怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

暖房費も厚着で節約

2017年12月11日 | カテゴリー分けするのに飽き
典型的な12月の西欧州の天候をよく表現している写真だと思う。

真昼間なのに、暗い。気温はいつも0度前後。
半世紀ほど前まではいつも数十センチの積雪があったそうなので、ここ周辺に限って言えば「地球温暖化」は本当なのかもしれない。
温暖化しているとはいえ、やっぱり寒い。
家の中は暖房がしっかりしているから寒くないのではないか、Tシャツ姿でアイスクリームを食べるのが北国の冬じゃないか、という意見もあるだろう。
もちろん、そういう家もある。
ウチは、違う・・・
寒いっ。
雪降ると、特に寒いっ!!
室温を上げようと温度調整つまみを回してもどういうわけか、暖かくならない。
家全体の温度設定上限があって、自動的に上がりすぎないのようになっているようだ。
ぎゃー。
こうなったら着込むしかない。
実家の冬も、家の中では凄まじい厚着をしていたものだ。
ほぼ、同じことをここでもしている。
外出用の上着が大活躍。
義母はパンツ、レギンス、タイツなどを5枚重ね。(私は真似できない)
テレビを見るソファーでは毛布必須。
布団の中にはあんか。幸いなことに、寒くてよく眠れない、という経験はここではほとんど無い。実家ではよくあったものだ。

知人・友人宅に行くと、ウチにいるより暖かいことが多い。
やっぱりな・・・義両親たちの節約精神が冬場の室温に影響されているのだろうな。
義両親たちもパツパツに厚着をしているので、私一人で「寒いよぉ」と訴えることはできない。
ドイツの長い冬、こうやって耐え忍べっ

処方箋を執事に取りに行かせているのか。彼は家庭の使用人なのかい?いや、きょうだいかも?

2017年12月11日 | カテゴリー分けするのに飽き
痛み止めに麻薬を処方されているB子さん。
マリファナたばこをくゆらせながら、ハスキーな声で語る様子がなんとなく魅力的。
室内はいつも薄暗く(季節的にそうなのと、B子さん自身が明るいと落ち着かないから暗くしている)壁の色も家具も衣類も、独特な雰囲気をかもし出している。

どこかの秘密結社のシンボルマークか。
身につけている物資もジャンキーっぽくってちょいと欲しくなるような品ばかり。
これは今の季節に相応しい笛吹き天使。

これも魅力的だ。シャーマンとか、インド哲学とか、そういう言葉が似合うデザイン?いや、もっと西洋的かな。


知り合って間もないのでまだまだ知らない部分が多いB子さん。
同居している年下と思われる男性は彼氏かと思っていた。先日彼女を訪問したときに、別の男性から電話が入り、ビデオ通話にして私に見せた。
「わたしの夫よぉ~」
彼女につりあう年代のおじいさんに近いおじさんがそこに見えた。ほっとした。
では、この男は一体なんだ??
K雄と呼ばれている彼はダンナとちがい、かなりお洒落できれいな顔立ちをしている。
B子さんとのやり取りを見ていると、まるで執事のようだ。きょうだいとは想像しにくい。K雄さんはB子さんにお茶を淹れたりパンを切ってトーストしたりしていた。

その日、再び処方された痛み止め(今回はモルヒネらしい)の処方箋をK雄さんが車で診療所へ取りに行くことになっていた。
早口でまくし立てるのでちゃんと聞き取れなかったのだけれど、行く方向が私の家付近を経由すると理解し、一緒に乗っていくことになった。
もしかしてゲイかも、とちょいと予想した私はK雄さんと二人きりで出かけることに全く不安を感じなかった。
外出するために着替えてきたK雄さんの帽子とコートとマフラー姿のかっこいいこと!

もしかしてB子さんは実はすんごいお金持ちで、身の回りの世話に一人雇っているのかしら、とも予想。
K雄さんが運転している車は質素だった。うーん。

その車がまず向かった先はウチ。
私を下ろすとK雄さんは言った。「処方箋をもらう医師はここから2分のところです」
おお、なんと、ウチの近所の医院で診てもらっているんだ。
マリファナ、モルヒネなどを処方する医師は限られているらしい。わざわざこんな田舎まで診察に来るくらいなのだから本当にそうなのだろう。
処方箋を薬局に持っていくと、常備されていないので受け取りまでしばらく時間がかかるのだそう。
そりゃあそうだろうな・・・薬局にいつもあったら、好きな人たちがこっそり手に入れようとあの手この手を使うだろう。
受け取りは本人でなくて執事・・・じゃあない、代理人でもいいのだろうか?身分証明書とか必要じゃあないのだろうか。
うう、知りたい。
ついでに、K雄さんが何者なのかも知りたいが、そのまま尋ねることなく、B子さんと交流しているうちにだんだんなぞが解けてくるのもまた楽しいかも。