私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ケリ・タシギ・イカルチドリ:三鳥三様

2022-11-20 17:46:41 | 鳥類
2022年11月20日(日)

一昨日、池干し中のため池周りを散歩していて・・・
ケリとタシギとイカルチドリがやってきていて・・・

その3ショットがたまたま撮れた。

コイツらを見ると冬の足音が聞こえてきた気がした。

ケリはじっとしていて
タシギはゆっくり地面を掘っては進み掘っては進み
イカルチドリはせわしなく走り回っていて
三鳥三様だ。
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ソラスズメダイ Pomacentrus coelestis :無効分散の幼魚たち

2022-11-18 18:13:33 | 海水魚
2022年11月18日(金)

ソラスズメダイ Pomacentrus coelestis 幼魚

20221101  体長40mmほど

所用で日本海側へ出かけ、余った1時間ほどタナゴ仕掛けの釣り。
エサも用意しておらず、磯で小さなマツバガイを拾い、細かく切って・・・
ホンベラ・ホシササノハベラ・カワハギが次々釣れるのだけれど・・・

私がねらっていたのは群れていたコイツら。

まだ日本海側で釣ったことがないし、以前紀州で釣った時の撮影に納得がいってなかったし。

以前の撮影はこんなへたくそ。


興奮すると黒くなる。
だから、釣りをやめ、ゆっくり時間をかけ・・・
少しずつ青く戻っていくのを待って・・・


いくら対馬暖流によって運ばれ、冬季には低水温によって死滅していく無効分散の命だとしても
釣った立場で偉そうには言えないが、粗末に扱いたくはない。
手を濡らし、しっかり冷やして、そっとスレ針をはずし、撮影ケースへ入れる。

のんびり泳ぎ始めた。


無効分散は、いずれ大きな環境変動があり、例えば海水温が上昇し適温になったとき、初めて有効な分散となる。
その日に備え、種の生息域拡大を毎年繰り返している分散だ。
死滅回遊という表現がよく知られているが、回遊しているわけではないし
死滅という言い方を嫌い季節来遊という表現を使う人もいるが、流されたのであって来遊したわけではなく、死滅することから目をそらしているようで、私は使わない。

などと思いを巡らしていたら、通りすがりの小学校の遠足の子たちに見つかって・・・
「きれいだ」「かわいい」とはしゃぐから、ちょっぴりうんちくをたれていたら・・・
ソラスズメダイくんまで興奮して、黒くなってしまった。

と、たまには釣りや魚の話をはさんでおこう。
最近、赤・白・黄・黒・茶の虫・鳥・花のことばかりだったしね。
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シチメンソウ Suaeda japonica かな? え?こんな処に?

2022-11-16 18:09:51 | 植物
2022年11月16日(水)

シチメンソウ Suaeda japonica かな?

20221107  絶滅危惧種II類

この日、いつもの干潟へ。
これといって気になる生き物にも出会えないまま散歩していたら・・・
引き潮の中、この植物が顔を出していて・・・


ならばと、下流域へと足を運ぶ。
砂地の端に緑から赤へ色づき始めていた。


少し大きな群落も見つけた。


帰宅後いつものように名前調べをした。
どうやら「シチメンソウ」という在来の塩生植物らしい。
30cmほどの高さで、葉は2cm程度の棍棒状、晩秋に紅葉する。
七面鳥のように色が変わることからシチメンソウという和名になったそうだ。
九州北部が有名な生息地らしく、ネット上ではとても大きな群落でにぎわっていた。

広島県での情報も島嶼部などでポツポツあるみたいだ。
どうやら瀬戸内海でもほんの一部の干潟辺りの海岸でみられるようだ。
この干潟には何度となく足を運んできたはずなのに、地元のことを私は把握できていないなあ。
アッケシソウもだが、シチメンソウも、地元で注目されていないみたいだし・・・

残念だったのは護岸から降りる術もなく、ここへは近づきようがなかったこと。
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キトンボ Sympetrum croceolum:赤トンボを知りたい⑤

2022-11-14 17:32:55 | トンボ・カゲロウ・カワゲラなどの仲間
2022年11月14日(月)

キトンボ Sympetrum croceolum かな?

20221112 体長40mmほど

私の町にオシドリがやってきている頃だ。
3か所ほどある中で、最も確率の高い貯水池周りを散策した。
確かに群れで飛んでいたし、甲高い鳴き声もたくさん聞いた。
ただ、遠く遠くの樹木に隠れ、とても撮影できない。

と、あきらめた帰り道、コイツがとまっていた。


ほぼ日本全土の湖沼に生息するそうだが、私の町ではあまり出会えないトンボ。
そっと回り込もうと近づいて・・・

逃げられてしまった・・・

帰宅後、類似した翅模様をしているネキトンボと比べてみる☟
ネキトンボ Sympetrum speciosum :赤トンボを知りたい④

キトンボの方がオレンジ色がより広く、前縁では先端まで広がっていることがわかった。

まあ、一度の散歩で1種のブログ初登場の生き物に出会えるのが丁度良い。
多すぎても空振りでも記録と気持ちの整理が・・・
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ヒメカマキリ Acromantis japonica:日本固有のハナカマキリ

2022-11-12 17:48:54 | バッタ・コオロギ・カマキリなどの仲間
2022年11月12日(土)

ヒメカマキリ Acromantis japonica ♀

20221111  30mmほど



昨日、鳥見をしながらため池周りを散歩。
落ち着きのないエナガとか


なぜか目つきの良くないカワラヒワとか


これといった初見の生き物に出会わぬまま・・・
古い石橋の欄干にコイツがいて・・・


「ヒメカマキリだっ!」と
あわてて接写用コンデジをポケットから取り出した。

日本固有種の小さなハナカマキリの仲間
よく似たサツマヒメカマキリとは、成虫の発生時期が明らかに違っている。

そっと手のひらに移ってもらった。


チョロチョロと動きはすばやいが

小ささがよくわかる。

本来、樹上性のカマキリだから、石橋にたたずむことはそうそうないはず・・・
コイツもハリガネムシに寄生され、水辺へと誘導されていたのかもしれないな。

元居た場所にそっと戻して、鳥見が虫見となった日。
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