怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドイツ生活で知った冬至の餃子伝統

2017年12月29日 | カテゴリー分けするのに飽き
実家近所のハルビン出身女性から写真が届いた。
生地に抹茶を混ぜ込んで、白と緑がきれいな調理前の餃子。

写真に添えられたメッセージは「中国では冬至に餃子を食べる習慣があります」だった。
中国在住中にはそれを知らなかったのだそう。日本に住んですでに四半世紀を過ぎている彼女だ。
日本の恵方巻きのように、中国の一部の伝統だったものが最近になって中国他地域にも広がったのかしら。

親しくしている蘭州出身、料理の天才と呼ばれているY子さんに早速尋ねてみた。
すぐに写真とともに返事が来た。

「そうです。伝統です」
彼女も22日の冬至にこれを作って撮影したそうな。

日本で買った地図帳(こちらで買うと漢字表記がないので中国の地名を探すのは大変)でハルビンと蘭州の位置を確認すると、凄まじい距離があった。
四半世紀前までは、きっと中国北西部のみの伝統だったのかもしれないぞ、冬至の餃子。

外国の物事を上手に取り入れて商売や生活を潤わせるのが得意な日本だ。
かぼちゃだけでなく、餃子の習慣も取り入れたらいいのではないか、と思ってしまった。
少なくとも宇都宮市の飲食店はやってみる価値絶大?
かぼちゃ餡の餃子もいいかも。

日本在住時も中国人と接点があったが、ここではもう、数珠繋ぎに親しくなっていく。
おそらく、ドイツの比較的貧しい食事情環境で、食べ物という共通点が惹かれあうのだろう・・・
ああ、おいしい餃子を食べたい。次の餃子イベントは2月16日だったかな、春節だ。