飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

台上前転のテクニカルポイント

2023年08月07日 08時30分35秒 | 体育科
1 技の動きと3ポイント
①勢いよく走る。
・スピードのある助走から勢いをとめずに踏み切る。

②跳び箱の手前に手をつく。
・跳び箱の手前を横向きに持つ(ハの字)、そして、手と手の間に頭を入れ込むようにする。
・頭を入れ込んだら、後頭部を跳び箱につけるようにする。(前転時と同じ)

③頭の後ろをつけて回転し、静かに着地する。

2 できるようになるための5ステップ
①マット3枚(縦置き)で前転。(マット3枚)
・助走をつけて、床をけってマットの上で前転をする。

②跳び箱の上で前転(中3・中3【転落したときのためにマットを横向きにかぶせる】・マット2枚)
・跳び箱上でしゃがみ、マットをかぶせた跳び箱の上で前転をして着地する。

③1段→3段で台上前転(小1・中3・マット2枚)
・1段の跳び箱から、3段の跳び箱に向かって前転する。
・ゆっくりまわり、着地を意識させる。

④2段→3段で台上前転(小2・中3・マット2枚)

⑤補助台上前転(ロイター板・中4・マット2枚・両サイドに1枚ずつ)
・補助付きで台上前転をする。
・落下に気をつける。

★よくある失敗とアドバイス
①横におちてしまう。
・頭頂部をつけると落下する。
・後頭部をつけるようにする。
・できない場合は前転から。

②おしりがあがらない。
・跳び箱に手をついた上体で、ロイター板で強く踏み切りさせる。

③回転中に落下する。
・跳び箱の手前を横向きに手でもっていないことが多い。
・つき手の形や位置を確認する。
・落下の安全のために両サイドにマットを設置。

★場の工夫
①跳び箱がこわい場合
・跳び箱にマットをかぶせてしまう。

②着地でおしりをつけてしまったり、背中を打つ子の場合
・跳び箱をふたつつなげてとんでみて、修正をする。

★発展技
◯伸膝台上前転
①勢いよく走る
②手間に手をつく
③膝を伸ばしたまま回転する。
・ロイター板をけったあと、膝を伸ばしたまま回転する。
・ゆっくりと体感させる。
・この運動は高学年の首はねとびにつながる動きとなる。
・前段階の5ステップを伸膝で練習させる。

saitani