私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

なるほど合点!『先生シリーズ』に学ぶ

2019-08-25 09:36:41 | 書籍紹介
2019年8月25日(日)

ここ2週間ほど読書三昧の日々。

その中からお気に入りの1冊を紹介。

『先生、アオダイショウがモモンガ家族に迫っています!』~鳥取環境大学の森の人間動物行動学~
(小林朋道著 築地書館 2019年)


鳥取環境大学の小林教授の14冊目となる『先生シリーズ』最新刊。
これまでの13冊も心温まる動物行動と人の関わりを面白おかしく
分かりやすく紹介してくれてて、一気呵成に読んでしまってたケド
最新刊はさらに面白く心打たれる1冊だった。

その中の1話にツチガエル・トノサマガエル・アマガエルの捕食行動の比較研究もあった。
この夏、私はカエル釣りをして、感じた違いを何となく書いたケド
 ツチガエル(釣査239種目)の生き残り戦略!参照

教授と学生はとってもちゃちな実験道具と測定で、次々と明解に明快に科学にしていくのである。
『なるほど! 合点!』なのである。

やっぱり野外で場数ふんでる教授は、動物の行動を正確に把握してる。
だから屋内実験の組み立て方も正確でお見事!
質のいい推理小説をひもといてるような気になってく。


書いてて、ふと思う。
最近マスコミがこぞって取り上げてる「あおり運転」。

あれって小さなハゼ(例えばヨシノボリ類)のオスにみられる口撃(攻撃)行動とよく似てないかな?
自分の前を泳ぐ仲間に「ここはワシの道じゃけん!」と
口でつつき、逃げまどってるのに執拗に追い回し、死にまで至らせる。

ヒトのごく一部オスには小さなハゼと似たレベルのやつがおるんかなあ?
そういえば、散々やっかいなことを口であおってるどっかの国の大統領もおるしなあ?
情けないことにみんなオスの仕業!

心理学の専門家がマスコミに登場して「あおりの心理」について解説してるケド
こういうの小林教授にもぜひ一言いただきたい!

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トラフグ幼魚の見分け方

2019-08-24 09:19:46 | 海水魚
2019年8月24日(土)

昨日の予告通り『トラフグ幼魚の見分け方』を私なりに。

トラフグ幼魚とよく似たクサフグとコモンフグの未成魚で比較。

その際、次の画像の①~⑤の部位を見比べてみる。

トラフグ幼魚



クサフグ未成魚



コモンフグ未成魚



少しずつ違いがあることに気付きましたか?

その違いを表にまとめてみました。


ね? 
特徴はトラフグ幼魚にあてはまるでしょ?

いつものように勝手な妄想だケド
トラフグ幼魚は成魚とかなり模様も違う。
成魚のイメージはすっかり定着してるケド
幼魚はトラフグと気付かれないまま海へ放られてるんじゃないかなあ。
汽水域へと入り込まないみたいだから出会いも少ないしね。

私も調べて各部位の特徴を確かめるまで、トラフグだとは思わんかったもんな。

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トラフグ幼魚(釣査240種目):想定外が釣れちゃった!

2019-08-23 08:16:37 | 海水魚
2019年8月23日(金)

トラフグ幼魚


フグの王様といわれるトラフグが
幼魚とはいえ、タナゴ竿・仕掛けで釣れるとは・・・
実に嬉しい240種目だ。


さてさて、常連さんの教えてくれたT浦へ。
クネクネと細い道をたどって・・・着いた!


かつては、島で一番栄えていた港だという。


この日は人っ子一人いない。


こんなとこから10尺タナゴ竿を出しつつ、ポチャ投げもする。
セトヌメリが釣れるかもしれないと思い込んでるもんな、必死だ。

でも、相変らずクサフグの猛攻にハリスは切られっぱなし。

それでもまだ見ぬセトヌメリをと、やっとこ釣れたのが
キュウセンのメス


マダイ幼魚(チャリコ)


ヒメハゼ


シロギス


友に大きなキュウセン二次オス



と、もうあきらめかけた頃、ポチャ投げに食いついてきたのがこのフグ。


クサフグのようでクサフグでない。(ベンベン!)


コモンフグのようでコモンフグでない。(ベンベン!)


それは何かとたずねたら


「わからん! わからん! わからん!」だったのだ。

最近の新聞記事にも、フグの雑種に要注意!なんてなことが書かれてた。
海水温上昇とともにフグ類の分布域が変化し、交雑し始めてるという。
フグの仲間は簡単に雑種ができ、雑種は猛毒の部位が不明になり危険だという。

「トラフグかもしれんで~っ」と、茶化す友。


「いや、フグの王様がこんなとこで簡単に釣れるわけない!」とか
「何かいろんなフグの特徴が混じっとるけんなあ・・・雑種かなあ?」とか、応える私。


帰宅後、何日もかけて過去の画像を比べたり、いろんな図鑑を調べたり
結論『コイツ、フグの王様トラフグの幼魚』ですっ!

2日続けてクサフグばかり釣ってたからクサフグじゃないとすぐピンときたもんな。
クサフグくんのおかげです!

そして、セトヌメリは釣れんままだったケド、それ以上の獲物が釣れました!
親切だった常連さん、ありがとうございました!

次回、これらのフグ幼魚の見分け方を私なりにまとめてみるね。(もう長くて長くて)
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大きなネズッポ属オスと常連さん情報に舞い上がる!

2019-08-22 09:51:20 | 海釣り
2019年8月22日(木)

もう10日も前の話。

数年前にヒナハゼを確認したもう1カ所へ向かう。


干潮までまだ時間がある。
ちょうどここには日陰がある。
10尺のべ竿とポチャッと投げ釣り。
ここで投げ釣りは初めてなのだ。
もっともいつものように遠投とは程遠いお子様仕様。

クサフグとヒガンフグが泳いでる。
釣れるのはクサフグばかり・・・トホホホホホ。

こういう時は、他の釣り人へ聞き取りするのが一番!
「釣れますか?」
「ま、ボチボチや」
「釣れた魚、見ていいですか?」
「ええよ」
シロギス・キュウセンのオス・マダイなどに混じって大きな派手なネズッポ属が1匹。

「わっ! 撮影させてもらっていいですか!」
「セトヌメリかもしれません。初めて見た魚です!」

常連おじさんの許可をもらい、撮影に入る。

上面から


下面から

尻ビレ付近のゼブラ模様が美しいなあ。

顔面は

ネズッポ属オスにみられる青いミミズ斑も美しいなあ。

第1背ビレは


第2背ビレは


すっかり舞い上がってしまった。
そして未だ釣ったことのないセトヌメリと思い込んでしまった!

「ソイツな、ここで釣ったんじゃないんよな、T浦よな」と常連さん。
「そ、そこ、ど、どこですか? ど、どう行けばいいんですか?」
何度も何度も道順を聞き、そそくさと道具を片付け、出発じゃあ~!

今思えば、あらためて私は未熟な大馬鹿者だ。

コイツ、短いタナゴ竿ですでに何度も釣ってるネズミゴチじゃんっ!
オスを釣ったこともなく、こんな大きなサイズを見たこともなく
すっかり早合点してしまってるのである。

ま、セトヌメリと信じ込んでしまった私は
「これでネズミゴチ・トビヌメリ・ハタタテヌメリとあわせて4カード全部そろうぞぉ~!」
と、意気揚々とT浦へと車を走らすのであった。

つきあわされる友もええ迷惑やね。
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コショウダイ?・マゴチの幼魚:ガサvs釣り

2019-08-21 08:56:26 | 魚全般
2019年8月21日(水)

体長2cmに満たないコショウダイの仲間の幼魚


マゴチの幼魚





ヒナハゼ生息を友と調べに行った日のこと。

最後は、初めて行く小河川の河口域。

友は上流へガサしながらさかのぼる。


私は河口へとどまり釣りをする。



こう書くと、友がコショウダイ幼魚?を、私がマゴチ幼魚を手にして仲良く引き分けって思うでしょ?

世の中、そんなに甘くないのである。

私は、ずっとクサフグとたわむれ続け・・・トホホホホホ

「いろんなん採れたで~っ!」と友は意気揚々戻ってきた。
バケツの中は、他にもいろんな魚が・・・
「ナベカ、初めて採ったわ!」などと顔がゆるんどる。

その中から私には久しぶりだった魚を2種選んで撮影させてもらった。
まるっきりの完敗!
きびだんご2つもらった気分。

ま、この日、クサフグとばかりたわむれてたことが、結果次の日役に立つんだケドね。
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