私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

セトウチサンショウウオのオス2尾

2021-04-24 09:59:04 | 爬虫類・両生類
2021年4月24日(土)

セトウチサンショウウオのオス


大きさ12cmほどかな。


何ともいえないかわいらしさだ。

3月初旬のこと、今年もセトウチサンショウウオの産卵の様子を観察に出かけてた。

産卵場では、アカガエルの卵塊とともに2カ所で卵塊があり




そっと遮蔽物をよせてみると、その下からそれぞれの卵塊を守るオス2尾。


そっとすくって黒バットに入れてみる。
皮ふの弱いサンショウウオたち、低温ヤケドをさせてしまうからね。
まちがっても、あたたかいまま素手でさわらない、手を十分冷やすかネットでそっとすくうのがベスト。

体色の濃い小さめのオスと


体色の薄い少し大きめのオス


動転して動き回る2尾が重なる瞬間をパチリ!


では、体色の薄い少し大きめのオス




再度、体色の濃いオス


もちろん撮影後はそっともとの場所へ。
かわいいからとか珍しいからとか興味本位で持ち帰ったとしても簡単に飼育・繁殖できる生き物じゃないもんな。

とりあえず良かった!
今年もこの産卵場所は順調だ!
研究者や専門家さんに状況報告をしておこう!

なお、小型サンショウウオの仲間は、最近結構人気が出てきてることや
熱狂的なマニアさんもおられることから
場所が特定されるような画像は一切載せぬまま
産卵行動がひと段落し、オスもメスも山へと戻ったであろう頃に書くことにした。


『地域の生き物は地域が育んできた宝物』
希少な生き物の観察や採集は、地域の方々ににキチンと筋を通さないとね。
節度ある観察ならば、大概の場合、地域の方々もあたたかく歓迎してくれるから。
コメント
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