ETUDE

~美味しいお酒、香り高い珈琲、そして何よりも素敵な音楽。
これが、私(romani)の三種の神器です。~

ハイドン:ディヴェルティメント変ロ長調

2007-05-22 | CDの試聴記
年のせいでしょうか、ここ10日くらい体調がすぐれません。
先週は扁桃腺まで腫らしてしまい、不覚にも2日ほど寝込んでしまいました。
そんな状況ではありましたが、今日は日帰りで宮崎出張。
幸い、仕事の方は上々の結果でほっとしています。

ところで、宮崎空港に着くや、知事の顔写真がいたるところに・・・。
宮崎は、いまや「東国原共和国」といった感じでした。
あっという間に宮崎を全国区に押し上げた知事の力量は、それだけでも大したものだと思います。

さて、今日昼食をとっていると、急にハイドン・バリエーションでおなじみの「聖アントニーのテーマ」が頭に浮かんできて、その上、仕事中もずっと頭から離れなくて困りました。(笑)
いったんこういう状態になってくると、「消そう」と意識するとかえって逆効果になるので自然に任せていたのですが、今日に限ってはまったくダメ。
仕事中はもとより、帰りの飛行機の中でもずっと鳴り続けていました。

こうなったら、「この曲を聴かんと、今夜は寝れんワイ」。
そんなこともあって、帰宅後まず手にとったディスクが、オケ版のブラームスのハイドン・バリエーション。
しかし、これじゃ、あまりに当たり前の選択ですよね。
じゃ、ピアノデュオ版にするか。
それでも新鮮味がないなあ。
「そうだっ!」と思いついたのがこの曲。

ハイドンの真作かどうか疑問視されているようですが、全4楽章の文句なく楽しい曲です。
この第2楽章が例の聖アントニーのテーマ。
名人達の木管アンサンブルで聴くこの音楽は、何ともさわやかで心地よい。
第3楽章も第4楽章も、このテーマを意識しているようで、まあ最高のディベルティメントといって差し支えないでしょう。

心身ともに、かなり癒された気がします。
やはり音楽の力は大きい!

<曲目>
■モーツァルト:五重奏曲ハ短調
■ハイドン:ディヴェルティメント変ロ長調
■ベートーヴェン:五重奏曲変ホ長調
<演奏>
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
■シュルツ(fl)
■シェレンベルガー(ob)
■ライスター(cl)
■トゥルコヴィッチ(fg)
■ヘーグナー(hr)
<録音>
■1995年6月







コメント (5)
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