第二段落のエピソードの要約。
通常、エピソードは、主語と述語の順で普通の文体で示すのがセオリーである。
今回は、要約の手法も使い、第一キーワードによる体言止めでエピソードをまとめていく。
ここでのキーワードを子どもたちにあげさせる。
声をはりあげる、かさが売れない、ばあさまはがっかりするだろう、正月買いもんの人、大年の市、など。
これをまとめると「町で声をはりあげてかさを売るが、だれもふりむいてくれず、がっかりするばあさまを思うじいさま。」のようになる。
この物語を通じて、感じることは、二つ。
一つは、ばあさまとじいさまの生活の貧しさ。
もう一つは、ものはないが、心だけは豊かに、前向きに生きようとする二人の姿勢である。
これは一貫してよみとっていかなければ、表面的な感想になり、「二人は優しい」程度の感想で終わる。
貧しさの中でもたえ、なおかつ、自分のことよりも他人の思いやる気持ちを失わない健気さに気づかなければならない。
満ちたりでいるときに人に優しくすることはたやすい。
しかし、自分も苦しいときに人に優しくできるかどうか。
そこが問われているのである。
SCENE141(saitani)
通常、エピソードは、主語と述語の順で普通の文体で示すのがセオリーである。
今回は、要約の手法も使い、第一キーワードによる体言止めでエピソードをまとめていく。
ここでのキーワードを子どもたちにあげさせる。
声をはりあげる、かさが売れない、ばあさまはがっかりするだろう、正月買いもんの人、大年の市、など。
これをまとめると「町で声をはりあげてかさを売るが、だれもふりむいてくれず、がっかりするばあさまを思うじいさま。」のようになる。
この物語を通じて、感じることは、二つ。
一つは、ばあさまとじいさまの生活の貧しさ。
もう一つは、ものはないが、心だけは豊かに、前向きに生きようとする二人の姿勢である。
これは一貫してよみとっていかなければ、表面的な感想になり、「二人は優しい」程度の感想で終わる。
貧しさの中でもたえ、なおかつ、自分のことよりも他人の思いやる気持ちを失わない健気さに気づかなければならない。
満ちたりでいるときに人に優しくすることはたやすい。
しかし、自分も苦しいときに人に優しくできるかどうか。
そこが問われているのである。
SCENE141(saitani)