漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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ラカイン州シットウェー

2015年01月13日 01時00分28秒 | Weblog
ラカイン州にあるSittweに1泊2日で行って来ました。
ここは,2011年にムスリムと現地の民族間で紛争があった
という理由から,
あまり治安が良くないこともあり,
無事に戻って来てからブログに書くつもりでした。

まあ,昨夜のホテルはネットが繋がらなかったけど…

そこは,本当に田舎でした。
行った目的は,聞き取り調査1件目の企業が
Sittweに工場を持っており,
またエビ養殖が行われていることも事前に分かっていたので
聞き取り調査の日に対応してくれそうなら行く
ということにしていました。

通訳さんと現地の旅行会社にいる日本人の方のお陰で
無事に行って戻って来ました。

事前に養殖場へ行くこと,カヌーに乗ることは分かっていました。

昨夜は工場のナンバー2の人が迎えに来てくれて
ホテルにチェックイン。
今朝は7時に出発しました。

30分くらいして,ブローカーの所に着きました。

ブローカーの人が現地に詳しいので案内を頼んでいた様ですが,
彼は逆にSittweに行っておりまして
30分くらい待っていました。

いざ,カヌーに加藤先生,私,通訳,ナンバー2が乗り,
ブローカーが漕いでくれました。
のんびり30分くらいゆられて,到着したのは
川の支流をせき止めている土手でした。

つまり,私はカヌーで養殖場に向かっていると思っていた
(加藤先生もそう思ってらした)
のが,実は養殖場をカヌーで進んでいたのです。
それほど大きな養殖場でした。

土手の水門は人力で開け閉め出来る様になっていました。
そりゃー,びっくりしましたよ。

次に,これから養殖場にするために
土手を人力で造っている所を見ました。

ヤンゴンで「もっと養殖したエビが欲しいけど技術と資本がない」
と言っていた理由も分かりました。

川を利用するので技術もいるし,
土手も立派にしないとダメなので資本がいるのです。

加藤先生がその辺りの地図が欲しいとおっしゃっていたのですが,
ミャンマーでは,詳細な地図は公開していないらしいです。
という訳で入手出来ませんでした。

3輪のトラックに人がいっぱい乗っていたり(バスらしい),
トラックに乗っている人がブタの子供を抱いていたり
(ちゃんと写真に撮れました)
なんとも,「いつの時代なんだ」な雰囲気を堪能しました。

そして,今朝のホテルでの出来事。
6:30からホテル内で朝食の予定だったので
準備も済ませ,さあ出かけようと思ったら,
水の流れる音がしました。

隣の人がシャワーを浴びているのかと思ったら
エアコンから水があふれていました。
まさに「滝の様に」流れていましたが,どうすることも出来ません。
とりあえず荷物をベッドの上に載せました。
部屋の半分が水浸し。
直前までエアコンの下の机には色々置いてあったのですが
全部,身につけた後だったので自分の被害は靴下がぬれたくらい。

朝食中にホテルの人がモップかなんかで適当に拭いた様で,
部屋に戻ると「ノー・プロブレム」と言われました。

いや「プロブレムなのは,そちらの方なんだけど」と思いつつ
7時に出発だったし,そのまま出かけました。
ぎりぎりのタイミングの水漏れで良かったです。
びっくりしました。

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