飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

2019年大晦日

2019年12月31日 17時32分29秒 | 人生論
2019年12月31日火曜日。
今年もあと数時間で終わろうとしている。
今年は、平成から令和へと年号が変わった。
平成は自分にとっては激動の時代だった。
仕事上でも、プライベートでも様々なことがあった。

今年1年間を振り返ってみると、ライフワークとなっいるロードバイクで様々なところ訪れた。
もし、バイクに乗っていなかった、こんなに全国を訪れることもなかったし、感動や充実感も薄かったと思う。

日本の三大サイクリングロード言われる場所も1年間で訪れた。
3月には、しまなみ海道。
夢にまで見た瀬戸内海の多島美は言葉では言いあらわせないほどの感動があった。
尾道から今治まで、絶景あり、グルメありの感動の二日間だった。
初日には、坂本龍馬の史跡である鞆の浦に行くことができたのもよかった。

そして、9月には5回めとなる琵琶湖一周。
後半は、雨の中、暗闇で走り続けたのも今はいい思い出となっている。

11月には、友人三人と霞ヶ浦を一周した。
風はあったものの、こちらも美しい夕日の中をはしり、今も脳裏に鮮明に残っている。
佐原のうなぎも絶品だった。

年末恒例となったFestive500も今年は3回目。
8日間のうち、最初の二日間は仕事のため走ることができなった。
それからは、雨の中も休まずに走り続けて、なんとか本日大晦日に500kmを達成することができた。

健康でロードバイクに乗れることは本当に幸せなことだと思う。
家族に支えられ、友人や仲間に助けられ、今年も素晴らしい1年だった。
来年も良い年になるように頑張りたい。

saitani

過剰な制裁(オーバーサンクション)

2019年12月14日 09時35分57秒 | 教育論
学級集団は、ひとつの社会的集団と言える。
その集団は、互いに協力して助け合って体制を維持しようとする。
4月当初の学級集団は、そのような気持ちが高い。
しかし、この時期を逃すと学級は乱れ、やがて崩壊することになる。

では、この学級集団を脅かす行為とはなんだろう。
それは、集団に対して攻撃をくわえる外部対象ではなく、集団内部に存在する特定の個人である。
行事などで、対抗学級があると手段は一致団結して前進する。
いわば、外的圧力は
これは誰でもなりうる可能性がある。
内部から学級集団を破壊しようとするキャラクター、そのことをフリーライダーとよぶ。
要するに、ギブアンドテイクでは、利益のみを享受しようとする人物である。
タダ乗りをする人、協力行動を取らない人である。
本来、学級集団を維持するには、労働、時間、物、情報といった集団にとって寄与する行為を個々が提供する必要がある。
しかし、このフリーライダーは、自分は協力せず、みんなが提供した集団を維持するための行為にタダ乗りをする。
一部の熱心で良識ある人だけが、自己犠牲をいとわず働き、集団を維持することになる。
協力行動をとらない、ズルをする人は、そのままその状態を続ける。
そうすると集団にほころびが見え始める。
真面目に努力しているグループは、損をしていると感じ始める。
そうするとその割合は集団の中で増え続け、学級を維持する活動やルールを守ろうとする人は急激に減っていく。
そして、やがては崩壊の道をたどるようになる。

そこで集団の維持をとって不利益になりそうな人に何らかのペナルティや制裁を加えて、タダ乗りをやめさせようとする。
制裁行動をサンクションという。
これは、仲間を守ったり、集団を維持しようとする、よい働き向社会性の表れでもある。

向社会性が高まるとその反動として危険な現象が起こるという。
一つは、排外感情の高まり。
敵対心の高まりである。
二つ目は、排除行動がエスカレートして、本来すべきではないレベルやタイミングて起きてしまうことである。
標準的はないキャラクターの人物を制裁対象として選択してしまうのである。
このことを過剰な制裁、オーバーサンクションという。

これがいじめの原因の一つとも言われている。

saitai