私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

アザミホソクチゾウムシ:アザミへの散歩Ⅲ

2021-04-28 10:52:40 | オトシブミ・チョッキリ・ゾウムシの仲間
2021年4月28日(水)

アザミホソクチゾウムシ 3mm前後の小さなゾウムシ

(20210423)

以前、アザミにたよって生きてる連中のことを書いたけど👇
アカマルノミハムシ:アザミへの散歩
オオゴボウゾウムシ?&ミスジミバエ?:アザミへの散歩Ⅱ
今日は、そのシリーズ第3弾。

ハムシやゾウムシの仲間はそれぞれ数百種もいて、それぞれがパートナーとする植物とともに生きてるみたい。
農家さんの育てる作物なんかも食べやすいからかなあ、大量発生したりもする。

外国から移入された農作物品種や観葉植物とともに入ってきて、虫だけが問題になったりもする。
つまり「人の役に立たない」「やっかいな」連中として扱われることが多いみたいなのだ。

釣り人が「役に立たない」「対象としない」魚たちを「外道」とか「エサとり」とか呼ぶのとよく似てる。
そうそう自分の都合だけで世界が回ってるのではないことくらい肌で感じてもらいたいもんだ。
自分の都合があるのと同じくらい相手にも都合があるくらいの節度をもてないもんかなあ。

先日も「セトウチサンショウウオ ペア 約8000円」なんて通信販売をいくつもみてしまったから余計哀しいわ。

でもって、私はそういう一見「役に立たない」「やっかいな」「小さくて気づきにくい」連中が愛おしい。
弱者を排除する世界は、いつ自分も排除されるのか、息苦しくてたまらない。

話がそれた。

撮影中、ナナホシテントウの幼虫がやってきた。


小ささがわかるでしょ?
この後、バトルがはじまる。
幼虫が覆いかぶさるから、固唾を飲んで見守ってたら、無事スタコラと脱出。
結構、固いんだな、きっと。

また、別のアザミでは交尾中


見ようによっては、アフリカサファリの雄大な風景を想像してしまう。

さてさて、なんとか安物コンデジでキレイに撮影できないものかと
「お忙しいところすんません」と、シャーレに落とし


2匹が再び集まり


協力もせず、我先にてんでんこにシャーレの壁を登り、君の勝ちだ!


このアザミホソクチゾウムシたちも、あれからほぼ一週間が過ぎ、もうほとんど姿を見せなくなった。
まさしく『旬の生き物』なんだよなあ。
こういう生き物なんてのをどんどん「俳句の季語」にしたらいいのにな。
コメント
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