三度目の四国八十八ヶ所巡拝に出たある年。
不思議なそして魅力的な人物に遭遇した。
高速バスの鳴門停留所で降りて撫養街道を
1番札所霊山寺に向けて歩を進めていた。
風は強かったが、春遍路の到来を告げるように、
空は青く暖かで歩くには持ってこいの陽気だった。
途中曼荼羅八十八ヶ所2番札所長谷寺にお参りして、
種蒔大師に向う途中の空き地に彼とであった。
1枚の大きな石板から産まれ出でたような姿で、
石板の上にちょこんとのんびり座っていた。
♪ 野やまからの吹き渡ってくる風に
身をまかせ 少しのんびりと
腰をおとして 空をみながら
流れる雲を眺めてみたい。 ♪
私も横に座りあかず彼を見あげていた。
今回の遍路は彼を見習って、風の音を聞き歩こう。
昇る太陽、沈む夕日のひとときをのんびり歩こう。
抜け出た穴に別れをつげ1番に向って歩き出した。
振り向くと彼はいつまでも見送ってくれていた。
不思議なそして魅力的な人物に遭遇した。
高速バスの鳴門停留所で降りて撫養街道を
1番札所霊山寺に向けて歩を進めていた。
風は強かったが、春遍路の到来を告げるように、
空は青く暖かで歩くには持ってこいの陽気だった。
途中曼荼羅八十八ヶ所2番札所長谷寺にお参りして、
種蒔大師に向う途中の空き地に彼とであった。
1枚の大きな石板から産まれ出でたような姿で、
石板の上にちょこんとのんびり座っていた。
♪ 野やまからの吹き渡ってくる風に
身をまかせ 少しのんびりと
腰をおとして 空をみながら
流れる雲を眺めてみたい。 ♪
私も横に座りあかず彼を見あげていた。
今回の遍路は彼を見習って、風の音を聞き歩こう。
昇る太陽、沈む夕日のひとときをのんびり歩こう。
抜け出た穴に別れをつげ1番に向って歩き出した。
振り向くと彼はいつまでも見送ってくれていた。