飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

学習指導要領の改訂に伴う移行措置の概要

2008年09月28日 17時38分01秒 | 教育論
平成20年度も半分が過ぎ折り返し地点である。
これまで先延ばしにしてきた新教育課程編成もそろそろ具体的な動きをみせることになる。
なんとかなるでは、この先変革について行けなくなることは明らかだ。
いくつかポイントとなる事柄を整理してみようと思う。

1 移行措置期間における基本方針
 ○平成21年度から可能なものは先行して実施。
 ○小学校は平成23年度から完全実施。

2 総則や道徳等は直ちに先行実施
 ○1にあげられている「先行実施かのうなもの」とは以下のものである。
  総則・道徳・総合的な学習の時間・特別活動

3 算数及び理科は教材を整備して先行実施
 ○移行措置期間中から、新課程の内容を一部前倒しして実施。
  (授業時数の増加も前倒し実施)
 ○これに伴い小学校では、総授業時数を各学年で週1コマ増加。
  本校で言えば 1年生 22+1(23)火・水・木   5時間
         2年生 23+1(24)月・火・水・木 5時間
         3年生 25+1(26)木曜日     6時間
         4年生 26+1(27)火・木     6時間
       5/6年生 27+1(28)火・水・木   6時間
  このような増加が予想される。
 ○新課程前倒しに伴う、必要教材は国より配布。

4 他の各教科等(学校の判断で先行実施)
(1)各教科(算数及び理科を除く)
 ○各教科(算数及び理科は除く)は、学校の判断により、新学習指導要領による  ことも可能とする。【ということはよらないことも可能】
 ○但し、以下のものについては、全ての学校で先行実施
  ・地図帳で指導可能な「47都道府県の名称と位置」
  ・音楽の共通歌唱教材として指導する曲数の充実
  ・体育の授業時数の増加(小学校低学年)
(2)小学校における外国語活動
 ○第5・6学年における外国語活動では、各学校の裁量により授業時数を定めて  実施することが可能。(各学年週1コマまでは、総合的な学習の時間の授業時  数を充てることが可能)
  本地区では 平成21年度 15時間 平成22年度 25時間
  実施する予定。

以上が大まかな枠組みである。

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