漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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優しい先生,厳しい先生

2012年04月11日 00時11分28秒 | Weblog
今年度から初めての院生が研究室に来ました。
彼は,学部で「最も厳しい」と言われる研究室の出身です。
朝は私よりも早く(私が遅いだけか・・)研究室に来て
勉強に励んでいます。

私は,基本的に昼前に出勤し,
みんなが大学にいる間に雑用を片付け,
夕方以降に自分の研究にいそしむサイクルなので
夜帰るのは,たいがい学部で一番遅いです。

そんな中,今日初めての卒業論文のゼミがありました。
一通り,研究室の決まり事や
卒業論文執筆のスケジュールを説明した後,
来週は,先輩の卒業論文の中から
興味のあるものを選んでまとめるという課題を
3人(ゼミ生は7人)選んで終わりました。

ゼミが終わると,課題を選ぶどころか
先輩の卒業論文を見もせずに4年生は帰って行きました。

院生は,びっくりした様子で,
「良いのですか?放っておいて」と私に言いました。

私は
「やる気のない学生にあれこれ世話をやく様な
 無駄なエネルギーの使い方はしないの」と言いました。
彼は,何となく納得のいかない様子。

これでは,私がまるで無責任な感じだったので,
私自身も基本的に自由放任の中で研究して来たし,
それで脱落する人も見てきた。
だから,自分で何とかする気のない人に手間はかけない。

と説明しました。

考えてみると,彼の出身の研究室の先生は
「優しい先生」だったのかもしれない。
そして,私は「厳しい先生」なのかも。

方針を変える気は全くありませんけどね。
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