冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

ユニークな名前のお地蔵さん

2010年02月03日 22時22分56秒 | ウォームス里山歩き


 日曜日にウォーキング娘の例会で「鹿背山(かせやま)城跡と大仏鉄道跡 」を歩いた
 時に、鹿背山不動さんで昼食休憩をしました。
 お不動さんは建武元年(1334年)の石不動で、現在は岩屋にお不動さんが祀られ
 古くから信仰を集めています。残念ながら見ることができませんでした。
 立派な大師堂もあり、裏山には「しょんべんたれ地蔵」と「春日のおばはん」と名付け
 られたお地蔵さんがあるというので、ご対面すべく食後みんなで登っていく。



 しょんべんたれ地蔵です。鎌倉時代後期の磨崖仏でなかなか大きな石に彫られています。
 パンフレットによると、7日間お参りすると夜尿症が治るといわれてます。
 お地蔵様が代りに「夜尿症」が治るそうです。お地蔵さんのお腹に小さな窪みがあり、
 水が流れた跡が赤く残っています。




 しょんべたれ地蔵の後方に少し登ったところに「春日のおばはん」地蔵がある。
 これは室町時代の作です。
 立っているところが興福寺・春日明神の鬼門筋にあたり、これを守るお地蔵様といわれ
 ています。

      

 お地蔵様のお腹がぷっくらと膨れていて中年女性のように見えることから
 「春日のおばはん」の愛称で親しまれています。
 ウォームスに参加されたおばさんたちも、しきりにお腹を笑いあいながら
 なぜていました。
 なかなかユニークなネーミングのお地蔵さん巡りのひとときでした。

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2 コメント

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遠い時代のお地蔵さん (anikobe)
2010-02-04 12:02:11
面白い名前がついていますね。
当時の普通の人の暮らしの中に根付いて、庶民の信仰を集めていたのだろうと想像が、広がっていきます。
返信する
anikobeさんへ (竜馬16)
2010-02-05 20:29:48
さすが関西ですね。
このような呼び名だと、親しみも増しますね。
ウォーキング娘はのんびり道草しながら、マイナーな土地を散策するので、とても気にいっている会です。
皆勤で出席したいのですが、マラソンの大会とよくダブルので時たましか参加できないのが、残念です。
返信する

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