1995年10月24日 FUTURE NO.104
「話者に見えているものをすべて書きなさい。」
この聞き方をしたのは初めてだったので、とまどった子が2,3人いた。
この質問も詩の言葉を注意深く見ていかなければ答えられないものだ。
夜光虫のシグナル 夕暮れの浜辺
白い貝殻 砂の汽車
以上四つがでた。
何か言いたそうな子がいる。
「そう、それが大切なんだよ。」
と思いながら再度たずねた。
「この四つは話者に見えていますね。」
「あっ!」
という顔だ。
指名した。
「砂の汽車は見えていないと考えます。
それは『もう見えない』と書かれているからです。」
ここで討論をしてみるのも面白かったが先に進んだ。
3人の子が「見えている。」と言った。
詩は難しい。
解釈と読解がごっちゃになるからだ。
「四つのことがらから、イメージ、想像できる色は何ですか。」
夜光虫のシグナル ←→ 夕暮れ浜辺
(青白い。黄緑) (黒・茶色・赤・オレンジ)
白い貝殻 ←→ 砂の汽車
(白) (グレー・黒)
見えているものと見えていないものの対比。
そして、その中での対比。
明るいものと暗いものとの暗示があるような気がする。
しかし、ここまでいくと解釈なので、説明するにとどめた。
SCENE50(saitani)
「話者に見えているものをすべて書きなさい。」
この聞き方をしたのは初めてだったので、とまどった子が2,3人いた。
この質問も詩の言葉を注意深く見ていかなければ答えられないものだ。
夜光虫のシグナル 夕暮れの浜辺
白い貝殻 砂の汽車
以上四つがでた。
何か言いたそうな子がいる。
「そう、それが大切なんだよ。」
と思いながら再度たずねた。
「この四つは話者に見えていますね。」
「あっ!」
という顔だ。
指名した。
「砂の汽車は見えていないと考えます。
それは『もう見えない』と書かれているからです。」
ここで討論をしてみるのも面白かったが先に進んだ。
3人の子が「見えている。」と言った。
詩は難しい。
解釈と読解がごっちゃになるからだ。
「四つのことがらから、イメージ、想像できる色は何ですか。」
夜光虫のシグナル ←→ 夕暮れ浜辺
(青白い。黄緑) (黒・茶色・赤・オレンジ)
白い貝殻 ←→ 砂の汽車
(白) (グレー・黒)
見えているものと見えていないものの対比。
そして、その中での対比。
明るいものと暗いものとの暗示があるような気がする。
しかし、ここまでいくと解釈なので、説明するにとどめた。
SCENE50(saitani)