私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

忍びよる侵入者 ヒナハゼ の巻:夏の干潟の魚たち⑭

2017-07-07 17:40:25 | 夏の干潟の魚たち
ヒナハゼのオスである。


4年前の夏、初めて出会った。
瀬戸内の島に流れる小さな川の下流域でのこと。

小さくて市松模様がカワイクて、丈夫で飼育しやすいそうだ。
なのでペットショップで観賞魚として売られていたりもする。

特に口の小さいメスはカワイイ。


沖縄など暖かい地域の河川下流域では当たり前のようにいるそうだケド・・・・・・。
まさか、瀬戸内の広島県東部の島で出会うとは・・・・・・。

ネットで調べて見ると
「海水温上昇の影響で南方系の魚たちが黒潮にのって分布を広げている一例」らしい。

ムムムッ・・・・・・!
こういう場合はもともといなかったのだから「在来種」じゃないよね?
人為的な移動であると明確にいえないので「国内外来魚」とか「国内移入種」とも呼べないよね?
なんて呼べばいいんだろ? と思いつつ・・・・・・

その後も山口県のこんな川や


広島県東部の2ヶ所で採集したのである。


「冬を越せない死滅回遊とちゃうか?」と最初はたかをくくっていたのだが・・・・・・
どうやら「どっか暖かいところで冬越ししてるとしか思えない」のである。

冬も水温が安定して高い所を妄想してみると
温排水を安定して流すであろう発電所や大きな工場なのだ。

やってみたのである。
1月に。
火力発電所近くの小さな河川で。

もちろん、カラブリなのであった。
おかげでそのときクボハゼに出会えたんだけどね。




コメント
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