飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

知識と知恵

2012年03月19日 22時35分47秒 | 教育論
なぜ、あの人はあんな独創的な考え方ができるのだろう。
なぜ、あのコーチは効果的な戦術をいつも思いつくのだろう。
そんなことを感じることがしばしばある。

教育の世界でも、同じ情報をもっていながら、子どもたちを変容させ、成長できる教師とそうでないと教師がいる。

その要因は様々だろう。
一つ言えることは、情報はいくら集めても所詮情報に過ぎないということだ。
情報を集めるだけなら、コンピュータにさせた方がはるかに能率良く莫大な量をこなす。
しかし、情報を集めても独創的な考えやアイディアはでてこない。

それは端的に示せば、情報+情報=知識であり、知恵にはなり得ない。
では、その次のステップに昇華させる能力があるかどうかが問われる。
知識×知識=知恵 この加法ではなく、乗法であることがポイントだ。

この乗法となる知識をもち、昇華させる能力をもつ。
このことが重要となる。

saitani

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八代目同窓会

2012年03月19日 05時18分50秒 | 教師論
昨日、八代目の同窓会に招かれた。
ちょうど八年前の3月19日に卒業式で別れてから久しぶりの再会である。
集まってくれた教え子たちは、どの子も20歳のたくましい成人だったことが何よりも嬉しかった。
この八年間の間にそれぞれに波瀾万丈な人生があったと思う。
そして、それを乗り越え、生きてきた。
その今の自分を支える過去の歴史の1ページを共有できたということは今更ながらに、光栄なことだった。

八代目の27名は、本当に心優しい子どもたちだった。
その子どもたちに囲まれて本当に幸せな教師生活を送ることができた。
ある意味、自分にとっては奇跡と呼べるほどの学級集団だった。
203日間の記憶は、今もまぶしいほどに自分の中では輝いている。
それは決して、すばらしい結果を残したとか、感動の連続だったということだけでなく、日常の中に、ダイヤモンドのようなきらきらと輝く、今思い起こせば切ないほどのやさしい日々があったということだ。

教え子たちとの再会の中で感じたことは、人生の最高のプレゼントととは何かと言うこと。
最高のプレゼントは、お金でもなく、高価なブランド品でもない。
人生の宝物になるような時間をプレゼントすることだ。
年を重ねることに思うのは、当たり前だが、人生は有限であるということ。
その有限の時間のプレゼントとは言い換えると、命のプレゼントでもある。

今回もきっと、一人一人いろんな都合があったと思う。
その中で、予定を合わせて集まると言うことがどんなに大変なことであるかはわかる。
みんなが集まった仲間にかけがえのない時間のプレゼントをしたのである。
そして、私も大切な教え子から八年前の1年間と同時に、今日受け取った気がした。

様々な事情により集まることのできなかった八代目の子どもたちを含めて、これからの人生に幸多きことを心から願う。
くれぐれも健康に留意し、活躍をいつも願っている。
GO FOR IT! 八代目。
八代目は私の宝物です。
心からありがとう。

また、会いましょう。

saitani

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