私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

キュウセン:白旗をあげて・・・の巻  釣査99種目

2017-07-03 06:54:57 | 海水魚
2017年7月1日(土) 南西漁港見聞釣録 その②

キュウセンの成魚である。


かなりな大物で、メスからオスへと性転換しはじめているところである。

私がハオコゼを釣り上げたちょうどそのとき
相棒の歓声が聞こえてきた。

「お父さん! 大きいよお!」
漁港の階段に仁王立ち、竿を大きく弓なりに曲げておられる。
1分近いヤリトリの後、見事に釣り上げたではないかっ!


いつも相棒、アッチへウロウロ、コッチへウロウロ動きまくって釣りをされる。
今回も竿だけもってうろついとったんである。
当然イケス代わりのバケツもないままに。

「コッチもハオコゼで忙しいんじゃ! はよ持ってこんと! さわんなよお!」
何十年ぶりだろうか? 彼女が走ってる姿を見たのは。

「何回もアタリがあったんよ。フグじゃと思うて言わんかったんよ」
「ふ~ん」
「まさかベラと思わんかったけえ・・・・・・」
と、口調はやさしそうだが、目が笑い、口元がひきつっとる。
きっと心の中では「ヤッター! 私の勝ちじゃ!」とほくそ笑んどるに違いないわ。

コイツ百戦錬磨とは言わないにしてもしたたかな九十九戦錬磨なのである。
いずれにしてもハオコゼとキュウセンでは勝ち目はない。
おとなしく白旗をあげて、休戦を申し出るしかないのである。

なんせ観察ケースにギリギリ入る大きさだったのだから。


さておき、キュウセン(私の地方ではギザミという)について。
冒頭に書いたように性転換が得意なベラのなかまである。
大きく成長したものが性転換し二次オスになることで、たくさんの子孫を残そうという作戦である。

追記:9月23日にオスを釣った。2ヶ月かかってやっと・・・・・・


夜は砂にもぐって眠る、という健全な生活をされる。



そんな彼らも最近は海水温上昇によってササノハベラなどの南方系のベラに圧されつつあるという。

我が家の釣りバトルと同じじゃないかっ!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハオコゼ:あまりにあっけなく・・・の巻  釣査98種目

2017-07-03 06:46:50 | 周縁魚
2017年7月1日(土) 南西漁港見聞釣録 その①

ハオコゼの成魚である。


タナゴ竿での釣果もいよいよ98種目を迎えたケド。

ハオコゼの紹介はおととい書いたばかりなので気も進まん。
ま、釣れたもんはしょうない。(なんか書くと釣れるんよなあ)

半夏生の日。
暑くてたまらん中、昼には帰るつもりで
昨年の秋から何度か通った
クサフグとアカオビシマハゼばっかおる漁港へと向かった。

こんな所でクサフグの総攻撃をさけながら


釣りをしてて見つけてしまった。

顔の前にイソゴカイをそっと落とし・・・・・・パクッ!


釣れたんである。

も1匹見つけ、そっと落とし・・・・・・パクッ!


釣れたんである。

あっけないにもほどがあろうに!

背ビレ・胸ビレなんかに毒があるので、バケツの上でハリスを切る。
吻にハリがついたままにして、釣り再開!

なんやかんや釣って、そろそろ撮影しよか・・・・・・
2匹ともキレイにハリを吐き出しとったんである。

「へえ~っ、無理矢理ハリはずししなくてもいいんだ!」
それなら釣った魚をあまり傷めずにすむじゃないか!
サルカンの所で切れば、も1回ハリも結べるし・・・・・・(セコロ爺ですな)

そのことが一番の収穫じゃった。
ほかの魚でも試さんといけんな。

そして1匹目を釣りあげ自慢しようと顔をあげたとき、右手20m先から相棒のキャーキャー声が・・・・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする