紙模型 戦艦扶桑製作記・3
二年かかりました
ほぼ毎日、1~2時間の制作で二年かかりました。
進捗率は95%というところです。
このポーランド製の紙模型は「作れるものなら作ってみろ(^▽^)/」というところがあります。
デフォルトでは強度不足で補強しなければならないところ、こんなもの作れるかというところがあって、自分の技量とも合わせて見極めることが重要です。
1と2で書きましたが、船体の補強と修正が必要です。このままでは継ぎ目や痩せ馬が出て、不細工になります。
艦船模型の要諦は、平行・垂直・直角・左右対称の担保です。
細部を作りこんでも、船体や構造物の平行・垂直・直角・左右対称ができていないと台無しになります。
船舶模型は前後から見ると狂いが目立ちます。全工程にわたって平行・垂直・直角・左右対称を確認することが重要です。
総部品点数はデフォルトで10000は超えていると思います。
でも、25ミリ機銃のクランクやペダルなど0.2ミリほどの部品はシートから切り出すことすら不可能で、どこを省略するかという見極めが必要です。
また、副砲の防水シートや手すり、艦橋各層の補強などに自作しなければ対応できない部品などがあり、数え方にもよりますが、部品点数は20000近くになったと思います。
煙突周りの支持支持架やカタパルト、艦橋の窓枠はデザインナイフで隙間を切りだしリアリティーを出しています。艦橋の窓のパーツは四カ所あります。最初に透明アクリル薄板を貼り付け、あとから隙間を切り取る方法で作っています。LEDを仕込めば見ごたえがするのですが、気が付いたのが艦橋部分を仕上げた後でしたので、ちょっと残念です。
この後は、若干の張線とウェザリングを施して完成にしようと思います。
次は『赤城』を作ろうと思うのですが、置き場所を確保しないと手が付けられません。