阪田寛夫の詩に「夕日がせなかをおしてくる」という詩がある。
その詩の実践である。
「黒板に届くくらいの大きさで、声に出して3回読みましょう。」
声の目安と回数を具体的に指示する。
「2つの連の同じところはどこですか。教科書に線を引きます」
ここで2つの連の繰り返し部分に着目させる。
1 さよなら さよなら さよなら
2 ばんごはんがまってるぞ
3 夕日がせなかをおしてくる
「『まっかなうで』は誰の『うで』ですか。ノートに書きます。」
・夕日のうで
・夕日
擬人法が使われていることに気づく。
・太陽の光
擬人法は人間ではないものを人間にたとえるレトレックである。
見立てるという点で「隠喩」の一種でもある。
あまり知られていないが、反対にあるのが「擬物法」。
一座の看板、石頭、大国柱、生き字引など。
人間を人間以外のものに例えるレトレック。
では、なぜこのようなレトリック、擬人帽を使うのだろう。
それは、理解を助けたり、親近感をわかせる効果があるからである。
「夕日にうでがありますか」
・ありません。
「夕日がせなかをおしてくる」と「夕日がせなかにさしている」を比べるとどんな違いを感じますか。
・太陽の光が強くさしている感じがする。
・夕日が身近に感じる。
「ばんごはんがまってるぞ あしたのあさねすごすな」が2回でてきますか、一連は誰が誰に言っているのですか。
二連は誰が誰に言っているのでしょうか。
考えをノートに書きます。
・一連 夕日→きみたち
・二連 ぼくら→太陽
「どなるんだ」とありますが、ぼくらはおこっているのでしょうか。
ぼくらの気持ちがわかるところを探して、ノートに書きましょう。
この発問の意図は、夕日とばくらを比べることによって、読み手の読み取りや感想を表現させるためである。
【おこっていない】
・きみたちと丁寧な言い方をしているから。
・さよならと3回もいっていて、別れを惜しんでいるから。
・暗くなると危ないからはやく帰ったほうがいいと心配しているから。そんなにおすなあわてるな。
・「あしたの朝ねすごすな」と心配しているから。
・「ぐるりふりむき」の表現がなんとなく楽しそうだから。
【おこっている】
・「ばんごはんがまってるぞ」と同じ言葉を言い返しているから。
最後に、詩を読んだ感想をまとめて授業を終える。
saitani
その詩の実践である。
「黒板に届くくらいの大きさで、声に出して3回読みましょう。」
声の目安と回数を具体的に指示する。
「2つの連の同じところはどこですか。教科書に線を引きます」
ここで2つの連の繰り返し部分に着目させる。
1 さよなら さよなら さよなら
2 ばんごはんがまってるぞ
3 夕日がせなかをおしてくる
「『まっかなうで』は誰の『うで』ですか。ノートに書きます。」
・夕日のうで
・夕日
擬人法が使われていることに気づく。
・太陽の光
擬人法は人間ではないものを人間にたとえるレトレックである。
見立てるという点で「隠喩」の一種でもある。
あまり知られていないが、反対にあるのが「擬物法」。
一座の看板、石頭、大国柱、生き字引など。
人間を人間以外のものに例えるレトレック。
では、なぜこのようなレトリック、擬人帽を使うのだろう。
それは、理解を助けたり、親近感をわかせる効果があるからである。
「夕日にうでがありますか」
・ありません。
「夕日がせなかをおしてくる」と「夕日がせなかにさしている」を比べるとどんな違いを感じますか。
・太陽の光が強くさしている感じがする。
・夕日が身近に感じる。
「ばんごはんがまってるぞ あしたのあさねすごすな」が2回でてきますか、一連は誰が誰に言っているのですか。
二連は誰が誰に言っているのでしょうか。
考えをノートに書きます。
・一連 夕日→きみたち
・二連 ぼくら→太陽
「どなるんだ」とありますが、ぼくらはおこっているのでしょうか。
ぼくらの気持ちがわかるところを探して、ノートに書きましょう。
この発問の意図は、夕日とばくらを比べることによって、読み手の読み取りや感想を表現させるためである。
【おこっていない】
・きみたちと丁寧な言い方をしているから。
・さよならと3回もいっていて、別れを惜しんでいるから。
・暗くなると危ないからはやく帰ったほうがいいと心配しているから。そんなにおすなあわてるな。
・「あしたの朝ねすごすな」と心配しているから。
・「ぐるりふりむき」の表現がなんとなく楽しそうだから。
【おこっている】
・「ばんごはんがまってるぞ」と同じ言葉を言い返しているから。
最後に、詩を読んだ感想をまとめて授業を終える。
saitani