ETUDE

~美味しいお酒、香り高い珈琲、そして何よりも素敵な音楽。
これが、私(romani)の三種の神器です。~

下野竜也&読売日響 マーチ&ダンス

2005-05-16 | コンサートの感想
昨日は、芸劇マチネーの日です。
午前中残務があったので会社へ行ってから、いざ池袋へ。

<日時>
5月15日(日)

<曲目>
《マーチ&ダンス》

①スッペ: <軽騎兵>序曲
②黛敏郎:NTVスポーツニューステーマ
③イェッセル:おもちゃの兵隊の行進曲
④グノー:操り人形の葬送行進曲
⑤スーザ:行進曲<ワシントン・ポスト>
⑥ビゼー: 闘牛士の行進曲
⑦マイアベーア:<預言者>より「戴冠行進曲」
⑧ロッシーニ:<ウィリアムテル>より「スイス軍の行進」
⑨エルガー: 威風堂々第1番
⑩オッフェンバック:<天国と地獄>からギャロップ
⑪ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
⑫バルトーク:ルーマニア民謡舞曲より
⑬ドボルザーク:スラブ舞曲第10番
⑭チャイコフスキー: <くるみ割り人形>組曲

指揮:下野竜也

曲目をご覧いただければお分かりいただけるように、前半は行進曲・後半は舞曲という構成でしたが、小品だからといって手を抜くなんてことは一切なく、燃焼度の高い好演でした。誰でも知っているような楽しい曲が多かったせいか、普段の月と異なり子供さんの姿も多かったようです。司会はNTVの藤井恒久さん。指揮者の下野さんとの掛け合い漫才のようなトークも本当に楽しかった。

ところで、みなさんは②~④の曲をご存知ですか?
②は、NTVプロ野球中継のテーマ音楽、というより私には「全日本プロレスのテーマ音楽」という印象が強いのですが、そう「あのテーマ」です。今から25年ほど前、テレビでステレオ放送が開始されたときに、読響では録り直しをしたのだそうです。この曲を聴きながら、ふと「読売日響の読売は、読売ジャイアンツの読売」ということに気がつきました。私のごひいきのチームは、黄色と黒を基調とする永遠のライバル球団。うーん、何ということ!今まであまり考えたこともなかった・・・。(ま、でも関係ないや! そうです、変わり身は早いのです・・・。)
話が脱線してしまいましたが、③④について、
③は、キューピー3分間クッキングのテーマ。曲の長さも3分です。お見事!
④は、ヒチコック劇場のテーマ音楽だそうです。
ということでみんなよく知っている曲でした。

また、昨日のコンサートでは最後にちょっとしたアクシデントがありました。
後半もいよいよ大詰め、くるみ割り人形の「花のワルツ」を残すのみとなっていたときです。会場が何故かゆらゆら揺れているではありませんか。隣の人の貧乏ゆすりかと一瞬思いましたが、違いました。そう地震だったのです。その後揺れが収まるのを待って静かに下野さんのタクトが動き出し、花のワルツが始まりました。微妙に揺れる「素敵なワルツ」になったことはいうまでもありません。

昨日のコンサートで嬉しかったことが二つ。
ひとつめ、昨年末の「第九」で陥った「演奏と呼吸が合わせられない症候群」の症状がまったく出ず、「聴衆」というパートの奏者として心から音楽を楽しめたこと。
ふたつめ、一昨日のブログでとりあげたテンシュテットのワーグナーライブで素晴らしいソロを聴かせてくれたデヴィット・ノーランのヴァイオリンが実演で聴けたこと。
これなんかも、何かの縁を感じました。
コメント (2)
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