研究指定を受けた学校では例外なく、研究紀要が作成される。
この研究紀要を読んでいて、違和感やズレを感じることが多い。
感じていても指摘することは少ないのだが。
この違和感について、いくつか書いてみる。
巻末には必ず「今後の課題」が書かれている。この課題を解決する研究を継続して、成果を発表する研修をみたことがない。解決する活動があっての課題である。
書くからには、それなりの覚悟が必要である。
「研究の成果」について。研究を通して言えることはいくつあるのだろう。3つも4つも書いてある研究紀要があるが、はたして1,2年の研究でそんな成果が表れるのだろうか。
一つあればいいのではないか。
授業後の検討会で、効果がないとか適切な方法ではなかったと指摘された点も研究紀要ではとてもよかったとなっている。たまたま研究授業だけがまずかったのかもしれないが、一部だけが良いとか、悪い授業はありえない。
だから、力量のある教師が参観すれば、たとえ5分であろうと、授業者の能力がわかる。
ダメだった、効果がなかったということであればそれを誠実に書くべきである。
参考文献について。
引用文献と参考文献の違いを明確にする。
用語の一貫性の問題。
言葉の解釈がゆれることが多い。
また、言葉の意味を正確に使用する注意も必要だ。
「しかし」と「しかしながら」は意味が異なるし、「自ら」は「おのずから」なのか「みずから」なのかを明確にする。
用語は一貫して使う。
言い換えはできるだけ少なくする。
観点と視点の違いを明確にする。
視点には、狭い範囲を視線を集中してみる。
特定の人や組織。団体などの利害に基いて物事を見る場合に使う。
それに対して、観点は、考え方とか思考の意味があるので、事前にある程度の意見や思想があって、それに基いて客観的に物事を見る場合に使用する。
saitani
この研究紀要を読んでいて、違和感やズレを感じることが多い。
感じていても指摘することは少ないのだが。
この違和感について、いくつか書いてみる。
巻末には必ず「今後の課題」が書かれている。この課題を解決する研究を継続して、成果を発表する研修をみたことがない。解決する活動があっての課題である。
書くからには、それなりの覚悟が必要である。
「研究の成果」について。研究を通して言えることはいくつあるのだろう。3つも4つも書いてある研究紀要があるが、はたして1,2年の研究でそんな成果が表れるのだろうか。
一つあればいいのではないか。
授業後の検討会で、効果がないとか適切な方法ではなかったと指摘された点も研究紀要ではとてもよかったとなっている。たまたま研究授業だけがまずかったのかもしれないが、一部だけが良いとか、悪い授業はありえない。
だから、力量のある教師が参観すれば、たとえ5分であろうと、授業者の能力がわかる。
ダメだった、効果がなかったということであればそれを誠実に書くべきである。
参考文献について。
引用文献と参考文献の違いを明確にする。
用語の一貫性の問題。
言葉の解釈がゆれることが多い。
また、言葉の意味を正確に使用する注意も必要だ。
「しかし」と「しかしながら」は意味が異なるし、「自ら」は「おのずから」なのか「みずから」なのかを明確にする。
用語は一貫して使う。
言い換えはできるだけ少なくする。
観点と視点の違いを明確にする。
視点には、狭い範囲を視線を集中してみる。
特定の人や組織。団体などの利害に基いて物事を見る場合に使う。
それに対して、観点は、考え方とか思考の意味があるので、事前にある程度の意見や思想があって、それに基いて客観的に物事を見る場合に使用する。
saitani