冬青(そよご)風

常緑樹の森の下に佇み、かたい葉が風にそよいで、ソヨソヨと音をたてる。
ソヨゴの語らいを聞いていただければ幸いです。

矢田山へんろ道 笹伐採冬作業

2006年12月02日 19時37分27秒 | 矢田寺へんろ道修復作業

 岩屋寺付近の紅葉。2年前に植樹したモミジも小さいながら紅葉していた。

 今日早朝より矢田寺へんろ道の笹刈り作業に行ってきました。
 矢田へんろ道のメンバー8人で、今年最後のへんろ道作業でした。
 今回は山下会長のご尽力で、補助金も下りその費用で、チエンソー、草刈機、
 長尺鎌、腰鉈等、会の備品として購入出来、少人数でも能率よい作業ができた。

     

 今日の作業は雲辺寺から観音寺あたりのへんろ道に、高く生茂った笹の伐採。
 チエンソーで刈っていくのですが、笹が結構伸びていて上部では絡み合って
 引張り出すのが力仕事でした。



 それでも時間をかけて片付けると、少しずつ道が広がっていきます。

     

 道が広がると、次は斜面にかかります。滑りやすい傾斜地での作業も大変です。



 2時間後、ご覧のように笹薮をとっぱらったので、へんろ道がすっきりし、
 風の通り道、日当たりも確保でき、なかなか素敵な空間が出来上がりました。
 69番神恵院から70番本山寺のへんろ道へも快適な歩きができます。

     

 その後、岩屋寺の上の竹伐採地へ場所を移動する。
 3年がかりで矢田寺地蔵講の皆さんと、一緒に切倒し作業をした場所です。
 腐敗さすために放置していた竹筒や竹枝を移動さして、新しい通り道を作る。
 それらの上にはノイバラが覆いかぶさり移動するだけでも、痛い作業でした。



 八坂寺に下る道筋の整備も終わり今日の作業は終了しました。
 2年前に植樹したモミジも小さいながら紅葉し、へんろ道を彩っていた。



 モミジを植林したこの辺一帯は、10年後にはきっと矢田寺のモミジ谷として
 きっと脚光を浴びることでしょう。そうなれば我々の努力も報われます。
 皆さん満足げに片付け作業をし、綺麗になった場所を振り返っています。

    

 3年ほどかけて竹林や、倒木、雑木の伐採作業をしたので、光や風が通りだし
 ずいぶん明るくなった矢田寺へんろ道です。
 (カテゴリ:矢田寺へんろ道修復作業をクリックしてご覧ください

 作業後、メンバーの一人で今日チエンソーで活躍された「大久ら」のご主人の
 お店で、美味しいふろふきダイコンを皆にご馳走していただきました。
 奥様が時間をかけて煮込み、特製のミソダレを作られたふろふきダイゴンは
 柔らかくとても身体が温まりました。ご馳走さまでした。

 皆様もぜひ一度、矢田寺へんろ道をゆっくり歩きにきてください。 
コメント (8)
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