飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

水泳指導 1年生 1時間の流れ

2024年06月18日 05時15分00秒 | 体育科
第1時の流れ。
1 準備体操
2 バディの確認
3 タオルをかけ、プールサイドにクラスごとに並ぶ
  3クラスならば、1クラスを半分にわけて左右均等に並ぶ
4 プールの約束を確認
①先生の話をしっかり聞く
②ピーッピとなったら、必ずやっていることをやめて、先生の方を向く。
③約束が守れない場合はプールから出る。
④ピーピーピーと3回なったらプールから出る。

5 バディの確認 「バディ」の声で全員手をつないであげる

6 シャワー

7 入水(笛の合図にあわせて)
①起立
②プールサイドにすわる(足は水につけない)
③足だけ水にいれてこしかける
④手→肩→腹→背中の順で水をかける
⑤後ろを向いてゆっくり入る
⑥両手はプールに手をかける
⑦飛び込まない

8 水慣れ
①顔洗い 5回
②水しぶき
③水掛 顔を拭かない方が勝ち
④じゃんけん水かけっこ
⑤顔をどこまでつけられるかな
⑥歩く ランニング
⑦※バディを確認

9 退水
①ピーピーピーの合図でプールから出る
②バディ確認
③整理運動
④シャワー
⑤バスタオルでよくふく

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水泳指導 低・中学年

2024年06月07日 06時06分25秒 | 体育科
来週あたりから水泳指導が始まる。
どの学年もルーティーンがあり、毎回その流れにそって指導がなされる場合が多い。
例えば、低・中学年ではこんな指導が多いのではないだろうか。

1 水慣れ
・「水中かけっこ」あっちの壁にタッチ!
・「みんなで拍手」水面を叩く
・「水かけ合戦」2~3m離れて掛け合い
・「もぐりっこ」あご、口、鼻、目、おでこまでと順番に

2 浮く・もぐる
・「だるま」ひざをかかえて浮く
・「大の字」大の字に手足を広げて浮く
・「ロケット
・手足をピーンと伏し浮き
・「クラゲ」全身の力を抜いてゆらゆら

3 呼吸する
・1,2,3、ぱっ!
 1,2,3,ぱっ!
 先生の合図でその場でもぐって顔をあげてを繰り返し、
 強く吐くことを練習させる。
(ビート板や壁をもってと発展していく)

4 泳ぐ
・「ビート板キック」
・「面かぶりキック」両肩で両耳を挟む
・「ウオーキングクロール」手の動き確認
・「手だけクロール」ビート板を足にはさんで手だけで進む練習

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楽しい運動ゲーム ボールけり

2023年09月27日 07時32分21秒 | 体育科
体育の時間で効率的行わなければならないのは準備と片づけ。
この時間は、できるだけ短ほうがいい。
この二つを含めても45分間となる。

基本となる運動もできるだけ準備が簡単で子どもたちが熱中するようなものが最適だ。
サッカーのボールを蹴る練習でこのようなゲームがある。

1 場の設定

①ボールを蹴る位置を示すために線を引く
・その線上にボールをセットして蹴る。

②ゴールは、コーンを二つ一組として、蹴る線上の近い場所から遠い場所まで5箇所ほど設置する。
 スタートは、コーン同士の間隔は2mくらい、距離は5メートルくらいからスタートする。

③その二つコーンの間を通ると合格となる。

④セットになっているコーンの間隔は、蹴る場所から遠くなるほど狭くする。
 一番遠いコーンは、ボールひとつ分くらいにしてぎりぎり通るくらいにする。

2 発問・指示

①ひとり一つずるボールを用意します。

②線上から、コーンの間を目標にボールを蹴ります。

③ボールがコーンの間を通過すれば合格です。
 次に、隣の更に遠いコーンで同じようにします。

④ボールがコーンの間を通らない場合は、逆に近いコーンの方へ移動します。

⑤蹴ったボールは、自分で拾いに行きます。

⑥一番遠くのコーンが合格したら、もう一度近いコーンからチャレンジします。
 その際に、最初蹴った利き足とは反対の足でチャレンジする。

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鉄棒運動 膝かけふりあがり

2023年08月29日 14時45分03秒 | 体育科
1 技の動きとポイント
①ふり足と肩を動かす
・鉄棒に利き足をかける
・利き足はサッカーボールを蹴る方
・振り足と肩を動かし、徐々にふりを大きくする
・3回目のふりで肘を曲げ、上体が鉄棒の近くを通るようにする
②上体を鉄棒へ近づける
③鉄棒を押さえももにかける

2 5ステップ
①両膝かけふり
・両膝を鉄棒にかける
・小さくふる
・タイミングに合わせて肩を動かす
②片膝かけふり
・片膝をかけてふる
・ふり足を大きく動かす
③片膝かけとびのり
・足がつくくらいの低い鉄棒で行う
・鉄棒に片足をかける
・そのままももで鉄棒にのる
④上から膝かけふり
・鉄棒の上に片膝をかけてのる
・そのまま後ろに倒れる
・足をふって上がる動作をする
⑤補助膝かけふりあがり
・補助する人は、膝を下げながら、背中を押し上げる
・補助者はふり足側に立つ
・上がった後は、前に倒れないように肩を支える

3 失敗とアドバイス
①ふりのタイミングが合わない
・肩とふり足を同時に動かす
・頭が鉄棒の下を通るタイミングで
②ふりが大きくならない
・ふり足のかかとを遠く出すようにする
・かかと落としをするように
③ふれているけどのぼれない
・腕を伸ばす
・胸をはる
・鉄棒を押さえる
・まずは低い鉄棒でのる練習をする

4 発展技「前方片膝かけ回転(膝かけ前回り)」
①手を逆手で目を見て
②上体を前へ大きく倒す
③膝をかけ、上体は前へ乗り出す
・手は逆手で強く握りしめないように

5 5ステップ
①膝かけふりあがり
②逆手膝かけふりあがり
③片膝かけおろし
④前へおろして膝かけふりあがり
⑤補助膝かけ前回り

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鉄棒運動 かかえこみ前回り

2023年08月28日 11時45分01秒 | 体育科
1 技の動きと3ポイント
①前に大きく乗り出す
・支持から大きく前に回転しながら手をはなす
②鉄棒をはなし、ももの後ろをかかえこむ
・ももの後ろをかかえこむ
・肘と手首のちょうど真ん中あたりを鉄棒にのせて回転する
・そのままやると痛いので、鉄棒カバーを取り付ける
③頭・腰・膝を曲げて小さくなる
・膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで何回も続けて回転できるようになる

2 5ステップ
①ふとんほし
・ふとんほしをする
・体を少しふって動かす
②腕のせふり
・肘をまげる
・鉄棒の上に肘をのせて、膝を曲げてふる
③ブランコ
・腕のせふりからふとんほしへ倒す
・何回もふる
・膝を曲げ伸ばしして、徐々にふりを大きくする
④少し助走する
・反動を利用する
⑤補助かかえこみ前回り
・背中を押し上げる
・脇をしめるように言う
・胸を打たないように

3 失敗とアドバイス
①胸から落ちる
・脇をギュッとしめる
・脇にハンカチを挟む感覚
②腰を曲げるタイミングが早い
・体が倒れている間、前にいる友だちをじっと見る
・頭がましたに来たら、おじぎをするように腰を曲げる
③膝が曲がらない
・かかとでおしりをたたくくらいギュッと膝を曲げる

4 発展技
◇前方支持回転
①前を見て「く」の字を保ったまま大きく体を倒す。
②頭が真下を通り過ぎたら、腰・頭・膝を曲げる
③手首を返す

5 5ステップ
①足をついて連続まえおり
②連続かかえこみ前回り(3回)
③肘のび胸はりから前回りおり
④タオル空中前回り
⑤補助空中前回り

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鉄棒運動 発展技

2023年08月20日 08時23分42秒 | 体育科
発展技

★後方支持回転(後ろ回り)
ポイント
①1,2,3のリズムで足をふる
②鉄棒がおなかにつくと同時に肩をたおす
③手首を返して体を起こす

5ステップ
①肘かけふり
②肘かけふりから膝つかみ
③かかえこみ後ろ回り
④タオル後ろ回り
⑤補助後ろ回り

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鉄棒運動 逆上がり編

2023年08月19日 08時11分59秒 | 体育科
1 さかあがりの技とポイント
①足は鉄棒の真下うより一歩前へ
②後方斜め上へ蹴り上げる
③脇をギュッとしめて、肘は曲げたまま
※ポイントは「懸垂の我慢する力」と「蹴り上げる力」が身につくとできる

2 できるようになるまでの5ステップ
①足抜きまわり
・あしをけりあげて回る
・できれば足をつけずにチャレンジする

②3秒ミノムシ
・肘を曲げてぶらさがる
・3秒耐えられればok
・脇をギュッとしめて

③タオルさかあがり
・タオルをにぎってさかあがり
・回転する感覚を身につける

④さかあがり
・さかあがり補助具(駆け上がるタイプ・跳び箱を利用した方法)をつかって練習

⑤補助さかあがり
・教師の補助またはくるりんベルト等を使用する

3 よくある失敗とアドバイス
①ける方向が悪い
・走っていきおいをつけない
・鉄棒よりも一歩前へ出て、そこから蹴り出す

②足が上がらない
・けりあげた足の目標になるように帽子・うちわ等で具体的なものをターゲットにする

③肘が伸びてしまう
・脇にハンカチや帽子をはさんで脇をしめる
・ダンゴムシで一秒足をうかせる
・足をうかせる時間を長くする
※筋力も関係するので時間がかかる

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鉄棒運動 基礎感覚づくり 固定施設を使って

2023年08月18日 09時21分36秒 | 体育科
器械体操系の運動はまず基礎感覚づくりが重要となる。
この運動ができていないと技もできないし、発展性も期待できない。

特に低学年の場合、高学年へのつながりとしても重要になる。

1 うんてい
①うんていじゃんけん
・二つのチームに分かれて、端からぶら下がって進む。
・近づいたら、足でじゃんけん。
・負けたチームはおりて、勝ったチームは進む。
・値の陣地までたどりつけたら勝ち。

2 のぼり棒
①のぼり棒じゃんけん
・グループごとに並ぶ
・ペアグループととなりあわせにすわる
・のぼり棒につかまって、じゃんけん。
・負けたら交代する。

②いろいろなぶらさがり方
・二本ののぼり棒で両手両足で
・二本ののぼり棒で両手だけ
・足だけ

③足ぬき回り
・二本ののぼり棒で

④上までのぼる
・上まで行って、棒をタッチしたらおりる。
・上れない人は20秒つかまる。

3 鉄棒を使って
(1)じゃんけん遊び
①ふとんほしじゃんけん
・ふとんほしをしながらペアグループの人とじゃんけん
・負けた人は交代

②ぶたの丸焼きじゃんけん
・ぶたの丸焼きをしながらペアグループとじゃんけん
・負けた人は交代

③こうもりじゃんけん
・こうもりをしながら、ペアグループの人とじゃんけん
・負けた人は交代

④つばめじゃんけん
・つばめをしながら、次に並んでいる人とじゃんけん
・負けた人は交代

(2)リレーあそび
①ダンゴムシリレー
・ダンゴムシで我慢して、おでこが鉄棒よりも下になったら次の人と交代。
・最後まで残ったチームが優勝

②連続前回りリレー
・前回りを3回したら、次の人と交代
・全員が終わったら座って「はい」と言って手を上げる。

(3)競争あそび
①連続前回り 10秒競争
・10秒間、何度も前回りをする。
・何回できるか

②自転車こぎ10秒競争
・10秒間自転車こぎをする
・鉄棒に跳び乗った状態で

③ふりおり競争
・ふろおりをする
・グループの中で一番遠くへ着地できるのは誰
・鉄棒に跳び乗って、後ろ向きに跳ぶ

④前回り着地競争
・前回りをする
・出来るだけ腕を曲げたままで我慢する
・できるだけ遠くに着地する(後ろへ)

(4)簡単な技の連続
①とびあがり→つばめ→前回りおり
②とびあがり→自転車こぎ10回→ふりおり

4 鉄棒運動のおり技
①ふりおりひねり
・鉄棒で反動をつけて後ろにとぶ
・片手をぐっと押して、後ろ向きに立つ

②またぎこしおり
・鉄棒をまたいでおりる
・かけている足の方の手を逆手にしてからまたぐ

③片足ふみこしおり
・片足を鉄棒にのせる
・のせていない足と反対側の手を逆手にする
のせていない足をはねあげるようにしてふみこす

④両膝かけ倒立おり(こうもり倒立おり)
・足抜き回りの途中で、両膝を鉄棒にかける
・両手をはなして、地面につける
・手で歩いて前へ進む
・これ以上進めないところで足をはなしておりる

⑤両膝かけ振動おり(こうもりふりおり)
・両膝を鉄棒にかける
・体をふる
・顔が前を向いたところで足をはなして立つ

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鉄棒運動 技一覧

2023年08月17日 08時47分17秒 | 体育科
1 後方支持系
①足抜き回り
②補助逆上がり
③かかえ込み後ろ回り
④逆上がり
⑤後方支持回転
⑥後方伸膝支持回転

2 前方支持系
①ふとんほし
②前回りおり
③かかえ込み前回り
④前方支持回転
⑤前方伸膝支持回転

3 前方足かけ系
①膝かけふりあがり
②前方片膝かけ回転
③膝かけあがり
④前方ももかけ回転
⑤ももかけあがり

4 後方足かけ系
①後方片膝かけ回転
②後方ももかけ回転

5 その他の技
①こうもり
②ぶたのまる焼き
③さる
④つばめ
⑤とびあがり・とびおり
⑥前向前おり
⑦両膝かけ倒立おり
⑧片足ふみこしおり
⑨両膝かけ振動おり
⑩横とびこしおり

6 指導計画
第1時限 オリエンテーション 技の確認
第2時限 後方支持系
第3時限 前方支持系
第4時限 前方・後方支持系
第5時限 前方足かけ系
第6時限 後方足かけ系
第7時限 前方・後方足かけ系
第8時限 評価

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鉄棒運動 ふりこ理論

2023年08月16日 07時43分07秒 | 体育科
鉄棒運動には、懸垂系と支持回転系がある。
しかし、小学校の場合にはほとんどが低鉄棒のため懸垂系はできない。
したがって支持回転系の運動を指導することになる。

この支持回転系の運動はどんな構造理論によって回転しているのか。
運動するときの回転半径を大きくしてスタートする。
そして、鉄棒の真下にきたときに回転半径を小さくすることにより速度が増し、ぐるぐると回転することになる。
このような原理で回っている。
言い換えると、はじめ回転半径を大きくする。
「体を前に乗り出す」「足を大きくふる」などの動きがこれにあたる。
真下を過ぎたところから回転半径を縮める。
回転半径を縮めるには、体を小さくする必要がある。
このときの動きが、「あごをしめる」「膝を曲げる」などになる。
そして、回転し終えたところでもう一度半径を大きくすれば、連続で回転することができる。

要するに、支持回転系は、回転半径の伸縮を利用して動いている。
カギは、頭が真下にきたときにここでギュッと体を小さくすることが成功への近道。

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