私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

オカヨシガモ Anas strepera :交雑種かなあ?

2023-03-21 08:16:00 | 鳥類
2023年3月21日(火)

オカヨシガモ Anas strepera ♂

20221205 50cmほど

ため池に越冬のためにやってきていた。
私の地域ではごく普通にみられるカモ科の冬鳥だ。
地味といえば地味だが、私は渋くて好きだ。

エクリプスから繫殖羽へ換羽中のオカヨシガモ


ペアリングもし始めていて


3月になると、みられる数は少しずつ減っていく。

ところが、ため池や河川敷の散歩を続けていると、時に「何だ?コイツ?」に出くわすのだ。
それがコイツ

20230131

数羽のヒドリガモに混じって、遠くに1羽だけいた。
やたら白っぽいヒドリガモだなあと、撮るだけ撮って帰宅後に驚いた。
詳しい方に聞いても「こんなの見たことがない」そうで

オカヨシガモらしい特徴はみられるから
へっぽこ鳥見ニストの私としては
「オカヨシガモと他のカモ類との交雑種」なのかもしれないと思ってる。

散歩も当初はぼんやり水鳥を眺めてたのだが
こんなのに一度でも出会うと、じっくり見ながら散歩しなきゃと思うようになるから不思議なもんだ。

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アシブトハナアブ Helophilus virgatus とか:今春の初虫

2023-03-19 08:53:50 | アブ・ハエ・カ・ガガンボの仲間
2023年3月19日(日)

アシブトハナアブ Helophilus virgatus

20230306 12mmほど

今春初物の虫を探しながら地元を散歩中、散策路の案内板にとまった。


どこにでもいる普通種らしいが、羽化をする時期が3月からと早い。
幼虫は水にすみ、オナガウジと呼ばれる白い小さなオタマジャクシ状なのもおもしろい。

テングチョウもいた。
が、コイツは越冬個体だから、昨年秋からいたわけで、初春の出会いとは言い切れないし・・・

黒いユスリカの仲間もたくさん羽化していた。
まだ、羽化したばかりで触覚が開ききってないオスや

20230303 4mmほど



すっかり開ききったオスや


触覚が短く、腹部にたくさん卵を蓄えてるメスや


交尾中の様子も撮影し放題だし、そこそこ美しいのだが・・・


名前どころか、フユユスリカとかツヤユスリカとか、どの仲間なのか、科の分類さえまったくわからない。
蚊とか蝿とかいった連中は人気がないのかなあ、あまり情報がなくて・・・
しかも、フユユスリカの仲間だとしたら、羽化は冬季にはじまっているのだから
今春の初出会いとは言い切れないもんなあ。

ま、地元の散歩を地道に続けながら、知力と体力の衰えを取り戻さなくちゃ!

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マヒワ Carduelis spinus :わが町にもいたけど・・・

2023-03-17 09:11:44 | 鳥類
2023年3月17日(金)

マヒワ Carduelis spinus

20230206 スズメより小さい

画面奥の体色が薄いのがメス。
手前の黄色が濃いのがオス。
私の町境の谷あいにあるヤシャブシの実へ
越冬のために群れてやってきていた。

数年前、広島県西部の山間地で見かけたことが一度あるだけで
私の暮らす町で見つけたのは初めて。

ただ、遠い。小さい。よく動く。


散歩優先のへっぽこ鳥見ニストにはこれが限界。


ま、地元の生き物を一つ知り、自分の足で記録しただけでとりあえず十分。
いつか近くで記録できるチャンスへの一歩だしね。

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コチドリ Charadrius dubius :イカルチドリと入れ替わり

2023-03-15 08:27:13 | 鳥類
2023年3月15日(水)

コチドリ Charadrius dubius

20230306 20cm弱

この日、1ヶ月ぶりのため池散歩。
私の町にはたくさんのため池がある。
が、もはやモツゴやタイリクバラタナゴさえすめなくなったため池ばかりで
多様な水鳥たちや希少な水草がみられるため池はめっきり減った。

いつものようにぐるりと1周していたら、いつものようにチドリがいて・・・

てっきりいつものイカルチドリ(冬鳥)と思い込み、雑に撮影して帰宅。

ところがコイツ、春に南方から繁殖のために渡ってくるコチドリだったみたいで・・・
目のまわりの黄色のアイラインもくっきり。

よく見れば、額にかけての模様もイカルチドリとは少し違う。

1か月前、越冬していたイカルチドリは2羽いて
イカルチドリ Charadrius placidus

20230205 20cm大



コイツらは、この後繁殖のために北へと渡っていったんだろうな。


散歩しなかった約1か月の間に、イカルチドリからコチドリへと入れ替わっていたことになり


似たような2種のチドリが、同じ生息環境を季節を変えながら利用しあっていたわけだ。
なるほどなあ。
つくづく日本は多様性豊かな自然を抱えているんだなあ。

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ヒクイナ Porzana fusca :わが町のドブ川で

2023-03-14 08:45:16 | 鳥類
2023年3月12日(日)

ヒクイナ Porzana fusca

20230311 20cmほど

昨日、ミシシッピアカミミガメやヌートリアがわんさかいる近所のドブ川沿いを散歩。
小さな橋脚の下でエサ探ししているところに出会った。

「ヒクイナだっ!」

初めて出会ったのだが、何度も図鑑でみてるからすぐわかった。

わかったけれど、まさかわが町のドブ川にいるとは信じられなくて・・・
警戒心も強いと書いていたし、白昼堂々と姿を晒しているのも不思議で・・・


とりあえず何枚か撮影しておいて・・・


ウグイス色と緋色のツートンが美しい。
ヒクイナを緋水鶏(緋色の水鶏)と表す漢字も美しい。

コロナ禍で遊びの釣りは極力やめて3年がたち
近所の散歩が生活の中心となり、虫や鳥に興味が広がり
図鑑もデジカメも買い足して


あらためて地域の生き物たち、知らないことばかりで


おそらくコイツは越冬個体なんだろうな・・・
魚ばっかり追いかけてたら、一生出会えなかったんだろうな・・・なんて考えながら。

3/13追記:雨の翌日生息地へ・・・いたっ!
しかも日向へと走ってきて・・・


通行人がほとんどないからかなあ、人を恐れている気配はなくて・・・


環境省レッドリスト 準絶滅危惧種
広島県レッドリスト 絶滅危惧Ⅱ類

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