飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

1年生 国語科 「つぼみ」

2024年05月31日 05時43分59秒 | 国語科
1 通読する

2 文に番号をふる。(16文)
 ・1字下がっているところに16まで番号をふりました。
 ・文のかたまりのことを段落と言います。
 ・この説明文の段落は、一文でできています。
 ・一文一段落です。
 ・番号をふったところをⅠは一段落、2は二段落というように言います。

3 展開

発問 この文章には、いくつの問いの文(読み手にきいている文)がありますか?
   ・3つ……③あさがお  ⑧はす  ⑭ききょう

発問 それぞの問いの文の答えの文はどこですか。
   ・③→④あさがお   ⑧→⑨はす    ⑬→⑭ききょう

発問 あさがおの事が書かれているのは、何段落から何段落までですか。
   ・②から⑥まで
   ※ここで①を入れる子がでてくることが予想される。
    その場合は、入れるか入れないかを明確にして話し合いを行う。
    最終的には、あさがおに関することではないので入れないということになる。
   ・①は前文と言います。

発問 はすのことが書かれているのは何段落から何段落までですか。
   ・⑦から⑪まで

発問 ききょうのことが書かれているのは何段落から何段落までですか。
   ・⑫から⑯まで

発問 この説明文は、三つのはなについて書いてあります。
   それぞれのはなの何と何についてかかれていますか
   ・つぼみとはなについて書かれている。

発問 それぞれのつぼみとはなについて、その特徴を一言で言います。

          つぼみ                はな
   あさがお  さきがねじれた         まるい
   はす    おおきくふくらんだ       さまざまなほうこうにひろがって
   ききょう  ふうせんのようなかたち     つながったまま

発問 この説明文には、つぼみを何かたとえている表現があります。
   どこですか。
   ・⑫だんらくの「ふうせんのような」という表現です。

説明 このように物を何かにたとえるような表現のことを「ひゆ」と言います。
   〇〇のような△△という言い方を考えてみましょう。
   ・綿菓子のような雲
   ・りんごのような赤い顔
   ・新幹線のように足が速い
   ・コンピュータのように計算が速い

saitani






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5年生 道徳科「みんなのつくえ」

2024年05月30日 05時04分12秒 | 道徳科
発問 「日本の社会をよくするためにはどんなことをしたらよいか」と聞かれたらあなたはなんて答えますか。
 ・給料をあげる。
 ・病院をたくさん作る。
 ・無料で食事ができる場所をつくる。
 ・誰かに親切にする
 ・悪いことをしない
 
発問 最初にパンを「みなさんでお食べください」と教会に贈った人は、どんな理由で贈ったと思いますか。
 ・パン屋さんで、パンの消費期限が迫っていて、捨てるのはもったいないから。
 ・捨てられずに困って贈った。
 ・消費期限から考えて、パンを贈るために焼いたのではない。
 ・誰かに別の親切を受けて、それを返すために贈った。

発問 もし、教会の人がパンを贈った人がわかって、その人に何かお礼をしたとしたら、この「みんなのつくえ」のお話のような出来事は起こりましたか。
 ・起きない。
 ・感謝の気持ちをパン屋さんに伝えて終わりだから。

発問 「みんなのつくえ」にものを置いていった人たちはどんな願いがあったと思いますか。
 ・誰かの役に立ちたい
 ・みんなが幸せになってほしい
 ・困っている人に届いてほしい
 ・人と人があたたかいつながりをもってほしい
 ・社会全体が助け合いの精神をもってほしい

発問 日本には「恩返し」という言葉があります。
   どんな意味ですか。
 ・親切にされたり、何かをしてもらったりしたら、その人に感謝の気持ちを伝えること。
 ・恩を受けたら、その人に物を贈ること。
 ※親切にしてくれた人に対する行為であることを押さえる。
 
発問 では、この「みんなのつくえ」は恩返しで物を置いたのでしょうか。
 【恩返しで置いた】
 ・物をもらった人が置いてくれた人にためにまた置いたので恩がえし。
 【恩返しとは違う】
 ・誰が置いたか分からないのだから、恩返しにならない。
 ・親切のリレーみたい
 ・恩を次の人に送っている

発問 受けた恩をその人に返すのではなく、別の人に広げていくという考えがあります。
それを「恩送り」と言います。
「恩返し」と「恩送り」ではどちらの方が社会全体をよくして、みんなが幸せになると思いますか。
   また、そう思った理由は何ですか。

 【恩返し】
 ・恩を受けた人に恩を返すのが礼儀だから
 ・身近な人と仲良くなれるから

 【恩送り】
 ・どんどん世の中に親切の輪が広がっていくから
 ・もし複数の人にすれば、倍々と広がっていく。
 ・もし3人の人に親切にして、その人がさらに3人に親切にすれば二段階で9人、さらに27人というふうに膨大に広がっていく。

発問 「恩送り」という考えで、自分がすぐにできることは何ですか。
 ・募金すること
 ・人に親切にすること
 ・ゴミを拾うこと
 ・見ず知らずの人を助けること
 ・日常的に人の役に立つことをする

発問 社会をよくして行くにはどんな考え方が大切かをふまえて、今日の授業の感想を書きましょう。

saitani

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ピンチはチャンスとは思えない

2024年05月29日 05時50分27秒 | 人生論
自分が病気になった時。
学級崩壊しているクラスに毎日対面しているとき。
保護者対応に夜まで連日対応しているとき。
対人トラブルに悩まされ、出口が見えないとき。
そんなときに、「ピンチはチャンス」と思える人はいるのだろうか。
すくなくとも自分は思えない。

イチローの言葉。

「ピンチはチャンス」と言うけれど
そんなメンタルに全然なれない。
そんな強くなれない。
少なくとも僕は。

「あのピンチは自分にとってチャンスだった」
と思えることはたくさんあった。
その瞬間は無理だよ。
このピンチは実はチャンスなんだとはなれない。
「自分を前に進めるためのチャンスだった」
となる日が来てほしい。

saitani


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教育の方法

2024年05月28日 05時00分00秒 | 教育論
言志四録に次のように書かれている。

誘掖して之を導くは、教の常なり。
(子弟の傍らでこれを導き助けるのは、教育の常道である。)
警戒して之れを喩(さと)す、教の時なり。
(子弟が横道に逸れるのを戒めて諭すのは、時宜(じぎ)を得た教育というものである。)
躬行(きゅうこう)して以て之れを率いるは、教の本なり。
(まず自らが率先実行して子弟を率いるのは、教育の基本である。)
言わずして之れを化するは、教の神なり。
(言葉に表さないで自然と子弟を感化するのは、最上の教育である。)
抑えて之れを揚げ、激して之れを進むるは、教の権にして変なるなり。
(抑えつけて褒め、激励して道に進めるのは、その場に応じた臨機応変な教育というものである。)
教も亦術(またじゅつ)多し。
(このように、教育にもまた多様なやり方がある。相手に応じた教育を施すべきである。)

「抑えつけて褒め、激励して道に進める」という教育は現在は否定されることが多いだろう。
しかし、多様性や個別を優先し、取り入れている教育界でありながら教育方法の多様性はなぜ認められないのだろうか。
不思議だ。
もちろん個性を尊重したり、褒めて育てる教育も重要である。
必要ないとは思わない。
しかし、ときに強制と管理の教育が必要なこともある。
要するに、相手をみてその子にとって最適な教育方法を選択することが重要なのだ。
叱ったり、突き放したりすることで新たな自分を発見する子もいる。
担任時代には、私が叱らないでいると、
「先生、もっと厳しくしてください。
 悪いところは叱ってください。」
と子どもたちから言われたことを思い出す。
その子達は、厳しい環境の中でしか、自分たちが成長できないことを知っていたのだ。

古の時代からの真理は変わらない。

saitani

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漢字記憶法

2024年05月27日 05時46分25秒 | 国語科
漢字指導法も人それぞれである。
効果があればどの方法でもかまわないと思う。
しかし、出来ればより効果のある方法を採用した方が子どもたちにとっても教師にとっても望ましいことだ。

ひとつの方法として「つがわ式漢字記憶法」がある。
「どうしてこんなに漢字がかけるの?」
「なんだかよくわからないけど、漢字が書ける」
こんな感想を子どもたちもつとしたら誰でも取り入れたいと思うはずである。

方法は次のようになっている。
「つがわ式漢字記憶法」は津川博義氏が考案した記憶法である。
次のような特徴がある。
1 その漢字を思い出すためのきっかけとなる一部分のみをきっちり覚える。
  その部分に赤〇をつける。
  他は覚えない。

2 繰り返し何度も練習しない。
  〇をつけたら漢字を見ないで、1回書いてみるだけ。

3 忘れてから覚え直すのは大変だから、覚えているうちに繰り返して練習する。
 【漢字学習の鉄則】
 ・練習は忘れる前にする
 ・テストは忘れる前にする
 〇それはなぜかと言うと「エビングハウスの忘却曲線」にそのことが表れている。
  グラフは、横軸が時間、縦軸が節約率になっている。
  この節約率という言葉はあまりきいたことがない。
  節約率というのは、もう1回同じ事を覚えるのにどれくらいの労力を節約できるかという割合を表している。
  例えば、20分後には節約率が58%であったとすると最初の42%の労力で同じ事を覚えることができたということ。
  1時間後には、節約率が44%であったなら、最初の56%の労力で同じ事を覚える事ができたということ。
  1回覚えてしまえば、もう1回覚えなおすのは最初よりも簡単になる。
  最初に覚えてから時間がたてばたつほど覚え直すのに必要な労力が増えていくということ。
  だから先の漢字学習の鉄則が効果的になる。

  もう少し具体的に子どもたちに言う。
  1日後には、節約率が34%である。
  ということは漢字5個を覚えるのに8分かかったとした場合、1日後には5分くらいで覚え直しができるということ。
   8×0.66=5.28
  すると前回と同じ8分練習をするとする。
  新しい漢字を3個覚え、昨日の漢字3個覚え直しができるということになる。

練習方法は次のとおり。

①授業で1時間「つがわ式漢字記憶法」を紹介し、やり方を説明する。
 特に、どんな部分に〇をつけるのかを説明する。
 〇は赤でつけることにする。

②漢字を見て覚えたら、一番覚えにくいところ、間違えやすいところに赤〇をつける。
 ※これが最大のポイントかも。

③赤〇をつけたら、すぐに漢字をかくして右側に練習欄に書いてみる。

④書けたら次の漢字へ進み、書けなかったらもう一度漢字を見て、右端の欄に練習する。

⑤こうして5つの漢字をすべて覚えたら、裏側の左側の欄に、5つの漢字を書いてみる。
 もしも書けなかったら、漢字と〇の部分をもう一度見て覚える。

⑥寝る前に、裏側の真ん中の欄に5つの漢字を書いてみる。
 もしも、書けなかったら、漢字と〇の部分をもう一度見て覚える。

⑦翌日、登校してから書き取りのテストを行う(右端の欄)

⑧間違った漢字を、1回練習して提出する。

saitani

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インクルーシブ教育

2024年05月26日 05時00分00秒 | 教育論
インクルーシブ教育という言葉は一般的になった。
この言葉を聞いたのは10年以上前だった。
障害の有無にかかわらず、すべての子どもが同じ教育の機会をもつ教育方法のこと。
多様性を認め、個々にあった支援を提供することが求められる。
インクルーシブ教育を学級経営にどのように生かしていくのか。

1 多様性
多様な背景や特性をもつ子どもたちを受け入れて理解しようとする。
先生が子どもたちの多様性に対する理解を深めることで個々の子どもたちに適切な支援を行えるだけでなく、相手を理解しようとする雰囲気が学級に広がっていくようにする。

2 合理的配慮
全ての子どもが授業に参加できるように必要な配慮をすること。
環境の整備や教材教具の工夫などが一般的。
例えば難聴の子に対する配慮としてワイヤレス補聴援助システムを導入する。
教師が装着しているマイクから、直接子どもの補聴器に声をとどけるシステム。
物的なもので支援することはいいが、人的、時間的配慮に関しては担任が対応することがは難しい場合もある。

3 選択肢
学習者自身が自分にあった方法を俯瞰的に考えることで、効率的かつ自己主導的に学習を進めることができる。
自己調整学習の考え方を取り入れている。
いけない考え方として、みんなと同じ、去年と同じ、隣と同じということがある。
一人一人違う子どもたちが自分にあう方法を選択できるのが理想。

4 理解に徹する
人は自分に一番興味がある。
私の話を聞いて欲しい、私を理解してほしいと願っている。
だから、他者を理解しようとする姿勢を大切にする。
その文化がある学級は、異質な考えを否定せず、安心して過ごすことができる。

5 共生マインド
友だちがどんな気持ちでいるのか、友だちが頑張ろうとしていたことを見ていた人はいますか。
クラス全員に全員の理解を促し、個々でスポットライトがあたる瞬間を全員につくる。
これを毎日繰り返すことで、子どもたちの中に他者を理解しようとするマインドが育まれていく。

saitani


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サクラ咲け 優しき先生への道 2

2024年05月25日 05時38分14秒 | 教師論
本文から引用。


僕は指導者として百人以上の先生を育ててきた。
それはたくさんの授業を見てきたということでもある。
そして思うことが二つある。

一つは残念ながら良い授業できる先生は本当に少ないということ。
多くの先生は自らの課題を放置し、生徒の反応に鈍感になり、自分がかわることよりもそのままでいることに子供が慣れてくれるのをただ祈るように待っているだけで、何年も進歩がない。
そしてその状態を正当化するのが上手くなっていく。
周りの先生もみんなそうなら、いっそう努力をしなくなる。
「みんなそうだから」
と成長しないでいい空気感を好むようになり、新しい風を吹かそうとする先生がやってくると煙たがる。
もちろんすべての教育現場がそうだとは言わない。
でもそういう現場があるのも事実だ。
先生なって最初の十年間、そうやって過ごしてしまったら、先生として幸せになるチャンスはほぼなくなってしまう。
そういう現状は、一概に先生本人の責任と言いきれるわけでもない。
先生を始めて最初の十年間で、そんお先生を親身になって指導してくれる人と出会わなかったとしたらそうなってしまうのは仕方がない。
それまでに出会ったすべての先生の責任でもある。

一方でたくさんの先生を育ててきた僕が思うもう一つのこと。
それは、どんな人でも「素晴らしい先生」になれるということだ。
人前で話すことが苦手でも、厳しいことを言うのが苦手でも、優しくするのが苦手でも、褒めるのが苦手でも、授業で笑いがとれなくても、生徒から人気がなくても、知識や経験が他の人に比べて乏しくても、自分は先生に向いていないと思っていても、全く問題ない。
「眼の前の生徒のために、昨日の自分よりもほんの1ミリでも成長できるんだったら、どんな努力でもする」
という気持ちさえあれば、必ず素晴らしい先生になれる。


ただし、一つ忘れてはいけないことがある。
それは頑張っていない先生などいないということ。
誰もがみんな、自分なりに必死で先生という仕事を頑張って向きあっているのだ。
それにもかかわらず、いい授業をしている先生が少ないのだとしたら。
報われない先生が多く、精神的に病んでしまう人が増加しているのだとしたら。
それは、頑張りのベクトルを間違えているということに他ならない。
頑張らなければいけないことから逃げて、頑張らなくてもいいことを必死で頑張っている。
それでは頑張れども頑張れども、苦しくなるだけだ。
大切なのは、何をどう頑張ればいいのかを知り、そこに挑むことでなのだ。
そのためには導いてくれる人がいたほうがいい。
そういう先輩・師匠との出会いは、あなたを加速度的に成長させてくれる。

saitani


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サクラ咲け 優しき先生への道 1

2024年05月24日 05時22分07秒 | 教師論
本文からの引用。


「いい先生」になるためには、たくさんの経験と時間、そして良き指導者との出会いが必要だ。
それらが揃っていても、少なくとも十年はかかると覚悟したほうがいい。
簡単に辿り着ける場所ではないというのが事実だ。
そうなるまでは、何度も授業で嘘を教えるだろう。
失った信用を取り戻すために必死になる必要もあるだろう。
「隣のクラスがよかった」「前の先生が良かった」という声に何度も出会うだろう。
たくさんの失敗と後悔を繰り返して、それでも「二度とあんな思いはさせない、そしてしない」ち葉を食いしばって何度も立ち上がる先に、ようやく「先生」としての「一人前」がある。
その覚悟をもってほしい。


どれほど大変でも、先生になったからには、そこには辿り着かなければならない。
なぜなら、生徒は教わる先生を選ぶことはできないから。


きっとどこかには、その子を「英語好き」に変えられる先生がいる。
でも子供には先生を選ぶ権利がない。
だからあなたがそんな誰かになるしかないのだ。
先生はなった瞬間から、常にその宿命の中にいる。
一方で、今の時代、あなたがそこに至るまであなたに指導をしてくれる、先輩や師匠を見つけのが難しいのも事実だ。
「こうしないとダメだ」
「もっとこうした方がいい」
「こうしてみたらいいんじゃないかな」
どんな言い方をしたところで、相手が「断ることができない威圧感」を感じた時点で「パワハラ」と認定されてしまう可能性があるのが今の時代だ。
授業に苦しんでいるあなたを見ても、あなたから声をかけない限り、あえてアドバイスをしたり、指導をしようとする人は年々少なくなっているだろう。
厳しいことを言う人がいなくなり、本当はこのままではダメだと思っていても、
「いいと思うよ」
「好きなことをやればいいんじゃないかな」
と当たり障りのないことを言っておく。
それが普通になってきている。

saintai

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4年生 道徳科 6 あなたの時間にいのちをふきこめば

2024年05月23日 05時58分57秒 | 道徳科
4年生 道徳科 「6 あなたの時間にいのちをふきこめば」

1 通読する。

2 展開

発問 命とは何ですか?
  ・生きること
  ・心臓
  ・体
  ・生活していること
  ・人生

発問 命は目に見えますか?
  ・心臓はみえる
  ・生きている姿はみえる

説明 命は心臓だと言ってくれた人がいますが、心臓は命とは言えません。
   心臓は、全身に血液を送るポンプです。
   命はとはみなさんが生きている「時間」のことです。

発問 「時間」は目に見えますか?
  ・見えない
  ・見える……時計でわかる

説明 時間のながれは目に見えません。
   生きていくときに必要な空気も愛情も勇気も目にはみえません。
   大切なものは目にはめいないということです。

発問 この命と同じ意味をもつ「時間」の使い方は三種類あると言われています。
   それは、1 消費……勉強や学習、生活に欠かせない行動や取り組みに使う時間
       2 浪費……目的意識をもたずにテレビ、スマホ、タブレット、ゲームなどをする時間
       3 投資……自分の成長や夢をかなえるために使う時間 です。
   それぞれの時間の使い方の具体的な例を考えてみましょう。
   ※時間短縮の場合は、何枚か具体例をしめしたカードを用意しておき、分類させる方法もある。

   【1消費例】
   ・顔をあらう
   ・歯を磨く
   ・部屋をそうじする
   ・買い物をする
   ・食事をする
   ・本気で勉強をしない

   【2 浪費例】
   ・だらだらとテレビを見る。
   ・時間を決めずにゲームをする。
   ・だらだらとYouTubeをみる
   ・
   
   【3 投資】
   ・読書をする
   ・宿題をする
   ・サッカーをする
   ・そろばん塾に行く
   ・英語教室に行く
   ・スイミング教室に行く
   ・授業を受ける
   ・試験を受けて資格をとる

発問 「誰かのために時間をつかう」ことは無駄ではないですか。
   自分の目標達成や成長のために時間は使って方がいいのではないですか?
  【そう思う】
  ・まず、自分の成長がなければ人の役には立てない。
  ・自分の成長がまず第一だから。

  【そう思わない】
  ・人の役に立ってこそ、人生の意味がある
  ・人は他人の役にたって初めて嬉しい気持ちになる

発問 日野原さんは「だれかのために自分の時間をつかう」とそれは「生きた時間になる」と言っています。
   だれかのために役にたつことを「他者貢献」と言います。
   【4つめの時間の使い方 他者貢献とはどんな時間の使い方ですか】
  ・災害があった場所にボランティアに行く
  ・みんなで使う公園を掃除する
  ・道に落ちているゴミを拾う
  ・外国に行って勉強を教えるために英語を習う
  ・サッカー選手になってお金を稼いで募金するために練習を頑張る
  ・家族を喜ばすために練習を頑張る
  ・病気の人を救うために医者になる勉強を一生懸命する

説明 素晴らしい考えがたくさん出されたと思います。
   ただひとつアドバイスするとすれば、人のために頑張るときに「自分の時間を犠牲にしている」と感じることは他者貢献とは言わない 
   ということです。
   誰かのために時間をつかうとき、「やりがい」を感じることがたいせつだと私は思います。
   授業の感想を書きましょう。



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5年生 国語科 「見立てる」

2024年05月22日 05時24分52秒 | 国語科
5年生 国語科 「見立てる」実践案

1 通読する。
・範読する。
・読めない漢字にはふりがなをふらせる。

2 展開
発問 ①いくつの形式段落がありますか?
    ・6段落

発問 ②この説明文は、「はじめ・中・おわり」に分かれています。
   形式段落はどのように区切られていますか。
    ・はじめ……①
    ・中 ……②~⑤
    ・終わり……⑥
    ※これは練習なので、割り振りは教科書に書かれている。

発問 ③説明文には必ず二つの文があります。
   何と何ですか。
   ・問いの文(問題提示文)と答えの文(まとめの文)

指示 ④問いの文を探しなさい。
  ・問いの文がありません。
   「~でしょうか」と書かれて文がない。

説明 ⑤説明文の型には三つあります。
    最初で結論を述べる型……頭括型
    最後に結論を述べる型……尾括型
    最初と最後で結論的なことを述べる型……双括型 
    「見立てる」は双括型ともいえますが、基本は尾括型です。

発問 ⑥答えの文(まとめの文)はどれですか?
   ・⑥段落
   ・想像力は、わたしたちを育んでくれた自然や生活と深くかかわっているのだ。

発問 ⑦ ①段落で一番たいせつな一文(キーセンテンス)はどれですか?
   ・たがいに関係のない二つを結びつけるとき、そこには想像力が働いている。

発問 ⑧「たがいに関係のない二つを結びつけるとき、そこには想像力が働いている。」
   この文をもとに答えの文「想像力は、わたしたちを育んでくれた自然や生活と深くかかわっているのだ。」に正対する問いの文をつくり   
   なさい。
   ・たがいに関係のない二つを結びつけるときに働く想像力は、わたしたちのどんなことと深く関わっているのでしょうか?

発問 ⑨ ②~⑤段落の中心となるキーセンテンスを探します。
     ・②……あや取りで作った形と、その名前でよばれている実在するものとが結び付けられたのである。
     ・③……その土地の自然や人々の生活のしかたなどによって、結び付けられるものがことなるからだ。
     ・④……それぞれの土地の生活と、より関わりの深いものに見立てられた結果といえる。
     ・⑤……あや取りは、世界各地で行われている。

発問 ⑩この文章の要旨をまとめなさい。
   ・見立てるという行為をささえている想像力は、わたしたちを育んでくれた自然や生活と深く関わっている。

saitani

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