飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

夢と志

2019年07月30日 13時30分31秒 | 人生論
人と話をしていて、生きていく上で夢が大事だという話題になった。
そのときに、人間にとって夢は目標であり、生きていく糧になるものであることは間違いない。
しかし、夢は夢のままでいいのだろうか。
来年、東京オリンピック2020が行われる。
その大会に向かって、多くの選手がしのぎを削っている。

その選手に「夢はなんですか」と聞けば、「金メダルをとることです」とこたえるだろう。
しかし、夢の先にあるものはなんだろう。
それが志のような気がする。
「金メダルをとって、多くの人々の希望を与えたい」「いろんな困難や苦しみの中にいる人々のちからになりたい」
そんな表現をする選手は少ない。

夢と志の間にあるものは何だろうと考えてみる。
夢は自分が実現したいもの。
志は、自分が実現できなかったとしても、ほかの誰かが代わりに実現してくれたら、それでいいと思えるもの。
つまり、個人の夢を越えたところにある想い。

for me を夢とするなら、for you が志になる。
 

夢の実現は一時的なものだが、志は、受け継がれる永遠の思いである。
このことを大事にしたい。

saitani


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