退院後も、椅子に座り続けることが殆ど出来ない状態にあり、その解決が最大の課題でした。入院時もそうでしたが、食事の時は忍耐力が辛うじて座位を保たせていたものの、歯磨き時などを含めて、処理する事柄が無いときはベッドに横たわらざるを得ない状況でした。特に困っていたのはPCに向き合える時間がごく僅かしかなかったことです。数分が経過すれば腰の痛みを怺えきれなくなり、作業を離れなければなりませんでした。そして現在も全く同様です。
その状態が始まって以来、ネットで椅子探しを繰り返してきました。腰痛の軽減までを考えて作られた、と思われるものを見つけることも出来はしました。色んな会社の製品に目を通しました。しかし、本当に私を救ってくれる効果があるのか、どういう作りが相応しい椅子か等など疑問点は尽きず、品定めは難航してきました。あまりにも多数回、ネット検索したためでしょう、ネットには椅子の宣伝がふんだんに盛りこまれるようになりました。そのようにして昨日の病院受診日となりました。私は、担当の医師の方に相談するしかない、と思っていましたのでネットから印刷した数種の椅子の写真を１葉に収めて持参しました。診察の終盤でその写真を医師の方にお見せして意見を戴きました。直ぐに返事を戴きました。それは背当てが在る普通のオフィスチェアーでした。そのことで椅子に関して抱えている問題点の１つにはピリオドを打つことが出来ました。それでも私は帰宅後も最終決断に至ることはありませんでした。そのまま、今後もだらだらと、悩みながら毎日を送ることになる、との思いだけでした。そして迎えた夜、突然、思いついたのが今回ネット注文を入れた会社の椅子でした。その会社には退院後間もなく、同社販売の椅子について腰痛との関係をメールで問い合わせたことがあります。同社からの答えでは、人に関する効果は資料を持ち合わせておられない、という内容でしたので、私はその会社とは一応、離れた関係となっていました。しかし、突然、その会社の製品を購入する気持ちが湧き上がり、直ちに手続きに入りました（実は昨日は近くの店に３度目の訪問をして、展示してある数種の椅子に座ってみたり、店員さんからの説明を受けたりもしていたのですが）。考えてみればその会社と繋がることになったのは元に戻った、という感じです。始発点と終着点が同じになり｢ブーメラン｣現象と言えます。現品が果たして私の願いに応えてくれるかどうかは全く不明ですが、ここまで来たからにはもう、成り行きに任せるしかありません。この注文で結果として良かったことは、組み立てる作業迄を注文出来たこと（ただ、これには別途、経費が加わりましたが）、相当に重量ある椅子を腰に痛みを持つ私が自分で運搬したりする必要が無くなったこと、があります。完成した形で私の手元に届く筈ですのでとても助かりますし嬉しいです。