私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヒナハゼが街にやってきた!

2019-09-28 10:03:15 | 通し回遊魚
2019年9月28日(土)

体長1cmほどのヒナハゼ成魚メス


とうとう私の街にもやってきた。
♬ ヒナハゼ is coming to town. 🎶


あれは忘れもしない先々週のいつだったか・・・忘れとるやないの!

「○○でヒナハゼ採れたよ!若魚4尾だけど」と、友からのメール。
何だとっ!
すぐにでも確かめねば!

(※ 念のため、採集した川とはまったく異なる川の景観を載せてます)

胴長ガサ、暑いし!
小さな若魚だから定着し繁殖してるかどうかわからんし!
台風過ぎて大雨降って流されとるかもしれんし!
干潮が夕方頃の方が楽じゃし!


と、ずいぶんほったらかしといて
やおら重い腰をあげ、ガサに出かけたのは一昨日のこと。

「いたっ!」友のいうポイントで実にアッサリひとすくいで4尾。
成魚メス1尾も採れたぞっ!

若魚は3尾。

この3兄弟、好き勝手てんでばらばらに泳ぎまくってからに!

恥ずかしながら少しマシなのがこの1枚。

成魚メスもそこそこ泳ぐケド


別のケースに入れてたら落ち着いてきた。


「よしよし、お母さん(このメスのこと)を入れてあげるね」
「だからいい子にするんだよ」


「わっちゃ~! お母さんがもっと好き勝手するんかいっ!」


3兄弟かまわんと自由気まま。
3兄弟がおとなしくなっても自分だけス~イスイ!


「も~っ! ええ大人なんだからシャンとせんなっ!」


さておき、このヒナハゼ、近年の海水温の上昇とともに黒潮にのり
どうやら瀬戸内海を東進して分布拡大中みたいなのである。

山口県や愛媛県南部ではとうの昔に定着・繁殖してて
『レッドデータブックまつやま2012』には
「瀬戸内海斜面では、現在のところ重信川が本種の分布東限であり、唯一の生息地である。」と書かれてる。
重信川は、愛媛県松山市に流れる一級河川。

広島県では、知人が安芸灘の川で、私らは燧灘の川で採集してたケド
わが街では、死滅回遊であろう小さな1尾を12月に採っただけ。
松山市よりわが街は東にある。
さらに分布を東へ東へと広げたことになるよなあ。

人知れず新たな生き物が侵入してるのは陸も水中も同じやね。
水の中は入り込まんと見えないだけに余計ややこしいね!

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