怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義母は拒否したけど、私が気に入ったクッキー

2017年12月16日 | カテゴリー分けするのに飽き
折り紙はこちらでは貴重品。購入することもできるけれど日本のようにその辺に売られていないし、高価な場合がほとんどだ。
たまたま見つけた正方形色つきメモ用紙を折り紙代わりにしてどんどん星を折ってしまった。
一部のこちらの人たちはこうした折り紙作品をとても褒めてくれるしね。
折り続けて気付いた。手が痛い・・・。腱鞘炎がひどくならないうちに中止。

その折り紙星をみやげとして持って知人宅へ。

きれいに並べられたクリスマスクッキー。家族に糖尿病患者がいるのでドイツではありえないほどの薄味。
日本人の私にはちょうどいい甘さだった。

特にこれ。私はすぐに「餃子クッキー」と名付けた。餃子の皮部分がほとんど粉の味だ。中のジャムとそれが一緒になっていい感じの甘みとなり、非常においしい。

自筆のレシピを魅せてもらった。

360グラムの小麦粉にたった50gの砂糖だ。普通のドイツレシピにはそんなものはない。

さっそく、義母にこの餃子クッキーのことを報告すると、やっぱり、まったく聴く耳を持たなかった。
たまに「じゃあ、やってみましょう」ってなることもあるので希望を捨てないことにしとく。

某集まりにて。12月は日本同様、事業所や各種団体、趣味の集まりでさえ忘年会のようなものが行われる。
主婦の集まりは日中、酒抜き。自作のお菓子が並ぶ。珍しいことにろうそくは電気。何か事故があったので、本物ろうそくの使用が禁じられるようになったのか。

ナッツが詰まったケーキ、毎年H子さんが作って持ってくる。おいしい。シュトーレンは、おそらく市販品。
あまりおいしくなかったから。なんでもほとんどの場合手作りのほうがおいしいドイツ。


大らかな人々が大勢いるということを郵便物の投函風景で感じる

2017年12月15日 | カテゴリー分けするのに飽き
これはありえないだろう、と驚愕した風景。

家庭や事務所の郵便受けではなく、郵便を発送するための郵便ポストだ。
街中のよく使われているポストで、周辺の事業所の人たちがたくさんの封書を投函しているのを何度も見ている。
家庭の郵便受けならともかく(それは日本でもよく体験した)これから送るものがこんな状態で放置されているのは初めて見た。
郵便局まで行くのが面倒だったのだろうな。または郵便局は長蛇の列だったのだろう。クリスマスまでわずかだ。贈り物を発送する人々でごった返している様子が目に浮かぶ。

在独日本人仲間A子さんが去年12月上旬に実家にいる私に向けて小包みを送ってくれた。
それが届いたのは2ヵ月後。
国際的な郵便物繁忙期なので仕方がないとは理解している。
忙しすぎて、その小包みは郵便局の隅にぽつんと取り残されていたのかもしれない。

なにしろ、一般の人たちもポストに投函する様子がこんな有様だ。落下しちゃう可能性、誰かが持っていってしまう可能性など、全く考えなかったのだろうか。
生活のいろいろな部分で大らかさを感じるドイツ。

大らかなのはいいけれど、ちゃんと届くのかな、この郵便物。
私の経験では、私が発送したちょいと大きめの封筒が破壊されて届いたことがある。
現物を見ていないので、受取った友人の報告を聞いただけだが、かなりひどかったようだ。
また、こちらの封筒、紙類は日本のそれらと比較すると強度がなく、すぐに破れてしまう。
書籍小包みを100キロほど離れた場所に住む日本人知人に数度送っている。破損して届いた、という報告を何度かもらった。
そういうわけで、このポストから半分はみ出した郵便物の運命もちょいと危ぶまなくてはならない。

あまりそのあたりをうろうろすると怪しまれるような気がして、さっさと撮影して立ち去ったけれどね。







みんな焼いているクッキー、お互いクッキー攻め

2017年12月13日 | カテゴリー分けするのに飽き
某資産家が所有する街中の多目的部屋もクリスマス風になってきた。
 
このツリーも生木だ。いつも思うのだが、森林のちょいとした破壊に繋がっているのではないかと本当に余計な心配をする私。

ドイツに婚姻移住してきたばかりの日本人女性に、クリスマスクッキーについて尋ねられた。
「そんなに焼いて、どうするのですか」
ウチの場合は基本的に自家消費だ。仕上がった時点からもう食べてよろしい。
「もっと食べなさい」と義母の食え食え攻撃も激しくなる。
義母の妹宅は育ち盛りの孫が周辺に何人も住んでいるのでウチの数倍の量を焼く。
それでも、なんと、8月まで残ることがあるらしい。おい、焼きすぎじゃあないか?

そんなに糖分と油分の塊を食べ続けるのは明らかに健康に悪いので、私は義母の目に付かないようこっそり袋に入れて訪問宅へのお土産にしたりしている。
その家でも焼いていることがほとんどだ。クッキーといえども、それぞれの家庭の好みの味や形状があるので、私は他家のクッキーを食べるは好きだ。
下の女性のように、不特定多数のために焼いて持ってくる人もいる。いや、単に焼きすぎなので持ってきているだけなのかも。

彼女も義母より丁寧に焼いているなぁ。


お菓子屋やパン屋のショウウインドウもクリスマスクッキーを並べている。
これは見事だ、と思った。

さすがプロの作品。高いだろうなぁ・・・いったい、どんな人々が買うのだろう。





暖房費も厚着で節約

2017年12月11日 | カテゴリー分けするのに飽き
典型的な12月の西欧州の天候をよく表現している写真だと思う。

真昼間なのに、暗い。気温はいつも0度前後。
半世紀ほど前まではいつも数十センチの積雪があったそうなので、ここ周辺に限って言えば「地球温暖化」は本当なのかもしれない。
温暖化しているとはいえ、やっぱり寒い。
家の中は暖房がしっかりしているから寒くないのではないか、Tシャツ姿でアイスクリームを食べるのが北国の冬じゃないか、という意見もあるだろう。
もちろん、そういう家もある。
ウチは、違う・・・
寒いっ。
雪降ると、特に寒いっ!!
室温を上げようと温度調整つまみを回してもどういうわけか、暖かくならない。
家全体の温度設定上限があって、自動的に上がりすぎないのようになっているようだ。
ぎゃー。
こうなったら着込むしかない。
実家の冬も、家の中では凄まじい厚着をしていたものだ。
ほぼ、同じことをここでもしている。
外出用の上着が大活躍。
義母はパンツ、レギンス、タイツなどを5枚重ね。(私は真似できない)
テレビを見るソファーでは毛布必須。
布団の中にはあんか。幸いなことに、寒くてよく眠れない、という経験はここではほとんど無い。実家ではよくあったものだ。

知人・友人宅に行くと、ウチにいるより暖かいことが多い。
やっぱりな・・・義両親たちの節約精神が冬場の室温に影響されているのだろうな。
義両親たちもパツパツに厚着をしているので、私一人で「寒いよぉ」と訴えることはできない。
ドイツの長い冬、こうやって耐え忍べっ

処方箋を執事に取りに行かせているのか。彼は家庭の使用人なのかい?いや、きょうだいかも?

2017年12月11日 | カテゴリー分けするのに飽き
痛み止めに麻薬を処方されているB子さん。
マリファナたばこをくゆらせながら、ハスキーな声で語る様子がなんとなく魅力的。
室内はいつも薄暗く(季節的にそうなのと、B子さん自身が明るいと落ち着かないから暗くしている)壁の色も家具も衣類も、独特な雰囲気をかもし出している。

どこかの秘密結社のシンボルマークか。
身につけている物資もジャンキーっぽくってちょいと欲しくなるような品ばかり。
これは今の季節に相応しい笛吹き天使。

これも魅力的だ。シャーマンとか、インド哲学とか、そういう言葉が似合うデザイン?いや、もっと西洋的かな。


知り合って間もないのでまだまだ知らない部分が多いB子さん。
同居している年下と思われる男性は彼氏かと思っていた。先日彼女を訪問したときに、別の男性から電話が入り、ビデオ通話にして私に見せた。
「わたしの夫よぉ~」
彼女につりあう年代のおじいさんに近いおじさんがそこに見えた。ほっとした。
では、この男は一体なんだ??
K雄と呼ばれている彼はダンナとちがい、かなりお洒落できれいな顔立ちをしている。
B子さんとのやり取りを見ていると、まるで執事のようだ。きょうだいとは想像しにくい。K雄さんはB子さんにお茶を淹れたりパンを切ってトーストしたりしていた。

その日、再び処方された痛み止め(今回はモルヒネらしい)の処方箋をK雄さんが車で診療所へ取りに行くことになっていた。
早口でまくし立てるのでちゃんと聞き取れなかったのだけれど、行く方向が私の家付近を経由すると理解し、一緒に乗っていくことになった。
もしかしてゲイかも、とちょいと予想した私はK雄さんと二人きりで出かけることに全く不安を感じなかった。
外出するために着替えてきたK雄さんの帽子とコートとマフラー姿のかっこいいこと!

もしかしてB子さんは実はすんごいお金持ちで、身の回りの世話に一人雇っているのかしら、とも予想。
K雄さんが運転している車は質素だった。うーん。

その車がまず向かった先はウチ。
私を下ろすとK雄さんは言った。「処方箋をもらう医師はここから2分のところです」
おお、なんと、ウチの近所の医院で診てもらっているんだ。
マリファナ、モルヒネなどを処方する医師は限られているらしい。わざわざこんな田舎まで診察に来るくらいなのだから本当にそうなのだろう。
処方箋を薬局に持っていくと、常備されていないので受け取りまでしばらく時間がかかるのだそう。
そりゃあそうだろうな・・・薬局にいつもあったら、好きな人たちがこっそり手に入れようとあの手この手を使うだろう。
受け取りは本人でなくて執事・・・じゃあない、代理人でもいいのだろうか?身分証明書とか必要じゃあないのだろうか。
うう、知りたい。
ついでに、K雄さんが何者なのかも知りたいが、そのまま尋ねることなく、B子さんと交流しているうちにだんだんなぞが解けてくるのもまた楽しいかも。

















待降節第二主日、ろうそく火災に注意して点火。

2017年12月10日 | カテゴリー分けするのに飽き
夫はここ数ヶ月間、平日の帰宅は午前2時とか3時だ。週末も事務所に出かけることが多く、家にいたとしてもずっとコンピューターで仕事をしている。
睡眠時間無しで働くには命の危険がある年代だ。会社員ではないので自分で仕事量を抑えるしかない。仕事が目の前にあるのにやらないでおくことができないのも自営業の悲しいところだ。
最悪の場合を想定、私はここで生きていけるのだろうか、とちょいとあれこれ思い巡らせてしまった。

世の中はクリスマス気分。私のアドベントろうそくの二本目も点火された。
危険を考慮して、燃えるものが少ない浴室に設置。12月には火災が増えるドイツ。

こうした習慣は欧州全体にあるのだろうか?


冬場の晴れ間が非常に少ないドイツだ。日中でもどんよりと暗い。
ろうそくの炎が非常に映えるのはこうした暗い天候だからだろう。炎を見ていると暖かい気分にもなるし。

友人からクリスマスクッキーの写真が届いた。

丁寧に焼いて丁寧に盛り付けてある。義母のとは大違い。



とうとうその日が来た、一日中クッキーを焼く

2017年12月09日 | カテゴリー分けするのに飽き
「クッキーを焼きます」
と、義母は前日に私の予定を確認したので、翌日のその日は丸一日義母の奴隷となった。

さあ、焼けっ。ノリノリの義母と違って、私は言われることをやるだけ。

チョコレートコーティングも一応私に「どうする?」と尋ねる義母。
私は嫌だ、というのに塗る義母。だったら、尋ねなければいいのに!

生地を手で捏ねる作業を義母が「やりますか」と尋ねた。
私は右手首の腱鞘炎をひどくしないために断った。すると、偶然義父がやってきて捏ねている義母に向かって「あれ?手首が痛いのではないのか」と言った。
ああ、私も痛いんだよー、と言い訳しても遅いので黙っていた。
義母の手首の痛いのは治癒の可能性が低いが、私の腱鞘炎は治る希望を持っている。なるべく動かさないようにするのがいいらしい。本当はクッキー作り全部を拒否したいのだけれど、そういうわけにも行かないでしょう、お義父さん!

毎年毎年義母を手伝っていて思うのだが、どうしてもう少し丁寧にやらないのかな。
「私は忍耐力がありません」
と、今回私の疑問に答えるような発言をした。そうか、丁寧に形作る気は全くないのだな。
口に入れば皆同じ、味がよければいい、とぉ。

午後4時ごろには私はくたびれ果てていた。
義母はもう一種作りたがっていたが、私の困憊ぶりを見ると、諦めた。
「また数日後にしましょう」

古本で作る天使の飾り。頭の部分をどうするか。
手芸店の天使の頭は高いらしい。
こんなどうでもいいことで、いろいろ悩むクリスマス前の忙しさ。


外出先で食べた揚げパンのような甘いお菓子。

ただでさえクッキー攻めなのに、これ以上甘いものを食べては危険だ。
そうは思うのだが、出されれば食べてしまう。
意思を強く持たなくてはいけないクリスマス前。




クッキー作りにノリがない義母。どうしたっ!?

2017年12月07日 | カテゴリー分けするのに飽き
友人宅のクリスマスクッキー製造状況。

彼女らは30年ほど前にバルカン半島から難民としてドイツに移住してきた。(両親は50歳代、彼女ら姉妹は20歳代と30歳代)

バルカン半島のクリスマスも大量にクッキーを焼くのかどうか知らない。ドイツ在住の日本人家庭でもここの習慣の影響を受けてこの時期に焼くようになるので、出身地の習慣がどうだか案じている暇はない。

焼けっ!これでもか、っと思うほどの量を!
バターと粉と砂糖を焼く香りが家中に漂う一ヶ月っ!

ところが。
義母にはまだ完全にその気分が来ないようだ。
昨日焼いたのもわずかこれだけ。

ナッツの粉末が練りこまれた生地。ボロボロになりやすいので型を取るのが難しかった。

割れ防止のために粉砂糖を水で溶いたものを焼きあがりに塗った。
義母はチョコスプレーがあるのを思い出して、それを出してきて乾ききらない砂糖の上に載せた。
私がちょいとそのチョコスプレーを食べてみると、なんだか柔らかい。普通もっと硬くないか?
ドイツのはこんなのかな・・・と考えているとき、はっと思いついた。
きっと、何年も前の古い製品なのだろう。
案の定、賞味期限は2010年。

毎日のように古い食材を食べているこの10年。
今更この古さを嘆くなんてアホらしくてやってられない。うん、エコ体質になりきった私。
古くて廃棄したい食品は義母に贈ろう~

先ほど、もらってきたスーパーの廃棄処分バジル鉢植えを義母に見せたら、さっさとゴミ箱に入れられてしまった。
私が叫ぶと、
「え?りすは必要でしたか?」
と、尋ねられた。まさか、義母がこの絶対食べられそうなバジルを捨てるとは思えなかったのだもの。
ううう。油断大敵。7年前の食品は大事にして、先週売り物にならなくなった草は捨てるって、どういうこと?!




手を休めるために短い記事

2017年12月06日 | カテゴリー分けするのに飽き
コンピューターのキーボード、マウス操作も腱鞘炎によくないだろう。
作業時間を短くするために、簡単な記事を投稿。
最近のコンピューターは音声入力可能だそうで。欲しい・・・

ちょいと親しくしているMさん。お気に入りの日本で買ったニッカーボッカー姿でポーズを取ってくれた。
右手に持っているのはおもちゃの刀。ノリノリ。

翌日、初めて訪問したドイツ人・台湾人夫婦宅の息子さんの部屋に飾られたフィギュアを見てたまげた。

あら、昨日のMさん!
日本人気はこんなところで観察できる。
すでに優れた工業製品での日本の知名度は落ちかかっている・・・・?

おいしいパンでご機嫌

2017年12月04日 | カテゴリー分けするのに飽き
久しぶりに会う知人と一緒に遅い朝食をパン屋のイートインコーナーで食べた。

少々値段のするパンで、ウチでは絶対買わない品だ。各種種子が入ったものとレーズンが入った二個を食べた私。
店の朝食セットとしてバターとジャムが添えられた。
 
なんとなく食べたりないのでスープも食べてみた。
 
一般的にドイツのスープの塩辛さは日本の梅干並みだが、ここのは普通だった。
豚肉を細かく切ったものがたくさん入っていておいしかった。白い色のスープは友人が食べたリンゴと何とか言う香辛料が入ったもので、一口舐めさせてもらってこれを選ばなくてよかったと思った。

久しぶりに外でおいしいものを食べられて幸せな気分になった。
彼女と別れた後、買い物を済まし家に戻ると14時になっていた。
義母が早速私を捕まえてアイロンかけを手伝わせた。アイロンかけは右手が非常に痛むのだけれど、義母は自分がやりたくないから(やはり手が痛いのだろう)私に頼むわけで、断ることができない。
そうこうするうちに、16時になり家の中は暗くなってきた。

普段、私以外の家族は階段の上り下りに電気をつけない。
数年前、私には「電気をつけて使いなさい」と命令された。
生まれた頃からここを歩いている夫には眼を閉じていても走るように上り下りできるが、私には無理と判断されたのだろう。
しばらくはちゃんと灯りをつけていたが、みんなが真っ暗な中を歩くのに、私だけ使うのは電気の無駄遣いかもしれない、と最近は遠慮していた。

さて、今日はパンでご機嫌よろしく暗い階段を上り下りしていた。
が・・・
やってしまった。
最後の一段を忘れて転げ落ちた私。
頭と膝を床にぶつけた。そんなにひどく打ち付けなかったのはとっさに右手で身体を支えたからだ。
そうさ、右手は腱鞘炎で激痛。このとき激痛をさらに悪くした!
もう、キーボード操作は無理か、と涙ぐみながら床をのた打ち回っている私を義母が「なぜ灯りをつけなかったの!」と叱責した。

そういうわけで、いい気分が一気に悪い気分に。
うううう・・・。







待降節第一主日にクリスマス料理を決める、義母の意見しか通らないのだが。

2017年12月03日 | カテゴリー分けするのに飽き
用意した四本のろうそくの一本に火を点す第一主日。
私が用意したのは星型皿にろうそくを置いただけの簡単なもの。しかも、この皿はボランティア団体でもらった品。

多くの人たちは下のようなものを使っている。


上から撮影したシーンが無いなぁ。クリスマスリースに四つろうそくを立てたような感じのものだ。

これは知人のドイツ人旦那さんが作った簡単な木工作品。天使がモチーフのろうそく立てだ。なぜか2本しか使えないのはどういうわけだ。そういうのもありなのだろうな。ここは何でも例外があって、決まりきった範囲でしか許されないとうことがあまり無いのが楽だ。

面白いな、と思って見つめていたら「いかがですか、持って行ってください」と言われたんだ。

義母は私が二年ほど前に作った紙の星型飾りを出してきた。そろそろ接着剤がダメになってばらばらになるんじゃあないか。
  
かなりしっかり作ったようで、まだまだ使用可能。

どういうわけか、まだクリスマススイッチが入らない義母も、ふらりと台所に立ってレープクーヘンを焼き始めた。

「ほら、手伝いなさい」と台所に水を飲みに来た私に命令した。

まずはこれだけ。
今年も凄まじい数を焼くのだろうか。恐ろしい。

昼食時に義母が私たち夫婦に尋ねた。
「今年のクリスマスは何を食べたいですか」
りす「アメリカみたいな七面鳥を丸ごと焼いたのを食べてみたいです」
義母「だめです。4~5キロあるんですよ。ウチでは全部食べきるのに一ヶ月かかりますっ」
夫「魚」
義母「クリスマスに魚なんて、絶対ダメです」
我々の提案を次々と否定する義母。
夫は少し折れて「カモは絶対嫌です」と言った。
義母「子牛はどうかしら」
夫「子牛もカモも嫌いだっ」
義母「じゃあ、七面鳥のミートロールにしましょう」
・・・と、やっぱり義母の意見になった。
なんだか釈然としない夫と私だが、夫は子供の頃から、私は10年ほどこのように鍛えられているのでもう、何も言わない。
こうした何気ないちょいとイラつく会話も、平和で平凡な毎日を彩る幸せの一部なのかもしれない。








スーパーのコマーシャルに感動する待降節

2017年12月02日 | カテゴリー分けするのに飽き
去年のクリスマスは悲惨だったので、今年は楽しく過ごそうと決意。
意識してクリスマスソングを流しっぱなしにしたり、部屋を飾り付けたりしている。
まあ、そんなことをしなくても義母の狂ったような量のクリスマスクッキー焼きを手伝うことでクリスマスに幸せを感じるかもしれない。
YouTubeで観る動画もそんなのを意識して探していたらこんなのを見つけた。
近々公開のあの作品の宣伝かしら、と思った。効果音がアレ(R2-D2)そっくりじゃあないか?


終盤に出てくる「Ohne Libe ist es nur ein Fest」にちょいと感激。愛がなければクリスマスはただの祝日、って意味だ。
日本のクリスマスではその愛が性愛に繋がるような部分もあるようだが、ま、それもアリということで認めちゃえ。
ここだって、クリスマスが宗教的な行事とは全然感じない。
一年で一番消費者の消費行動が活発になるのを狙った広告がガンガン出される。パーティ用の服、普段は使わない贅沢な食材、子供のおもちゃ、どういうわけか毎日のように家具屋のチラシもバンバン来る。
さて、一番最後にこの動画にスーパーのロゴマークが出てきて、感動してうるうるしていた私を爆笑させた。
日本で言えば、かつてのダイエー、今じゃあイトーヨーカドー、のようなスーパーだ。
おまけに「エデカ(そのスーパーの名前)無しでは祝えない」とまで小さく表示される。うーん、絶妙。
でも、他のスーパーでも大丈夫!ちゃんとクリスマスを祝えるぞ~。

腱鞘炎のその後

2017年12月01日 | カテゴリー分けするのに飽き
腱鞘炎は9月下旬の様子からあまり変わらない。
医者に行って治療する、というもっとも効率的そうなことをやらない私がよろしくないのは承知だ。
手を使わないという基本さえ無視せざるを得ない。
そんなの、無理じゃあないか?トイレでも激痛覚悟でトイレットペーパーを手している・・・うーん・・・

手の使い方によってはあまり痛みを感じないので、なんとなくいろいろやってしまう。
昨日、これを作ったら、今朝、痛みが激しくなった。

季節柄、作りたくなっちゃうんだよなぁ。
ドイツ人や在住外国人に見せると喜ぶし。

義母はスイッチが入ったようだ。クリスマスクッキーを焼く時期になったんだ。この習慣についての解説記事はこちら→クリスマス過去記事
「レープクーヘンを作ります」
と宣言した。
彼女も左手に痛みがあって、医師に診てもらっていたようだが全く改善しない様子。
そんな状況なので私が「今回は手が痛いから手伝えない」というのは全く通じないだろう。
仕方がない、手伝うしかない。
手の向きなどで激痛が走るので、それを注意してゆっくり作業すれば大丈夫かな。
昨夜の折り紙製作中では、全然痛くなかった。だが翌朝には痛む事実があるのだから、確実に負担をかけている。
うぅ・・・
仕方がない、更に悪くなるの覚悟の同居生活。
ああ、これも家賃代わりさ

ちなみにコンピューター作業も治癒を妨げているだろう。
マウスの操作、バチバチ叩くキーボード。
昨日、久しぶりにピアノを弾いたら「うおおおおおおおおー」と床を転げまわった。
(知人宅だったので、転げまわりたくなった、というのが実際のところ)