の道場に向かえられようお願いをする。
11月から仕事もまた始まりそうなのですが、お大師さんに呼ばれて、
また出発できるのを楽しみにして待っています。



延光寺のそばの居酒屋「海や 山や」さんでお昼をいただきます。
お昼は週4日営業で水・土・日はお休み、それ以外は営業されている。
夜の部の居酒屋と食事は毎週水曜日が定休日です。
当ブログで何度も紹介していますが、延光寺にお参りのおりでも
お昼(11:30~14:00)に寄ってやってください。



お店のカウンターには20種類ほどのおかずが並べられ、
カフェテリア方式で好きなオカズを、何品でも自由に選べる。
魚は土佐清水市までお父さんが、毎日自分で仕入れに行っている。
おかずに野菜類も多いので、肉の苦手な私にはとても助かります。
とにかく美味しくて、安いので大好評です。私のお昼膳です。

昨晩道の駅宿毛で別れたshinさんに、明日よければお昼を一緒に
海や山やで食べましょうとお誘いしたら、延光寺を打ち終えて
立ち寄ってくれた。1時間ほど個室の方でゆっくり食事をした。



shinさんは結願後、高野山にお礼参りに行くといっていたので、
是非町石道を歩くようアドバイスすると、和歌山港より歩いて
行きたいとのことで、一緒に高野山まで案内する約束をする。

松尾峠を越えて、一本松に向うshinさんをお見送りをする。

       

お仕事が一段落した海山ちいこさんと、1時間ほど積もるお話などする。
「猫好きの竜馬さんに、お土産」といって猫のストラップをくれました。
甥っこのためにガチャガチャをした時に、猫のストラップだけ別に取って
置いてくれたそうです。早速泣き猫の方を携帯電話につけました。



15時発の平田駅より特急で、高知に戻るためお別れする。
見送りに出てきたちいこさんが、庭の花壇に案内してくれた。

「竜馬さん、この花しっちゅう?」と、白い花を指指しました。
「猫好きやから、しっちゅうやろ」と念を押された。
「・・・・知らん」初めて目にする花でした。

「ネコノヒゲ」別名キャッツウィスカーというらしい。
なるほど突き出た花の姿が、「猫のひげ」のようでした。
猫好きには嬉しい花でした。またひとつ花の名前を覚えました。

次回39番から打ち始める時に、お昼を頂くことを約束してお暇しました。
このあと実家で一泊して奈良に帰ります。
マラソンとお遍路で1週間過ごした四国の旅もやっと終わります。

本日の練習

夕方、サイクルロード走 3往復 6km。 足重たし。


本日の練習 6.0km 11月累計 34km 
         6~10月累計 907.5km
 


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6 コメント

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ブランド (竜馬16)
2006-11-06 23:45:45
時速kmとは・・・、38番から39番まで50kmちょいですから、凄いですね。

へんこつ屋のおやじさんは健在でしたよ。
ちっちさんが書かれているような意味あいもあるのでしょうかね。二代目にとっては。

返信する
Unknown (ちっち)
2006-11-06 21:55:15
私達も「へんくつ屋」に泊まりましたよ。息子さん自分が「へんくつ」と思われたくないんですね。この宿で時速6キロの女の人に会いました。足摺岬から此処まで一日で来たというので亭主も吃驚しておられました。
返信する
酔ってください!?? (竜馬16)
2006-11-06 14:58:25
のりさんたちを 是非海や山やに招待したいですね。
シマント大会の帰りにでも、いかがですか?

丸亀シティーはもちろん、ハーフを走ります。
所属クラブは「チーム青空屋」で記入しました。

では、これから夕方の練習にでます。
返信する
心の貯金 (竜馬16)
2006-11-06 14:51:54
anikobeさん こんにちは 
いつも温かいコメントありがとうございます。

今回の区切り打ち遍路記、ながながと書いてしまいましたが、それだけに思い出や、ふれあいも多かったのでしょうね。
しっかり心の貯金ができました。

また来年にお四国に呼ばれるのを、楽しみに待ちます。
返信する
うしーうっしー (のり)
2006-11-06 09:35:25
お遍路お疲れ様でした。
機会があったら海や山やさんに酔ってみたいです←寄る?酔う?

またまた、丸亀のエントリーしました。
まだお金は払ってないけど。
ハーフでしょ?
返信する
おはようございます (anikobe)
2006-11-06 08:19:45
お遍路の日々を、携帯で投稿されていましたので、その日行程などは、おぼろに理解できていましたが、
このような、素敵な心温まるエピソードは、紀行文として書いて下さるととてもよく分かって、歩き遍路ならではの、心の貯金がいっぱいできてくるのだなぁと
つくづく思いました。

お仲間との出会いや、再会、お宿の方との温かい繋がり、ほのぼのとした気持ちになります。

猫のストラップ、可愛いですね。
ネコノヒゲ、名前覚えました。
何より、お魚中心のご馳走いいですね。

これから、お仕事ですか。
忙しくなりますね。
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