雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

アッパレ! マツダのディ-ゼル

2016年03月09日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

国土交通省が、国産のディーゼル6車種を実際の道路で走らせて試験したところ、マツダの「デミオ」と「CX-5]だけが排ガス基準の0.5~1.3倍で、10倍を越えるものがある中で圧倒的な差をつけたそうです。 他の4車種は、ローラの上を走る室内実験に焦点を絞っているようで、室内試験では、ほぼ基準を満たしているそうです。 室内での試験にだけ焦点をあてて、ヤリスギたのがVWで、これはローラの上でステアリングは動かない、ブレーキも踏まれない等、ローラの上である事を検知すると綺麗な排気ガスを出すという、ケアレスミスの類よりは悪質な欺瞞行為でした。

マツダの特長は、NOXの回収装置など付けずに最初から圧縮率を下げてNOXを出さない事を狙ったそうですが、ディーゼル・エンジンの原理の一つは高圧縮の自然着火ですから、その常識から脱して圧縮率を下げてみるというのは冒険であったことでしょう。 「世間の常識」と言う呪縛は、結構強いのです。 「バカの壁」とでもいう壁を飛び越えるのはできそうでできない。 NOXが発生した後の後始末でなく発生させない。 病気も発症した後の治療より予防、犯罪も発生した後の捜査よりは防犯、弊社のPDCE避雷針も落雷を招いた後の後始末より落雷自体を発生しないようにする。。。同じ思想です。 分野が異なっていても正しい考えは共通するものがあるのです。 後始末よりは予防なのです。

エンジン技術が専門のある大学教授の言葉で「真面目にエンジンを研究しているメーカはマツダだけ」。これも納得の言葉です。 世の中、ハイブリッドが流行っていますが、私はハイブリッド大嫌いなんです。 電気モータとエンジンの組合わせは出力の特性から言えば、ピッタリの相性である事は理解しますが、私の場合、人一人を移動させるだけの手段としては仕組み、機構が大げさすぎるのです。 

もっと、エンジンを改良し、行きつくところまで行ったらハイブリッドと言うなら分かりますが、エンジン自体の改良に力を入れずにハイブリッドに逃げる姿勢が気に食わないのです。 私にとっては、エンジンというのは芸術作品であって、芸術で手抜きをするような輩は芸術家ではない。。。と、偉そうに言いましたら、息子から「お父さんも一人が移動するだけの車に3500cc のエンジンは不要だよ」と逆襲されてしまいました。 私、排気量が大きめ車が好きなんです。

ディーゼル・エンジンの故郷はドイツ。 そのドイツで、内燃機関の研究で知られるアーヘン工科大学にはマツダのエンジンが飾られているそうです。 ロータリー・エンジンを撤退した時にマツダはどうなってしまうのか余計な心配をしましたが、ロータリーを撤退しても、ディーゼルで世界一になるとは、技術で勝負するマツダは日本の誇りです。 

新型のハイブリッド、新車登録でトップだそうで、まあ、一般大衆に芸術は分からないでしょうね。。それを見越した、ハイブリッドのマーケティング戦略は大したものです。 それが行き過ぎると、VWのように素人ドライバーなど、何も分からないであろうと人を喰ったズルをするようになります。 VWの物を作るプライドの片鱗も見られない行為は、情けない限りです。 そんな時期だけにマツダが光って見えます。 アッパレ! です。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
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落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
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セスナまでグラスコックピットに

2016年03月08日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

若い頃、パイロットになりたかったのですが、近視であきらめました。 しかし、飛行機を操縦する夢は消えた事は無く、幸いにも飛行機の操縦や航空管制を題材にした本は幾つもあり、それらを何冊も読んで、理屈と手順についての知識は簡単に得られます。 そんな教材の中で、気楽に眺められるのがイカロス出版の「飛行機操縦のABC」です。

最近流行りのグラスコックピットが、何と! セスナ( 172S)にまで及んでいるのです。 基本的な計器の役割のPFD(プライマリー・フライト・ディスプレイ)と航法用の情報などを表示するMFD(マルチ・ファンクション・ディスプレイ)の二つの大きなスクリーンに必要な情報が表示されます。 セスナのような小型機にはレーダなど搭載していませんが、地図の上に自分の位置や周囲の山岳、そこで自分の高度よりも高い部分は赤色で表示されます。大型ジェット旅客機では、沢山の計器がディスプレィに置き換えられたグラス・コックピットが普通ですが、セスナのような小型機にさえ、グラス・コックピットが付くようになりました。

グラスコックピットは、航空機製造会社【セスナ】ではなく、専門の会社(ガーミン社)があり、この会社、一度原型を作ってしまえば、後はエンジンの数しか違わないのですからいい商売です。 また、フライトシュミレータを作るのもグラスコックピットであれば、少なくとも操縦室周りはできているのですから、比較的楽な話です。

ディスプレイに表示される、高度、速度、姿勢等、全て独立した項目ですから、これを一つのディスプレィに表示する制御プログラムは、それらを並列的に処理しているのか、直列的に順番に処理しているのか、表示の処理の仕方のような細かな所に興味が向いてしまうのは、昔、並列コンピュータの開発に失敗した後遺症のようです。 一つのプロセッサーの中に複数のコアが入るようになりましたから、このディスプレィに独立した各種の情報をリアルタイムで表示することはそれほど困難ではないでしょう。

色々ん分野で改革は進んでいるものですね。。。

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山形でアマチュア無線愛好家の勉強会に参加してきました

2016年03月07日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

アマチュア無線の愛好家の方々の山形での集まりに参加してきました。 聞くところでは、アマチュア無線の愛好家は「絶滅危惧種」とかで、高齢化が進み若い世代がこの趣味にはあまり参入してこないようです。 40名近くの参加者は、なるほど、私と同年代かそれ以上の方で、若い方は多くはありませんでした。 参加者の年齢だけで、これは何の集まり? と思えば、やはり老人会、あるいは老人会予備軍の集まりにしか見えない集まりでした。 

ここに日本の将来の危機を感じるのは、アマチュア無線を趣味とする方々は、電気、無線の知識を有する方々で、勉強し、試験を受けて免許を取得する行為自体が日本のエレクトロニクス産業を下支えして発達させる原動力になってきたのです。 この初老の方々の若き日は日本がエレクトロニクスで世界に頭角を現した時代と重なります。 以前、秋葉原の電気街で最近は半田ゴテを買いに来る小学生などいなくなってしまった。。との話を聞きました。 私も、昔は「ラジオ少年」で、鉱石ラジオから始まり、3球、5球スーパーと自作するラジオのレベルを友人と競い合ったものでした。 子供の頃からのこうした趣味は、電子工学への興味となり、日本の産業を実は支えてきたのです。 私の世代は、東芝、日電、日立、松下、ソニーなど会社が元気であった頃、第一線で活躍した人達ですが、その多くはラジオ少年であったりアマチュア無線で腕を上げた人達なのです。

最近の子供たち【大人までが】メーカが作り上げたゲームに夢中になり、その腕を上げた所で何のスキルにも役立ちません。 そんな若い世代よりも、自分で電子工学、無線工学を勉強したアマチュア無線の年代の方がよっぽども立派です。 物を作る喜び、それがメーカでの開発技術者につながっていた事は間違いありません。 ところが、日本の会社も開発力が弱まり、電気、エレクトロニクス関連では元気のない会社ばかりになってしまいました。 一つの原因は、この業界にもの作りを少年時代からしてきたセンスのある若きエンジニアが日本からいなくなってきた事にもよるのではないでしょうか? もの作りもハードからゲームのようなソフトへと変化しているのです。

日曜日に集まって話を聞く好奇心。 これが大事なのです。 生活年齢は歳をとっても、新しい事の話には興味を持って聞きに集まる。 この好奇心をいつまでも忘れずに元気で活躍して欲しいものです。 新しいものに興味を持ち続ける間は「老化」は進行しません。 生活年齢だけは若いくせに、心は「老人」になってしまったような若い世代に「渇!」を与える位、ジジイ世代の活躍は日本にとって重要であると思った一日でした。(ついでに、アマチュア無線の方たちは地元の自治体と協定し、災害発生時の通信手段として世の中を支えています。)

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残念でした!  国土強靭化 貢献企業の認定

2016年03月04日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

このところ誤解が続き、昨日は大地震が発生した場合の行動について、本日は、国土強靭化貢献企業の認証についての誤解です。

国土強靭化について、国による認証制度が始まると言うので、期待していましたら、私の期待は大外れでした。 国土強靭化が対象とする災害は、地震、津波、大規模な風水害、火山噴火のような派手な大災害のようで、災害としては極めてローカルな雷害は眼中にないようです。 国土強靭化に貢献すると言えば、その様な災害に対抗する手段を提供する側の製品やサービスが認証の対象かと期待しました。 弊社のPDCE避雷針も900基弱が既に利用され、年内1000基にはなるでしょうから、その場所を落雷被害から護っているのは国土強靭化に約に立っているとの自信はあります。

しかし、認定の対象は、災害対策の製品やサービスではなくて、一般企業が単にBCP【企業継続プログラム】を制定しているか否かで認証されるとのことです。 BCPというのは、どんな大災害が発生して社会に混乱が生じようとも、企業活動を一定程度、継続させるための計画ですから、その対策が確立している会社と何もしていない会社では、災害に強い社会を作るための貢献度は異なります。 ということで、BCP策定済みの企業に対して「国土強靭化認証」を与えるそうです。

地震や津波などの大災害には弊社はお役に立てませんが、雷害対策では世の中の役に立っている。。という事実は残念ながら今回の認証制度の対象ではありませんでした。   残念!!

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大きな誤解   大地震での食糧備蓄

2016年03月03日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先日、東京都危機管理監によるセミナーを聴いてきました。 リスクマネジメントの話かと思っていましたら、リスクマネジメントは発災する前に発生した場合のリスクに付いて研究/対処をしておくもので、危機管理監のお仕事は「クライシシ・マネジメント」。 地震が発生した後の混乱をいかに乗り切って当面の救助活動を遅滞なく進めるかという事だそうで、3.11 の時には陸上自衛隊の補給を指揮するお立場にあった経験で東京都の危機管理をされているそうです。

ここで、私は大きな誤解をしていた事に気が付きました。 東京で大地震が発生すると、全国各地から駆けつける事のできる消防/警察/自衛隊の総数は約10万人だそうです。 この10万人が活動するためには、なるべく移動の障害が少ない事が重要で、地震発生時に会社勤めの人が家に帰ろうとすると、電車は動いていませんから路上に何百万の人が溢れ出て帰途につくと救助活動の妨げになる。 そこで、3日間くらいはオフィスにいられる状態であれば、家に帰ろうとせずにオフィスに留まってくれ。。。そのためのオフィスでの食糧備蓄だそうです。

弊社にもミリメシを何日分か備えていますが、電車が止まって帰宅できないから会社に留まるのでは無く、とにかく発災したらオフィスに留まって交通の邪魔にならない事を期待されているとは思いませんでした。 「へぇ~、初めて聞いた」と思ったのは、弊社では私だけではありませんでした。 本屋さんにも「帰宅困難者のための地図」など売っていまして、交通機関が止まっても自力で帰れという。。そのための地図が販売されています。 しかし、積極的に帰宅しようとしてはいけないのだそうです。 皆さん、御存知でした?  もし、本当に3日間、会社に留まるのであれば食糧の話だけでなく、3日間も椅子に座っている訳にも行きませんから、横になるための、寝袋、マット、簡易ベッドなども必要になります。

横浜で起業した理由の一つに、都内のオフィスで大地震に遭ったら、多摩川/鶴見川の二つの川を越えなければ横浜に戻れません。 橋も電車の鉄橋も落ちてしまえば、あの二つの川を渡るのは大変。 ということで、事務所は東京でなく横浜にしました。 と言いながら、やはり営業で都内には毎日のように出かけていますが。。。大地震、いつかは発生するのでしょうが、なるべく深夜、社会活動が低レベルで交通量も少なく、ほとんどの人が在宅の時に発生してくれる事を願っています。

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零戦神話の虚像と真実  清水政彦 x 渡邉吉之  宝島社

2016年03月02日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

金融法務を専門とする弁護士でありながら航空機と戦史についての研究をライフワークとする清水さんと航空自衛隊のF15Jのパイロットであった渡邊さんとの対談形式で空中戦、とりわけ零戦にまつわる話を分析しているのですが、清水さん、素人と言いながら流石に弁護士。 細かな事を調べ上げる調査力はただの素人ではありません。

零戦や大和についての話は、敗戦の負け惜しみなのか、かなり自画自賛的な話が多く、そんなに強い戦闘機がありながらどうして戦争に負けたのか? アチラコチラに「大本営発表」が散りばめられた零戦神話であったようです。  零戦は、武骨で荒々しい米国の戦闘機に比べると、工芸品のように美しすぎて弱弱しく、武器/兵器と言う観点からは、生産性、互換性、耐久性が大事で「戦争の道具」としては線が細すぎます。 デザインに曲線など使わずに直線で構成した方が現場での修理は楽でしょう。 自画自賛は心地良いでしょうが、何事も100%の完璧はあり得ないのですから、良い点/悪い点を客観的に評価せねばなりません。

零戦は三菱による開発ですが、生産数は中島飛行機の方が多く、三菱製と中島製の同じ零戦でも全ての部品が完全互換ではなかったというオドロキの話を読んだ事がありますが、やはりそうであろうと納得なのは、格納庫もない南方の飛行場で野ざらしにされた零戦は、3か月もすると壊れてしまったそうです。 強烈な日差し、毎日のスコール、温度と湿度の高い場所は精密機械には苦手な環境なのです。 

成田空港の端に航空博物館があり、息子が小さい時に良く行きました。 しかし、行くたびに悲しくなるのが屋外展示で野ざらしにされた YS-11 が行くたびに状態が悪くなっているのです。 それに比べると、ワシントンDCのスミソニアン博物館、巨大な建物に往年の名機が多数、屋内展示で保管されているのです。 日本は豊かになったとは言え、産業機械の展示については貧しい国です。日本にもスミソニアン博物館に匹敵するような航空博物館が欲しいものです。

零戦の撃墜王、酒井三郎さんの話の中にも 20mm機銃は発射の初速に比べて弾丸の重量が重く、弾道が下を向いてしまう「ションベン弾」であるため、 7.7mm機銃の方が良かったとの話がありましたが、7.7mm機銃も悲しいかな、弾丸が軽過ぎて命中した時の角度によってははね返されてしまうものであったそうです。  3次元を高速で移動しながらの撃ち合い、空中戦での機銃など命中するものではないと言う元戦闘機パイロットのご意見はもっともです。

機銃の弾丸の中には数発に1発、光を放つ曳光弾があり、弾丸の軌道が光って見えて分かり易いのですが、これも弾道の特性が異なるために、必ずしも全ての弾丸の軌跡を表わしてはいないため、曳光弾の軌跡を標準の目当てに使用してはならないようで、すると何のための曳光弾? ということになります。 そういえば、陸上自衛隊の攻撃ヘリ AH47 も以前は機首の30mm機銃は曳光弾を発射し、富士総火演の見世物としては派手で良かったのですが、最近は曳光弾を含まないので発射している事が分かり難く見世物としては全く迫力に欠け、総火演は、見世物なのですから機関銃の発射が良く分かる曳光弾にして欲しいと以前、ブログに書いた事があります。

それにしても第二次大戦中の武器の性能や用兵のことは問題だらけ。 現場の方達はさぞ大変であったことでしょう。 清水さんと渡邉さんの事細かな分析に関心しました。

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介護保険証をもらいました

2016年03月01日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

今月、誕生日を迎えると介護保険の対象となるようで、区役所から介護保険証が送られてきました。 しかし、このようなものの御厄介にはなりたくありませんね。 受取っても少しも嬉しくありません。

両親の介護を経験して思いましたが、痴呆症で何も分からなくなるのは、家族は別として本人は幸せです。父はこの部類でした。 母は最後まで意識はシッカリしていながら半身不随となりましたが、見舞に行くと、体に取り付けられたパイプを外してくれと片方の動く手で懸命にジェスチュアーで頼むのです。 外すと言う事は死を意味しますから勝手にはできません。 母は物静かな性格でしたが、私が頼まれてもそのとおりにしないので、癇癪を起こしたり泣いたりするので見舞に行くのは辛いことでした。 

老人病院、介護施設、色々と経験しましたが、病気の治療と異なり、介護では回復の見込みは無いのです。 年寄りが楽しげに昔話をしているような風景は何処にも無く、精神的にも不活発になった老人がただ押し黙っている静かな空間。 パイプに繋がれて生命が維持されているだけのヒンヤリとした雰囲気の「生体安置所」のような病室。 ああいう介護の世話にはなりたくはありません。 しかし、だれしも望んでその様な状態になった訳でも無く、仕方のない光景ではあります。

これは介護を受けている方を非難したり、他人に示唆したりするのではなく、全く自分自身を対象とした事で、誤解して欲しくないのですが、私はこのような介護保険証よりは、「安楽死優待券」【ある訳ないですが】、あるいは青酸カリの現物支給のほうがよっぽどアリガタイと思います。 

若い人口が減り、年寄りばかりが増えていくなかで、意識の無くなった状態を人工的に続ける事を強制せず、自分の事は自分で決めさせてもらいたい。 それも、自分で決められる意識、判断力が機能するうちにと思います。 限りがあるからこそ今が大事。 人生の大切さを理解しての上で、終わり方の選択は個人に任せていただきたいものです。

朝っぱらから重い話しでスミマセン。

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