雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

天候異変と国土強靭化

2016年03月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

昨年末の週間ダイアモンド【12月5日】に「暴れる地球」と言う特集があった事は以前、紹介させていただきました。 その天候の異変に落雷は含まれていませんでしたが、実は落雷は数だけでなく、雷電流の強さも以前より大きなものが目立っています。 そう言う大電流を受けると、トンデモナイ事故が発生します。 韓国のソウルで斜張橋のケーブルが損傷し、橋の強度が劣化したために交通規制となりました。 60階建てに相当する192mの主塔2塔から構成される立派な橋です。 横浜で言えば、ベイブリッジの様な大型の橋です。

普通ならば起きない、今までの経験で言えばあり得ない、そんな事が起きてから「想定外」と簡単に言いますが、リスクに敏感な目から見れば危ない構造は至る所にあります。 最近は、地震対策が普通になり免振/制振を取り入れた建物が普通になってきましたが、まだまだ配慮が足りないのは浸水対策です。 何処のビルも地下に通じるエレベータや階段は、1階の床からオープンな構造になっているところが多いのですが、地下に降りる部分の3面は腰壁にし、エレベータ/階段に入口の部分には防水板を張れる構造にしておくべきです。 都心であっても50cm程度の浸水は十分に有り得る事で、その場合、オープンな構造であれば地下へと濁流が流れ込みます。 この程度の対策に必要な費用は建物全体の費用に比べればゴミのまたゴミ、些細な金額でできるのです。 自分では、特に心配性とは思っていませんが、こういう災害に無神経な設計を見ると腹が立ちます。

先日もNHKで福島の原発事故のドラマをやっていましたが、馬鹿馬鹿しくて途中で見るのを止めました。 非常電源【発電装置】は、地上よりも高い所に配置しておかねばならないのを水没するような位置に置き続けてきた無神経ぶりは呆れるばかりです。 あれは津波と言う天災による事故ではなく、無防備による人災です。 原因の究明も行われないので原発の再稼働は反対と言う方もおられますが、原因などハッキリしています。 単なる無防備です。 世の中には「危険不感症」とでも呼ぶべき病気にかかった人が大勢いて、今まで何ともななかったからこれで大丈夫! と思い込んでいる施設が多々あります。

「避雷針」もその一つで、これさえ付けておけば安心と思っている方が多いのですが、弊社のお客様の多くは、避雷針に当然のことながら落雷した電流で機器が壊されているのです。 国土強靭化、災害に強い国土/施設を作ろうと言う場合、「危険不感症」の人ばかり大勢集めても意味がありません。 危険に敏感な感性を持った人がチェックすべきです。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする